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2016/01/22 17:59
舞台「戦国BASARA4 皇」が開幕 塩野瑛久「原作以上に素晴らしいもの作り上げたい」
人気ゲームを原作とした舞台シリーズ最新作、舞台「戦国BASARA4 皇」が21日にZeppブルーシアター六本木にて開幕。初日公演前には公開ゲネプロとキャスト陣による舞台挨拶が行われた。
同舞台は、カプコンの人気ゲームソフト「戦国BASARA」を原作とした舞台で、09年の初演以降、大迫力の殺陣と個性豊かな戦国武将が繰り広げるドラマ折り重なり、人気を集めるシリーズ作品。
今作では、新キャストとして、伊達政宗役に塩野瑛久、片倉小十郎役に井上正大、猿飛佐助役に椎名鯛造、長曾我部元親役に白又敦、千利休役に寿里らが参戦。また、シリーズレギュラー陣・真田幸村役の松村龍之介や毛利元就役の小谷嘉一、舞台「戦国BASARA3 宴」以来の出演となる松永久秀役の松田賢二も登場。さらに花を添える女性キャストとして、鶴姫役に川村ゆきえ、雑賀孫市役に護あさなが加わり、総勢13名の武将が舞台で競演。また、戦国BASARA10周年記念テーマソング『時を超えて』を歌うSOLIDEMOから、ゲストキャストとして中山優貴と山口智也が出演。英語を駆使したバイリンガル・ドラゴンの伊達政宗や、熱血男子の真田幸村、二重人格の茶人サイキッカー・千利休をはじめ、個性豊かな武将たちが舞台を駆け巡る。
今回、シリーズ初参加の塩野は「僕自身「戦国BASARA」シリーズは大好きな作品。僕たち3次元の人間が舞台をやるといことで、原作も本当に素晴らしいんですけど、それ以上に素晴らしいものを作り上げられたらなと思っております」と意気込みを語ると、同じく初参加の井上も「初参戦ということでとてもワクワクしております。原作でとても魅力のある片倉小十郎像を壊さないように、そしてより魅力のあるキャラクターになるよう、今日から千秋楽まで頑張ってまいります!」と力強く宣言し、さらに椎名が「たくさんの方がこれまでのシリーズに携わってますが、たくさんのお客様に見ていただき、楽しんで帰ってもらえるような作品なっていると思っていますので、その一部になれるように千秋楽まで怪我せずに熱く走り抜こうと思っております」とコメント。
前回に引き続き真田幸村を演じる松村は「「戦国BASARA4 皇」ということで、最新作のゲームのタイトルを引っ提げての公演となります。自分も新キャスト、新武将のみなさんを迎える立場になってしまいましたが、みんな同じ土俵で、今日から走り抜いて、戦い抜いていきたいと思います」と語る。初日公演で「戦国BASARA」シリーズ100回目の出演となる小谷は「気が付いたら、キャストの中で一番の古株になってしまって……。今回はキャストの顔ぶれもガラッと変わって、去年の夏のコラボ舞台「戦国BASARA vs Devil May Cry」を除くとちょうど10作品目。記念すべき新たなスタートになるんじゃないかと思います」とコメント。
また白又が「「戦国BASARA」シリーズは歴史のある作品で、僕が演じる長曾我部元親は今回で4代目。先代の先輩に負けないように、カッコイイ素敵な長曾我部を演じて、最後まで盛り上げていきたいと思います」と語ると、長曾我部元親親衛隊としてゲスト出演するSOLIDEMOの二人も「元親アニキをしっかり支えて、一人でも多くの方に楽しんでいただけるように全力で頑張っていきたい」(中山)、「『戦国BASARA」シリーズに参加できることがとても嬉しいです。そしてとても緊張しております!アニキを全力でサポートできるよう、精いっぱい頑張っていきたいです!」と意気込む。
昨年夏に発売された原作ゲーム「戦国BASARA4 皇」から新キャラクターとして登場した、千利休を演じる寿里は「役としての重圧、戦国BASARAの歴史の中で重要な役割を任せていただいているというプレッシャーを楽しみながら、公演を進めていけたらと思います。カンパニー全員でぶつかっていくので、応援よろしくお願いします」とコメント。女性キャストの中で、初参加となる護は「『戦国BASARA』は発売当初からやっていたので、まさか自分がこうやって孫市になってこの舞台に立てるとは思ってなかったので、本当に今日初日を迎えることができて幸せです。3代目孫市として、カッコ良く続けていけたら」と原作ファンとして舞台に立つ喜びを語った。
舞台では、ゲーム「戦国BASARA」の世界観はそのまま、色鮮やかな衣装を着た個性豊かな武将たちが、ゲームのモーションや必殺技を忠実に再現し、ステージを飛び回り、大迫力の殺陣やアクションで魅せる。特に、塩野が演じる伊達政宗が六爪を縦横無尽に操り戦う姿は圧巻。今作は、原作ゲーム「戦国BASARA4 皇」をベースにしつつ、オリジナルのストーリー展開で、それぞれの武将の生き様、物語、結末が描かれる。大迫力の殺陣やアクションはもちろん、思わず笑ってしまうようなコミカルなシーンも随所に盛り込まれ、観る者を飽きさせない。
英語を駆使するクールな伊達政宗や、熱くなると周りが見えなくなり突進してしまう真田幸村、争いを嫌うワビ助に好戦的なサビ助と二人の人格が入れ替わる千利休、表情がコロコロと変わるキュートな鶴姫など、登場する武将たちのキャラクターも濃く、原作ファンはもちろんのこと、原作を知らない人でも十分に楽しめる演出が満載のステージだ。舞台ならではのオリジナルストーリーの行く末は、ぜひ劇場で確かめてほしい。
舞台「戦国BASARA4 皇」は、【東京公演】1月21日(木)〜1月31日(日)までZeppブルーシアター六本木、【大阪公演】2月5日(金)〜2月7日(日)サンケイホールブリーゼにて上演される。