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2015/12/14 17:11
竹内涼真『仮面ライダー』卒業に「10年後もまたみんなで帰ってきたい!」
『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』が、12日に公開初日を迎え、東京・丸の内TOEIにて初日舞台挨拶を行った。『仮面ライダーゴースト』チームから西銘駿、大沢ひかる、山本涼介、柳 喬之、西村和彦、『仮面ライダードライブ』チームから竹内涼真、内田理央、上遠野太洸、稲葉友、そして劇場版ゲストのケンドーコバヤシ、シソンヌが登壇。
前回シリーズの仮面ライダーと今作の仮面ライダーが映画の中で共演するクロスオーバー作品『超MOVIE大戦』シリーズの第7作目。今作では、父から子へのメッセージが一つのテーマになっているということで、『仮面ライダーゴースト』で主人公・天空寺タケルを演じる西銘は「この映画は親子の絆がテーマ。僕も今、東京に住んでいて沖縄の両親とは離れて暮らしているのですが、最近になって両親に感謝することがすごく増えた」と語り、「やっぱり子供というのは、両親に感謝しながら生きていってほしいなと思っています」と自身の体験を重ねて想いを語る。西銘の言葉に真っ先に拍手を贈っていた『仮面ライダードライブ』の主人公・泊進之介役・竹内は「西村さん演じるタケルの父・龍さんががめちゃくちゃカッコイイんです。僕も子供ができたらああいう風にしつけたいなって。“子供はお父さんの言うことをしっかりと聞きなさい!”ということをこの映画で伝えたい」と力強くコメント。
劇中のタケルと進之介が10年前にタイムスリップするというというエピソードにかけて、自身の10年前について聞かれると、西銘は「10年前というと…小学1年生の頃か…」とつぶやくと、会場からは驚きの声があがり、その若さに『ドライブ』のヒロイン・詩島霧子役の内田も驚きを隠せない様子。そんな中、西銘は「当時、アンガールズさんが流行っていたときで、お正月にお兄ちゃんと一緒に、“じゃんがじゃんが〜”やって、親戚のおじさん方を笑わせてました」と笑顔でコメント。『ゴースト』のヒロイン・月村アカリ役の大沢は「小5とかですね。昨日、勉強机を漁ったら、作文がでてきて。将来の夢として、“小学校の先生”と“保育士”、“パティシエ”、“客室乗務員”、“マジシャン”、“お笑い芸人”になりたいって書いてあって、ビックリしました(笑)」と、夢多き少女だったことを告白。
『ゴースト』で深海マコトを演じる山本は、「10歳のころは、サッカーに夢中でした。僕のチームは強くて、僕より大きくて上手いキーパーもいなかったので、プロになれると思ってました」と苦笑いしつつ、「でも、この仕事を始めてからの夢だったヒーローにはなれたので、また違う夢が叶えられた」とコメント。さらに『ゴースト』の御成役・柳は「当時は高校1年生で、バスケをやってました。ずっと優勝とかしているような強豪校だったんですが、僕達の代では一回も優勝できなくて、稀に見る『氷河期』って言われてました」と自虐コメントで会場を沸かす。
一方、『ドライブ』チームの竹内は「僕もずっとサッカー選手を目指していて。夢はW杯に出て、入場の際に歓声を浴びたいと思っていたので、今こうしてみなさんの前で舞台上に立って、歓声を浴びるっていうのに似ているかも。人前に立ってお仕事がしたいという面では夢が叶っているかもしれません」と笑顔を見せる。当時、中2だったという内田は「大人になってこんなに戦うとは思ってなかったので、中学の頃から体育もサボらずにラジオ体操からしっかりとトレーニングを積んでおけば良かったなと思います」と当時を振り返る。
『ドライブ』チェイス役・上遠野は「中1の頃、『テニスの王子様』という漫画にすごくハマっていて、自分でラケットとボールを買って、”ツイストサーブ”という技をすごい練習していたんですけど、結局身に付かなくて……。そんな“中二病”を発症していた時期ですね」とコメント。MCから「今はもう治りましたか?」と聞かれると「まだ若干名残はあります」と告白し、上遠野の両隣の内田と稲葉が深くうなずき、笑いを誘う。『ドライブ』詩島剛役の稲葉は「仮面ライダーになるための訓練を日々やっていました。仮面ライダーになることを見越して、逆立ちや逆上がり、鉄棒や懸垂をやっていて。なので、夢を叶えました!」と宣言すると、会場からは拍手が起こった。
また、今作で『ドライブ』としては最後の作品になるということで、西銘が竹内に「今まで本当にありがとうございました。1年間お疲れ様でした」と労いの言葉とともに花束を贈呈。竹内は「22年間生きてきて、一番長くてすごく濃い1年間でした。『ドライブ』で出会ったキャストのみんな、スタッフさんは家族のような存在。これからも一生付き合っていく仲間ができました」としみじみ語り、「本当に『ドライブ』チームが大好き。また10年後かわからないけど、また『ドライブ』チームで『仮面ライダー』の作品に帰ってきたい!」と『仮面ライダー』への熱い想いを語った。
そして特撮ヒーローの大先輩である、西村からは「僕も経験者だからわかるけど、”特撮ヒーローものをやっていた”という、その印象は非常に強い。だから今後はその印象を払しょくするような仕事や演技をやっていかないといけない。だけど、みんなが命を賭けて1年間やり遂げたというのは事実。それを糧にしてこれからも頑張ってほしい」と語り、さらに「今、『仮面ライダー』を観ている子供たちは、“仮面ライダーになりたい!”って思っていると思う。その子たちがどんどん大人になっていって、君たちも年齢を重ねていって。そのときに“俺は仮面ライダーになりたいんじゃなくて、仮面ライダーに出ていたような俳優さんみたいになりたい。今も頑張っているあの俳優さんになりたい”と思ってもらえるような俳優さんになってもらいたいと思います。頑張って!!」と熱いエールを贈った。
最後に竹内は「『仮面ライダードライブ』としては、1年間ありがとうございました。『鎧武/ガイム』チームからもらったバトンを、今回の映画でちゃんと『ゴースト』に渡せたと思います。素晴らしいラストを飾らせて頂きました。西銘くんも本当にいい奴で大好きなんですけど、『ドライブ』が終わっても『ゴースト』を最後までよろしくお願いします」と感謝の想いを込めて挨拶。一方の西銘は「僕自身、そして『ゴースト』チーム自身、映画が初だったので、緊張や不安もたくさんあったんですが、『ドライブ』のみなさん、スタッフのみなさんに支えられて、感謝しています。この映画はたくさんの方に観て頂きたいので、ぜひご家族やお友達などに映画の感想を言っていただけたら嬉しいです」と笑顔でアピールした。