平田オリザ原作の小説『幕が上がる』を映画化・舞台化した本広克行が再び手掛ける、女子高生21名の群像劇『転校生』。『若手女優発掘プロジェクト』として行われた、舞台『転校生』出演者オーディションで、応募総数1474名から、21世紀に羽ばたく21名の女優が選出された。オーディション情報サイト「デビュー／Deview」は、この21名のキャスト全員に取材。デビューのきっかけから、オーディションのエピソード、将来の目標まで、次世代の女優のプロフィールを公開している。

　『転校生』は、1994年に『青山演劇フェスティバル』での初演以来、高校演劇のバイブル的存在となっている戯曲。ある高校生たちの一日が、平田オリザ戯曲特有の「同時多発」会話で展開していく。他愛のない日々の会話の中に、彼女たちとの日常と社会への好奇心、あるいは大人達への不信感、将来への不安が垣間見える、現代口語演劇の秀作だ。

　この作品に挑む“21世紀に羽ばたく”21名の女優には、すでにドラマ、映画で活躍する期待の若手女優から、高校演劇を経て小劇場で活躍する実力派、本格的な舞台は初めてという未知数の才能までさまざまな個性が揃っている。今回「デビュー」は、彼女たちが芸能活動を始めたきっかけや、女優を志したきっかけ、今回のオーディションでのエピソード、稽古場の雰囲気から、部活動など青春の思い出、そして将来の目標までを取材。舞台『転校生』の観劇を考えている人のみならず、次世代の女優をチェックしている人、さらに女優志望の同世代にとっても興味深い内容となっている。

　キャスト全21名のプロフィールおよびコメントは、オーディション情報サイト「デビュー／Deview」のインタビューコーナーに掲載中。舞台『転校生』は8月22日〜9月6日、ZEPPブルーシアター六本木にて上演。