7人組ボーイッシュガールズグループ・THE HOOPERSが４日、デビューシングル『イトシコイシ君恋シ』の発売記念イベントをお台場ヴィーナスフォート・教会広場で行った。

　THE HOOPERS（ザ・フーパーズ）はボーイッシュなファッションに身を包んだイケメン女子グループ。男性グループ顔負けのアクロバティックなパフォーマンスで女子のハートを虜にしている。

　この日も多数の女性ファンが詰め掛ける中、黒の衣装でビシッと決めた7人が登場し、カップリング曲の『からくりピエロ』を披露。星波（せな）が「こんなに素晴らしい皆さんと、オレたちの記念日を過ごすことができて、とても嬉しいです」と挨拶すると、大きな拍手が起こった。

　そして「今日はオレ達のアクロバットの原点とも言えるオリジナル技を持った、スペシャルゲストをお呼びしています」と、ロス五輪体操金メダリスト・森末慎二を呼び込んだ。アクロバットの中心メンバーで体操経験者の星波と麻琴（まこと）は、体操界のレジェンドを前に、テンションが上がりっぱなし。

　「せっかくのデビュー記念だからパワーを与えないといけないと思って」と森末がポケットから取り出したのは、自身がロス五輪で獲得した金（鉄棒）、銀（跳馬）、銅（団体）の3つのメダル。これにはメンバーも大喜び。「体操経験者なら一度は夢見たメダル…持って帰ります」（麻琴）と森末を慌てさせる一幕も。

　『イトシコイシ君恋シ』のイントロ中の振り付けが、森末の平行棒のオリジナル技『モリスエ』にヒントを得ているとあって、本家の前で披露することに。その技を見た森末は「体操の技としてキレイ。減点するところがない」と大絶賛。「支える側も大変だよね」と森末が技を詳細に解説すると「こちらが説明する前に分かっていただけて本当に嬉しい」と感激しきりだった。

　イベント終了後の囲み取材でも、「イケメンなのに色気がある。自分も芸能界でいろんなことをやってきましたが、彼らは難しいことをカンタンにやってるなと思う」と森末の賛辞は止まらない。そして「パフォーマーは怪我をしないように気をつけて。終わった後のストレッチやメンテナンス、マッサージは欠かさないように。今日は木の床だけれど、スタジオはコンクリで固いから、忙しいときに気が緩むと怪我をするからね」と丁寧にアドバイスを送っていた。

　この日オリンピックのメダルを初めて触ったメンバーたちは「これが世界の一番なんだって思いました」（陽稀）と「世界」を感じた様子。メダルのご利益についてはまだ実証されていないというが、「私達が成功する女性第一号になります！」（星波）と力強く宣言した。

　彼女達の夢は日本武道館でのライブ、そして東京ドームへと大きく広がる。森末は「夢があるから目標が出来る。目標のために準備をして自信を付けて臨めば、また次の目標へ向かうことが出来る」と、ストリートから一歩ずつ夢に向かって進んでいるTHE HOOPERSにエールを送った。

　なお、THE HOOPERSのグラビア＆ロングインタビューが現在発売中の月刊デ☆ビュー4月号に掲載中。デ☆ビュー4月号のお渡し＆サイン会が3月12日18時から、HMVルミネ池袋店で開催される。