ニュース
2014/09/24 13:21
竹内まりやらを手掛けた名プロデューサーが立ち上げる“第三の音楽学校”とは!?
シュガー・ベイブ、竹内まりや、フリッパーズ・ギターなど、日本のポップス、ロック史を彩るアーティストを数多く手掛けてきた音楽プロデューサー・牧村憲一氏が、音楽家と音楽プロデューサーを育成するための「牧村憲一 音学校」を10月11日より開講。音楽大学でも専門学校でもない、“第三の音楽学校”を掲げる。第一線で活躍する特任講師によるカリキュラムで、音楽制作からリリースまでを実践で学べる学校だ。
音楽ジャンルの多様化、インターネットの興隆により、音楽業界での宣伝・流通方法も多様化している現在。一方では「音楽は誰にでもすぐにできる楽なもの」という風潮のなか、時代を超えて長く愛される音楽、スタンダードとなる音楽を制作するための経験値や技術を継承させることを目的にスタートするのが同校だ。
開講テーマは“絶対作品主義”。受講者たちが実際に作品を創ること、音楽制作を支える人材を育てること、さらに自ら音楽をリリースし、より確実に広めることを目的とする。「長く愛される音楽を創りたい」「生涯音楽家、プロデューサーと名プロデューサーが立ち上げる“第三の音楽学校”と生きていこう」……そんな願いを持つ人材を募集する。
受講者がゼミ制で半年かけて音楽作品を制作、さらにアレンジメントやエンジニアリングのスキル向上も目指す「音楽制作実践ゼミ」と、
宣伝やさまざまな権利のマネージメント、レーベル運営など、自分の音楽を活かすために必要不可欠な知識と方法を掘り下げ、習得する「音楽制作基礎講座」とがある。ともに10月11日(土)より隔週開講。
その他募集の詳細は下記公式ホームページを参照。
http://www.ongakko.org
■牧村憲一(まきむら けんいち)プロフィール
東京渋谷生まれ。小室等、六文銭のマネージャーを経て、小室等、吉田拓郎、南こうせつとかぐや姫、イルカらを擁するユイ音楽工房の設立に参加。75年、シュガー・ベイブ、センチメンタル・シティ・ロマンスの制作宣伝を目的としたレーベル会社・アワ・ハウスを設立。資生堂のCMソングを多く手がけ『不思議なピーチパイ』(竹内まりや)、『い・け・な・いルージュマジック』(忌野清志郎+坂本龍一)がヒット。その後、ポリスターレコードでは、フリッパーズ・ギターを手掛け、レーベルの“TRATTORIA”(小山田圭吾主宰、コーネリアス、カヒミ・カリィ、カジヒデキなどが所属)、“WITS”(L⇔Rなどが所属)を設立。07年に昭和音楽大学にて非常勤講師になり卒業制作の実技講義を担当。09年からは講師の傍ら、津田大介氏とともに「未来型音楽講座」を開催。
■「音学校」特任講師・ゴンドウトモヒコ プロフィール
東京都新宿生まれ。ボストン大学院にてユーフォニアムと電子音楽を学ぶ。修士課程を修了し、電子音を使った作品、アバンギャルドな即興の世界で活動を開始。95年に帰国し、ユーフォニアム奏者、作編曲家として再スタートする。多数のCM音楽、映画音楽などを担当する傍ら、高野寛、高橋幸宏ライブのサポートをはじめ、UA、Chara、Love Psychedelicoらのツアーに参加し管楽器とコンピューターを使った独特なスタイルを確立。レコーディングでは、アレンジャー、プレイヤーまたはプロデューサーとして森山良子、森山直太朗、フジファブリック、Cocco、大貫妙子、ハナレグミほか多数担当。14年に音楽レーベル「愚音堂」設立。有名無名関わらないミュージシャンとゴンドウとのプロデュースのもとレーベルを立ち上げる。