4月26日（土）〜5月11日（日）まで、東京・青山劇場で上演される、丸美屋食品ミュージカル『アニー』の公開リハーサルが行われた。

　『アニー』は、1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画『ザ・リトル・オーファン・アニー』をもとに、1977年にブロードウェイのアルビン劇場（現ニール・サイモン劇場）で誕生したミュージカル作品。日本では、1986年の初演以降、29年に渡って上演されている。

　毎年子役募集オーディションを開催する本作品の今年の応募者数は、約9000人。その中から選ばれた、アニー役の國分亜沙妃、吉井乃歌を含む28人の子どもたちが出演。また、三田村邦彦、浅香唯、生田智子、松田賢二、甲斐まり恵といった、大人たちも出演する。

■初日を前にした、出演者たちのコメント

國分亜沙妃
声が出なくなりそうなぐらい緊張していますが、今日夢の舞台に立てることができて嬉しいです。トゥモロー組に負けないようスマイル組らしく、これからもがんばります。大恐慌を生き抜いたアニーを一生懸命演じるので、ぜひ観に来てください。

吉井乃歌
ゲネプロの直前までトゥもロー組でストレッチをしながら、おしゃべりして緊張をほぐしていました。スマイル組に負けないように、みんなで楽しくできればいいなと思っています。お客さんが観に来て、「またいっぱい観たい！」と思ってもらえるような、素敵なアニーを演じたいです。

三田村邦彦
2〜3日前に人生で初めて剃髪したのですが、今日顔を洗った瞬間「髪がない！」と驚いてしまいました。このスキンヘッドの不便なところは、少しだけ伸びた髪が枕にひっかかり、それで目が覚めること。この公演中寝不足にならないか心配です（笑）　アニー2人を含む子どもキャストは、ダンスも歌も上手で、稽古はいつも飽きませんでした。本当にアニーの2人も、歌もダンスも、演技も素晴らしいので、ぜひ劇場に足を運んでください。

浅香唯
（初めてのミュージカルに出演なので）出番が来るまで緊張で声が震えていました。「ほぉれ、つかまえた！」という台詞で勢いをつけて登場するのですが、出てひんぬ（國分さんの愛称）の顔を見たところで安心して緊張がほぐれました。そして堂々と落ち着いていつもどおりの演技をしている子ども達をみて、落ち着きました。舞台の後半は演技を楽しめたかなと思っています。

生田智子
グレースという役と、私自身がかけはなれている気がして、演じるイメージがなく、とても迷っていました。でも実際衣装を着て、演じているうちに、敏腕な秘書になった気分でした。今まで以上にかっこいい秘書を演じます。


松田賢二
（2年前に今回と同じルースター役を演じ、）2年の間に自分にも子どもができ、改めてお子さんたちに喜んでもらえるエンターテインメントに出演できることに喜びを感じています。2年前以上に悪役ルースターをしっかり演じます。


甲斐まり恵
10年前に初めてミュージカルに出演して以来、今回は念願叶って「役」をいただけました。ミュージカル出演を目指し始めたときに聞いた「ブロードウェイミュージカルでは、30代でやっと、デビューできる」という話を心の中に思い出し、精一杯頑張ります。

　丸美屋食品ミュージカル『アニー』は、4月26日（土）〜5月11日（日）こどもの城 青山劇場にて上演。また、8月9日（土）〜9月7日（日）には、仙台・大阪・名古屋・新潟で地方公演が行われる。