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2014/01/27 18:31
「生きてて良かった!」としょこたん感無量!! 映画『ヌイグルマーZ』初日舞台挨拶
大槻ケンヂ原作、井口昇監督のコラボーレーションで話題の映画『ヌイグルマーZ』が公開初日を迎え、主演を務める中川翔子をはじめ、武田梨奈、市道真央、高木古都、北原帆夏とメイン女性キャストが集合。興奮する中川のマシンガントークが止まらない舞台挨拶となった。
大槻ケンヂが生んだアクション長編『縫製人間ヌイグルマー』がオタク大賞グランプリ作『電人ザボーガー』の井口監督によって映画化。冴えないロリータ少女・夢子(通称ダメ子)が愛する姪の響子を守るため、ぬいぐるみ・ブースケと合体してヌイグルマーに変身、ゾンビを操り世界征服をたくらむ悪の組織と激闘を繰り広げるガーリーヒーロー物語。劇中歌には大槻ケンヂ率いるロックバンド「特撮」が担当し、主題歌も本作のために書き下ろし中川翔子とコラボ。また、ブースケの声を阿部サダヲが声優として挑戦するほか、猫ひろしや斉藤工、山寺宏一など贅沢なキャスト陣も話題に。
そんな本作の主演・ダメ子を演じる中川は「ついに運命の日がやってまいりました! ピンクいっぱい、夢いっぱい、愛いっぱい、女のコいっぱい、ロリータいっぱい。こんなに宇宙のすべての素敵な詰まったカオスな映画はほかにありません!」と初めからテンションMAX。「過去の黒歴史の瞬間と握手することができた、そんな映画です。落ち込んだ瞬間もあったけれど、そんなときに没頭した好きなこと、ヒーローになりたい憧れ、一生懸命ヌンチャクを練習したすべてがこの映画になったんです。本当に良かった! オタクで良かった、短足で良かった、生きてて良かった! 人生で一番輝いている瞬間だと思います」と一息で話す弾丸トークに観客も圧倒。
ステージ上には中川に負けない超個性的キャラクターがもうひとり。「どう〜〜も〜〜。いや〜〜嬉しい! どうしましょう〜。こう見えても監督の井口です♪」と若干オネエ言葉が混じる井口監督だ。「僕、ずっと女子の世界に憧れていたんですが、この映画の現場が女子会みたいで。撮影中にケーキ食べたり。この映画を撮るために監督になったというか、このケーキを撮影中に食べるために監督になったような本当に嬉しかったです!」と現場の雰囲気をキャピキャピと報告。
「日本で一番キックがキレイな武田梨奈ちゃん、これからのアクション映画を背負っていくスーパーアクション女優」と中川から大絶賛の武田は「この映画は、女のコがヒロインじゃなくヒーローになりたい願望があって、そんな女のコの夢を叶えられた作品なので、みなさんの勇気につながると思います。観て楽しんで、勇気の一歩を出せるような作品」と冷静なコメント。が、「そんな梨奈ちゃん、ご飯食べてるときに『私、この間サンタクロース見たんですよ』って真顔で。あ、そんな感じなんだと」と実は不思議系キャラと中川から暴露される場面も。
さらにダメ子の姪・響子を演じた市道は「ビリー(武田演じる美男子)としてかばってくれるシーンでキュンとして。カッコイイんですよ、流し目とかホントに。ひとりでキャーキャー言ってたら、隣で監督もキャーってなってたんで。女子会なる雰囲気がそこに(笑)」と男装でキメた武田(今回武田は二役を演じる)に監督とふたり乙女モード全開。ほかキャストも撮影中はそれぞれ萌えポイントがあり、その度にハートを飛ばしていたようだ。
中川は「皆さんの力でぜひ続編への夢を目指させてください。巨大化もしてみたいし、私もゾンビになってみたいし、ダークヌイグルマーが出てきたりとか、いろんな妄想が膨らんでしまって、もう止まりません」と続編を希望。「女のコが観て共感できる特撮。いろんな意味で斬新な映画になっています。ぜひ落ち込んだとき、元気になりたいとき、はじけたいとき、特撮、ピンク、ロリータ、どれか一つでも当てはまったらぜひ『ヌイグルマーZ』を思い出してもらえたらと思います!」とマシンガン並みの早口で熱い想いを語った。
映画『ヌイグルマーZ』は現在新宿バルト9他、全国ロードショー中。なお、2月1日発売の『デ☆ビュー』3月号には、ヌイグルマー&美男子・ビリーの二役を演じた武田梨奈のインタビューを掲載している。