城田優、瀬戸康史、阿久津愼太郎が監督に初挑戦!「ドッキリだと思った」 | ニュース | Deview-デビュー

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2014/01/27 18:31

デビュー

城田優、瀬戸康史、阿久津愼太郎が監督に初挑戦!「ドッキリだと思った」

今回監督に初挑戦した城田優(左)、瀬戸康史(中央)、阿久津愼太郎(右)。(C)De-View
今回監督に初挑戦した城田優(左)、瀬戸康史(中央)、阿久津愼太郎(右)。(C)De-View

 ワタナベエンターテインメントの俳優集団D-BOYSの結成10周年を記念したショートフィルム『D-BOYS 10th Anniversary Project ショートフィルムフェスティバル』の特別上映会が25日にTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、今回監督に初挑戦した、城田 優、瀬戸康史、阿久津愼太郎が舞台挨拶に登壇。

 D-BOYSから卒業生を含む、各世代を代表する3名(城田・瀬戸・阿久津)が、アニバーサリーイヤーを盛り上げるため、10周年の『10』をキーワードに、『15分』という尺と『ワンシチュエーション』という設定のもと、ショートフィルムの監督に初挑戦。

 ホラー好きの城田は“ゾンビ”をテーマとした『Breed in 10 hours』、ミステリー好きの瀬戸は“裏切り”をテーマにした『10年目の告白』、現役高校生の阿久津は学園モノの『10分な学級会』とそれぞれまったく別のタイプのショートフィルムを制作。それぞれがテーマ選びから脚本家との打ち合わせ、ロケハン、撮影、編集MAと初めての作業に苦悩しつつも作品を作り上げていくドキュメンタリー映像とともに、完成したショートフィルムが上映された。

 “監督”に初挑戦した瀬戸は、『監督』という肩書に対して「監督と呼ばれるのに違和感ありまくりです」と照れつつ、「こういう機会を頂いて、ありがたかったんですけど、最初は不安でしょうがなかった。カット割りを考えてるくらいで楽しくなって、最後には感謝と楽しさで終われたので、いい経験をさせてもらったって思います」と振り返り、城田は「感謝のひと言。夢でもあった、やってみたかった監督というお仕事ができたことが何より幸せでした」と喜びを噛みしめた。阿久津は「監督をやるって聞いたのが、改まったところじゃなくて、ラフなところで言われたので、『あ、ドッキリきたな』って。そのくらい実感がなくて、ようやく撮影が始まって、キャストに『監督おはようございます』って言われたあたりで本当なのかな?って。でも、今も若干ドッキリなんじゃないかなって思ってます」と話すと、城田が「実はドッキリなんです。このお客さんとかも仕込みだから」とジョークでツッコミ笑いを誘った。

 それぞれが自分のやりたいことをテーマに作品を作っていったということで、阿久津は「僕は自分が撮りたいものじゃないと意欲がわかないなと思ったので“やりたいこと何かな?”って思ったときに、『若い男のコがいっぱい出てる作品を作りたい』と思った」と学園モノにした経緯を説明。また、監督をやるにあたって「いろんな人から『阿久津くんは変態だから監督に向いている』と言われた」と話し、「僕自身(変態という)自覚はなかったんですが、あの映像(制服を着ていたキャストに萌えていたメイキング映像)観たら変態だなって思いました」と自虐ネタで会場も大爆笑。

 城田からも「今日、学校じゃないのに、学ランで来てたよね? 僕らは『あ、今日学校だったんだ?(城)』、『違います(阿)』、『この後行くんだ?(城)』、『いや違います(阿)』、『え?私服??(城)』って…」と言われると、「はい。私服です!もうすぐ(卒業するから)学生ブランド終わっちゃうので」とあくつ節を炸裂させると、瀬戸も「ちょっと何言ってるかわかんない(笑)」と困惑。城田からは「舞台挨拶、瀬戸&城田、阿久津と別々でやった方が良かったかも(笑)。共感できないというか、想像力豊すぎる」とあくつ節にたじたじ。

 撮影で大変だったことは?と聞かれると瀬戸は「15分という時間です。間とかしゃべっていないところが大事だったりするんですけど、そこを15分の間に収めないといけない。せっかく苦労して大事に撮ったのに、切らないといけないんだって…。そこは悔しかった」と語ると、城田も「僕も1分くらいオーバーして、それを切るのが本当に難しかった。初めて経験してやっとわかりましたね、監督って大変なんだなって」と限られた時間の中での苦悩を告白し、さらに「役者やってると“なんであのシーンカットされたんだろ。あそこめっちゃ頑張ったのに”っていうことがよくあるけど、その意味がやっと分かった。これからはカットされても何も言わないです。お察しします!」と宣言。

 お互いの作品に関して城田は「2人とも後輩なんで、頑張っているなっと思った。瀬戸は15分で起承転結を入れなきゃいけない中での伏線の撮り方とか、真面目で瀬戸らしさが出てるなって。阿久津くんに関しては…ぶっ飛んでるなと(笑)。自分の頭の中の明確なビジョンをまだ120%出す技術をまだ持ってないと思うので、これからどう化けるか楽しみ」と期待を寄せた。瀬戸は「城田さんのは僕はホラー好きなので、ホラー好きでも楽しめるストーリー性と怖さともあってすごい楽しかった」と語り、城田作品に瀬戸の妹・SAORIが出演していることもあり「妹を使って頂いてありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです」と城田に感謝の想いを述べた。

 次回作があるとしたらどんな挑戦をしたいか?と聞かれると、城田は「今回の続編で、終わった話の続きからでもできるし、逆にベタなラブストーリーでもいいのかなと思う。いい意味で裏切って、“こんなのも撮るんだ?”っていうくらいふり幅があってもいいかも」と話し、瀬戸は「今回は室内でのワンシチュエーションだったので、ロケも経験してみたい。世界観が広がると思う」と目を輝かせ、阿久津は「今回“レモン”がテーマだったんですが、次は二黄卵(黄身が2つ入った卵)をテーマにした学園モノがやりたい」と、また独特の世界観を話し、周りをざわつかせていた。

 また監督を経験したことで、役者としてもいい経験になったようで、瀬戸は「表現者として役者として本当に成長させて頂いた。この経験を活かして今後いろんな作品に取り組んでいきたい」と力強く語り、城田も「ひとりの役者としてもそうなんですが、僕自身、何もない白紙の状態からモノを音楽を作る、映像を作ることが好きなだって改めて実感できたので、できれば今後も監督業もしていきたい」とコメント。阿久津は「僕はもともとモノづくりに興味があって、小学校の頃から絵やマンガを描いたりしていたんですけど、こうしてみなさんに発信する場を持てて感謝してます。僕は若いコたちで作りたいっていう願望があって、そういう若いコたちにチャンスを下さってありがとうございました」と感謝の気持ちを語った。

 各ショートフィルム本編とドキュメンタリー、さらには監督&キャストのスペシャル対談や監督インタビューなどを収めたDVDが2月28日に発売される。

 なお、発売中の『デ☆ビュー』2月号のD-BOYS連載『D-DAYS』には、瀬戸と阿久津に加え、城田作品に出演した西井幸人との対談インタビューを掲載。さらに、『デ☆ビュー』3月1日発売号では、瀬戸康史のインタビュー記事を掲載。

関連写真

  • 今回監督に初挑戦した城田優(左)、瀬戸康史(中央)、阿久津愼太郎(右)。(C)De-View

  • 特別上映会&舞台挨拶には多くのファンが駆けつけた。(C)De-View

  • あくつ独特の世界観に苦笑いの先輩たち。(C)De-View

  • 「夢でもあった監督をやれて幸せだった」と語った城田。(C)De-View

  • 瀬戸は「15分という限られた時間でやらなきゃいけなくて、カットしなきゃいけなかったのが悔しかった」と苦悩を告白。(C)De-View

  • 「なかなか物語の案が出てこなくて、作家・太宰治の気分が味わえた」と語った阿久津。(C)De-View

  • 城田監督作品『Breed in 10 hours』出演:荒井敦史、陳内将、SAORI、農塚誓志、西井幸人。(C)2014 ABC

  • 瀬戸監督作品『10年目の告白』出演:柳下大、堀井新太、小池花瑠奈、川手ふきの、加治将樹。(C)2014 ABC

  • 阿久津監督作品『10分な学級会』出演:志尊淳、前山剛久、なちゅ、池岡亮介、近江陽一郎、楡木直也、井上拓哉(劇団Patch)、根岸拓哉、松尾陽介(ザブングル)。(C)2014 ABC

  

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