ニュース
2013/12/24 17:41
宮部みゆきの『ソロモンの偽証』映画化決定! 中学生メインキャストの大規模全国オーディションを開催
宮部みゆきのミステリー巨編『ソロモンの偽証』の映画化が決定し、舞台となる中学校の主演を含む中学生メインキャストの全国オーディション開催が発表された。
『ソロモンの偽証』は、ベストセラー作家・宮部みゆきが2012年に発表した、「作家生活25年の集大成」「最高傑作」とも呼ばれる3部作におよぶミステリー長編。クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した十四歳の死をきっかけに、校舎に眠っていた悪意が目を覚ます…。目撃者を名乗る匿名の告発状、新たな殺人計画、マスコミの過剰報道、そして犠牲者が一人、また一人。保身に走る教師たちに見切りをつけ、一人の女子生徒が立ち上がり、隠された真実を暴くべく、学校内裁判が開廷される……。
今回映画化にあたり、作品の舞台となる城東第三中学校の主演を含む中学生メインキャストを選ぶ、大規模な全国オーディションが開催される。主人公の藤野涼子役と物語の鍵を握るクラスメイトら重要な役どころを、芸能プロダクション所属者だけでなく、一般中学生も対象に全国から募集。一般公募のオーディションでは書類選考を経て、全国8都市(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇)ほかにて第2次審査を開催。東京での第3次審査通過者から、演技レッスンや合宿などを経て、最終的に配役が決定される。約半年の期間をかけて、1クラス分の中学生役を決定する予定だ。
プロデューサーは「宮部みゆきさんが10年にわたって書き上げた大作『ソロモンの偽証』は、中学生時代にしかない感性や心情が鮮明に描かれていて、誰もが通り過ぎてきたものを投影させられる傑作です。その映画化にあたり、よりリアルな中学生感を求めて、北海道から沖縄までの全国オーディションによって出演者を決めます。演技経験は問いません。14歳の頃の繊細なヒリヒリした感受性や。上辺だけの演技ではない本物の気持ちを出せる人を探し出したいと思います。決して美少女やイケメンばかりを求めるわけでありません。太った子、チビッコ、腕力の強い子、スポーツの得意な子……など個性的で重要なポジションのキャストを広く募集します。『ソロモンの偽証』を100年後も残る傑作にできるかどうかは、応募してくれる皆さんにかかっていますので、作らずに素の自分をだしてオーディションに参加してほしいと思います」と、幅広い応募を呼びかけている。
応募資格は、現在小学6年生〜中学3年生までの男女。演技経験は不問。2014年夏に撮影を行い、2015年正月拡大ロードショー公開の予定だ。応募要項の詳細は公式サイトおよび、12月28日発売のオーディション情報誌『月刊デ☆ビュー』(オリコン・エンタテインメント刊)、デ☆ビューの公式WEBサイト「WEBデ☆ビュー」、モバイルサイト「デビューしようよ」に掲載される。