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2013/10/28 22:31
舞台『私のホストちゃん』開幕。山本裕典「焦りすぎて、友だち100人呼びました」
山本裕典が主演の舞台『私のホストちゃん』が、25日より青山劇場にて開幕。初日公演を前に、前日の24日にメインキャストが顔をそろえ、囲み取材を行った。
同舞台は、2011年10月〜テレビ朝日で放送されたドラマ『私のホストちゃん〜しちにんのホスト〜』を舞台化。ホストのきらびやかで厳しい世界を、面白おかしくドキュメンタリータッチで描き、舞台ならではの臨場感と新キャストを加えたオリジナルストーリーで展開。現実のホストクラブ同様、ランキングシステムを導入し、ファンからの指名数によって、出演者たちのランキングが変動。ファンの指名やグッズ売り上げによって、各公演のNo.1ホストが決定し、その都度エンディングが変わるという、今までにないユニークかつ残酷なシステムを採用。さらに、お目当てのホストの物販などの売上にもっとも貢献した上位ランクのお客様は、指名したホストから実際に接客を受けられるチャンスもあるなど、観客参加型ステージとなっている。
歌舞伎町の『club Vanilla』の新人ホスト・霧都役で、座長を務める山本裕典は、初日公演を前に「稽古が1ヵ月ちょっとあったんですけど、お芝居も歌もダンスもあって、1ヵ月ちょっとじゃたりないくらい盛りだくさんな内容になってます。明日やっと幕が開けるということで、早くみんなに観てもらえたらなと思ってます」と現在の心境を吐露。『club Vanilla』と対立する大阪の『CLUB VIVID』のNo.1ホスト・影規を演じる、松下優也は「ある程度余裕持って楽しんで行けるかなって思っていたんですが、いざ本番明日に控えている状態で、ハラハラドキドキしてます」と語り、「内容も盛りだくさんですし、全部で13公演、飽きずにいろんなことができて、ライブ感のあるような内容だったりもするので、楽しんでできると思う」とコメント。
ストーリー上でも、歌舞伎町『club Vanilla』と大阪『CLUB VIVID』でバトルを繰り広げる山本と松下は、人気ランキングでも、公演1週間前の中発表の段階で、山本が13公演中No.1の日が3公演というのに対し、松下が7公演でNo.1を獲得しているなど、デットヒートを繰り広げている。そんな2人対して、伝説のホスト・木月を演じる貴水博之が「ぶっちゃけ言うと、『club Vanilla』側で、裕典を育てるような役柄なので、彼がここからどれだけNo.1をゲットしていけるか楽しみです。プライベートでは仲いいみたいなんで…」と語ると、松下は「いや〜ちょっとバチバチなんで(笑)」とジョークを飛ばし、それを受けて貴水も「そんなバチバチもいいエネルギーに変わって、今まで見たことない舞台になると思いますので、ぜひ2人のバトルも注目してください」とアピール。
『CLUB VIVID』のオーナー・藤山を演じるダイアモンド☆ユカイは「山本くんは演技派だから舞台を引っ張って行ってる。松下くんは歌が本当にカッコイイ。ぜひとも聴いてほしいね」と2人を賞賛。大阪・東京の遊びを知り尽くした究極の遊び人・轟希を演じる、香寿たつきは「2人を見ていると、宝塚時代のトップと二番手という感じに似ているな〜って。私自身もハラハラドキドキしていて、2人とも応援してます!」とエールを送った。
また、中間発表時点で初日公演の人気ランキングTOP5に入っている、上鶴徹、久保田秀敏、平田裕一郎も登場。公演によってエンディングが異なるランキングシステムについて、松下は「この日はこの人が1位って言っていても、本番中に代わる可能性がある。1位になるかどうかを気にするよりも、自分が何位になった状態でエンディングをやるか…。大事なのって1位だけじゃなくて、2位と4位とかでもぜんぜん変わるし、そういうのが気になるかな」とコメント。
それに対して山本は「僕は、ランキングめっちゃ気にしてる。途中の発表で、初日公演のランキングが、上鶴くんが1位で僕が2位の時があって、稽古場で『初日のランキングで稽古しよう!』ってなったときに、こいつが真ん中でやってて、超イラっときました(笑)」と正直に告白。すると、上鶴は「たしか、僕に負けたら芸能界やめるんですよね? 言ってましたよね?『俺、お前に負けたら、マジ芸能界辞めるわ』って」と挑発されると、山本は「マジ止めろって! (上鶴は)JUNONボーイ(ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト)の後輩なんで、現場のジョークで『絶対お前には負けない』って言っただけで…」と大慌てで弁解。さらに上鶴が「え〜、こういう時だけジョーク使うんですか? けっこうガチトーンだったのに〜」とさらに追い込み笑いを誘うと、松下が「それ言ったの逆効果ですよ。山本くんを芸能界から辞めさせないようにしようって、すごい貢ぐ人が出てくるかも」と冷静に予測。
上鶴と同じく、ランキング上位の山本&松下を追い上げる、久保田は「大阪『CLUB VIVID』ホストとして、上位に組み込めましたが、狙うからには1位を獲りたいですね」と闘志を燃やし、平田も「内からメラメラと闘志を燃やしている。1日だけ、裕典を食ってNo.1の日があるので、逃げ切りたいなと思います!」と宣言した。そんな共演者たしによる追い上げに対して山本は「僕も焦りすぎて、友だち100人呼びました」と、No.1獲得への対策を告白。
最後に松下が「本当に内容もりだくさんで、歌もダンスもあるし、笑いもすごいたくさん入っている舞台。舞台を観ているだけっていうよりも、お客さんたちもホストクラブに来たようなライブ感覚で楽しんでもらえる舞台です」とアピールし、山本も「観に来てくれるお客様には生のライブ感を楽しんでもらえたらと思います。僕はここまで来たら、No.1目指しますけど、なれなくても、一生懸命座長としてみんなを引っ張っていけたらと思います!」と座長としての意気込みを力強く語った。
舞台『私のホストちゃん』は、10月25日(金)〜11月4日(月・祝)まで青山劇場にて上演。なお、11月1日発売の『デ☆ビュー』12月号には、同舞台に出演する廣瀬智紀のインタビューを掲載。
(※ダイアモンド☆ユカイの☆は正しくは六芒星)