特撮ドラマ『仮面ライダーウィザード』（テレ東系）で仮面ライダービースト役を演じる俳優・永瀬 匡が、都内で初写真集『匡（たすく）』の発売イベントを開催。大勢のちびっ子や女性ファンと握手をするなど触れ合いを楽しんだ。

　今回収められている写真はすべて地元・鳥取で撮影されたそうで「20歳という節目に自分の故郷である鳥取県ですべて撮ることができて。すべての場所が自分のホントに小さいときの記憶に深く残っている場所ばっかりなので、20歳っていう成人した自分が足を運ぶことによってまた違う刺激を得ることができました」と撮影を振り返った。

　見どころはやはり最大限に出ている“素”。コンビニや大型ショッピングセンターではしゃいだ姿など、まるで友達と遊んでいるときと同じような表情が満載だ。永瀬自身も知り合いに写真集を見せたところ「自分を知っている家族や友達が見ると『素だね』って」と言われるほど、そのまんま。「自分が気を許したスタッフさんに、気を遣わない場所でしかできない表情。すべてがうまくマッチした3日間で、毎日がドラマチックだったし、その3日間を凝縮して、さらにこの20年間というのも凝縮できてると思います。小さい頃と同じ表情してたりとか、そこは見どころですね」とアピール。

　その中でも一番のはしゃぎっぷりが見れる海のシーン。お気に入りのカットもこの海で撮影されたもので、シャチフロートにライダーキックをお見舞いしている写真。「今『仮面ライダー』をやらせていただいて、だからこそできるじゃないですけど、なかなか海でこういうカットを許してもらえるってなくて、それも嬉しかったです。実はメイクさんが投げたシャチなんですけど。これを撮ったカメラマンさんがいて、投げたメイクさんがいて。どの写真もそうですけど、自分ひとりじゃ何もできないなって、それを思わせてくれるのですごく気に入ってます」と、スタッフがいてこその自分ということを強く感じたようだ。

　初写真集ということだったが、永瀬は「1日目にカメラマンさんと初めて撮ってもらったときに『衝動で動いて』って言われて。砂丘でスーツで転げまわったりとかも衝動ですし、シャチにライダーキックしてるのもその場で思いついたこと。それをみんなが受け入れてくれて、それをやらせてもらえる環境だったのは、すごく大きかったですね。自分のすべてを受け入れてくれるスタッフさんはありがたいです」と気負いもなく撮影でき、その場を作ってくれたスタッフに感謝を込めた。

　またこの日はファンだけでなく、なんと鳥取県知事からお祝いの花も届いており「もうビックリしちゃって、どうします〜？ 来た時ってどうすればいいんですかね〜」と初めてのことにちょっと困惑。さらに記者から「観光大使とかになったらどうします？」と質問されると「いやいいんですか〜？ ……いいんですかって決まったわけじゃないんですよね（笑）。でもこれを撮った時に思ったのが、こんなに自然あったんだとか、成人を迎えて小さい頃は感じることができなかった鳥取の良さを感じることができて。鳥取の地というのが、自分の今を形成しているんだなって。それに気づけたのも大きかったですし、鳥取をロケの場所に選んで良かったなって」と改めて自分の故郷の良さを実感。

　そんな永瀬がオススメする鳥取観光スポットは「鳥取砂丘ですね。大人になって再び見ると鳥肌がたって、すごく不思議な気持ちになったので、日本にこういう地があるんだって感じてもらえると思います」とのこと。写真集を見て興味を持たれたらぜひ鳥取に足を運んでみては。

　永瀬 匡ファースト写真集『匡（たすく）』（東京ニュース通信社・2800円（税込））は、絶賛発売中。なお現在発売している『デ☆ビュー』9月号の特集「憧れMEN’Sスターのヒーロー列伝」にて、永瀬 匡のインタビューが掲載中。