アリス十番、スチームガールズらアリスプロジェクト所属のユニットが毎日公演を行う常設劇場P.A.R.M.Sを研究し、世に広げることを目的とした新ユニット「ぱー研！」が25日、ステージデビューを果たした。フレッシュな4人組ユニットは、カラオケパセラの名物「ハニトー（ハニートースト）」のイメージソング『ハニトンのテーマ』をキュートに元気よく披露した。

　黒木ひなこ(16)、伊藤みう(16)、小野寺なほ(18)、天木じゅん(17)ら、所属間もない4人で結成された「ぱー研！」。アリスプロジェクトと言えば、ジェイソンマスクにチェーンソーのヘドバンアイドル「アリス十番」、ガスマスクでレーザー銃を乱射するスチームガールズなど、アクの強いユニットが有名。しかし「ぱー研！」は、「今アリスプロジェクトにいない、すごくアイドルアイドルしてるユニットだと思います。“ザ・アイドル”ですね」（黒木）という衣装もフリフリの可愛らしいユニット。

　3月1日に「ぱー研！」結成が発表され、「その日から5月25日を意識していて、とうとう来ちゃったなという感じ」（黒木）というお披露目の日。「気持ち悪いぐらい緊張してます」（伊藤）、「私、ステージというものに立ったことが無いので、すごく緊張してて。でも楽しみな部分のほうが多いです」（小野寺）、「緊張でしんみりしたステージになるよりも、楽しんで華やかなお披露目にしたい」（天木）と、それぞれの気持ちで臨んだ。

　元気よく飛び出した初ステージ1曲目は『I(あい) ◆（ハートマーク・あい) 愛(あい）』。そして２曲目には、ぱー研！オリジナルのデビューソング『ハニトンのテーマ』を披露。P.A.R.M.Sは秋葉原のパセラのビルに入っているが、『ハニトンのテーマ』はパセラグループ名物「ハニトー（ハニートースト）」のイメージソング。さらに６月度『ウタ娘』（テレ玉）のEDテーマにも決定しているという破格のデビュー曲だ。

　ユニットイメージにもピッタリで可愛らしい『ハニトンのテーマ』。「台詞とかがあったり、みんなで“ブンブン”とみつばちみたいに飛び回ったりして。お客さんも一緒に楽しめるような曲です」（黒木）「小さい子でも楽しめます！」（小野寺）「いろんなパセラさんのお店でかけてもらいたいですぅ」（天木）「レコーディングした音源のサビが、平均年齢小学3年生みたいな声してるんですよ。それを聞いてて、“平均年齢下げてるの誰だろうね？”とか言ってたんですよ。多分じゅんちゃん！」（黒木）「でもけっこうなほちゃんも」「サギってます（笑）。普段は低いんですが、歌うと違うんですよ」（小野寺）

　アリスプロジェクトのファンからは早くも温かく迎えられた「ぱー研！」。しかし彼女たちの使命は「P.A.R.M.S」を研究し、世に広げること。「いろんなところで、他のアイドルさんとの対バンライブとかも組ませていただけるんです」（天木）「私たちを観て常設劇場が埋まるように頑張りたいです」（黒木）「外部のライブをたくさんやらせていただくので、パセラさんを盛り上げたいです」（伊藤）「いままでのアリスプロジェクトにはない風潮なので、いっぱい動員できたらなあ」（小野寺）と、対外ライブに打って出て行くユニットとなることに意欲を見せた。

　夢は常設劇場P.A.R.M.Sでトリをとるユニットに成長すること。その前に、対バンライブに挑むか中で、多くのアイドルファンに注目されることは間違いない。なお彼女たちが所属するアリスプロジェクトは、現在メジャーデビューユニットの候補者を募集する企画『アイドル黙示録』を展開中。応募の要項と、街角景気JAPAN↑にも参加している黒木ひなこ、天木じゅん、そしてアリス十番の森カノンのインタビューが月刊デ☆ビュー6月号と公式サイト「デビューしようよ」に掲載中。