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2013/05/24 20:42
佐野和真、荒井敦史のW主演映画が初日舞台挨拶。「楽屋で『さわりだけ部活動』が流行った」
映画『ガチバン スプレマシー2』が公開初日を迎え、18日にヒューマントラストシネマ渋谷にて行われた舞台挨拶に、W主演を務めた佐野和真、荒井敦史ら出演者たちが登壇。
同作品は、ヤンキーアクションの人気シリーズ作品『ガチバン』の最新作(第17弾)。シリーズ最多主演を務めている佐野は「今回で7本目なんですけど、始めたころは19歳で、無事24歳を迎えることになりました」とシミジミ。しかし、監督から「7本目じゃないですよ? 10本目ですよ、あなた。何を欠番にしたんですか?(笑)」と指摘され、即座に「やり直していいですか?(笑)。今回、10本目なんですけど……どれも思い入れのある作品で…」と仕切り直すが、「白々しいにもほどがある(笑)」と監督から突っ込まれ、会場は爆笑。
同シリーズの『WORST MAX』、『TRIBAL』に続き、紅井レオを演じた荒井は「レオと紋児(佐野)が一緒に映ってる!って思って嬉しかった」と笑顔を見せ、佐野も「レオのいつもの名台詞(「下から読んでも俺はレオ」)を生で聞けたので嬉しかったです」とコメント。すると荒井は「現場でその台詞があるシーンで、(佐野が)監督の後ろにずーっといるんですよ。超見てくるから超緊張しました(笑)」と撮影ウラ話を語った。
「面白い撮影のウラ話をお願いします」とMCからふられると、佐野は「楽屋で『さわりだけ部活動』っていう、学生時代に入ってた部活動のさわりだけをやるシュールなゲームが流行っていて」と話し、荒井(サッカー部)と佐野(ソフトテニス部)がそれぞれ『さわりだけ部活動』を披露。
また、佐藤永典が「たいした裏話ではないのですが、加藤くんがでっかい卵にしか見えませんでした(笑)。笑ったら失礼だなって思っていた時期があって…」と暴露すると、加藤は「ちょっと待って、何それ〜、ウソでしょ〜〜!!」と驚きのリアクション。さらに上鶴からも「対峙するシーンがあったんですが、僕のほうが背が高いのに、(加藤の)顔のインパクトに負けるっていう…」と言われ、「え〜〜〜。そんなん、知らんかったわ〜」とあまりの衝撃で(?)、加藤がなぜか関西弁になるひと幕も。
そんな加藤は「最初に撮ったシーンが、シャドーボクシングをやる場面で。初めてやったので、“どうしよう〜(困)”ってなってたんですけど、『こっちから出した方が、カッコ良くみえる』とかって、監督に指導して頂いて、本編みたら“いいじゃん。カッコイイじゃん”ってなってて。ホントにもう、監督マジックにかかっちゃいました、フフフフフッ(笑)」と話し、会場を沸かせた。
さらに鈴木身来は、ワイルドな風貌で女好きの役を演じている上鶴が、女のコに後ろから抱きつくシーンを撮影する際「“先輩の芝居を観て勉強しよう”っていう体で、見に行った」と話し、「『ちょっとくらいいいじゃね〜か』とか言いながら抱き着いていて“やっぱ上鶴さんさすがだな〜”って思っていたら観ていたら、監督のカットの「はい、カ…」くらいで、「(思いっきり手を放すジェスチャー)ふ〜〜〜っ(恥)」ってなってて。“全然ワイルドじゃないじゃん!!”みたいな。抱きつき方よりも離れる速度の方が面白かったです」とコメントし、それぞれが面白い撮影ウラ話を披露し、会場を盛り上げた。
終始わきあいあいと大盛り上がりの舞台挨拶だったが、元木隆史監督からは『前回はコメディっぽいところがあったのですが、今回はダークな感じになってます。今回、紋児とレオが出会うシーンを実は最後のほうに撮影したのですが、これを撮っている時に、レオがすごくいい表情をしていて、カッコイイなと思いました。佐野くんも今まで“10”本やってきてベストの表情って思うのが撮れました。最高傑作だと思います!』と太鼓判。
さらに「撮影が進むとみんないい顔になってくる。今回『スプレマシー2』で役者の表情が日を追うごとによくなって改めて感じました」と語り、「一番最後の殺陣のシーンを最終日の一番最後に撮影しました。だから、やっぱりそこは見どころになるかと思います。ご覧頂いて、もしよかったら15人の人に勧めて頂ければ嬉しいです。また次も続くのではないかなと思っております。どうぞよろしくお願いいたします」とアピールした。
舞台挨拶の最後にひとりずつひと言を求められると、上鶴は「きっとこの作品を観たあと、僕のことをちょっと引くでしょう。そう思ったので、みなさんに手紙を書いてきました」と話し、ポケットから1枚の紙切れを取り出すと、それは手紙ではなく自身が出演する舞台のチラシで「キャラメルボックスの舞台『彼の背中の小さな翼』に出ます!」とまさかの宣伝トーク。周りからは「宣伝かよ〜、ズルい!!」と突っ込まれるも「みなさん印象変えるためにも、ぜひ見に来てください!!」と満面の笑顔でPR。
佐野は「今回で“10”本目ということで(笑)こんなに楽しい舞台挨拶はなかなかないと思います。この後、本編ではシリアスな「ガチバン」が観れると思います。僕自身、殺陣のシーンがすごく好きで。最強に仕上がっているかと思います!!」と自信たっぷりに語り、荒井は「『WORST MAX』、『TRIBAL』に引き続きレオとして『ガチバン』に出れて嬉しいですし、今回のレオは前回と比べて少しでも変化していればいいなと思っていて、髪型とかも変えて学ランも着ているので、そこらへんも観てほしいです」と映画の見どころを語り、舞台挨拶を締めた。
『ガチバン スプレマシー2』は6月5日(水)にDVDレンタル開始。6月26日(水)には、特典映像満載のDVDが発売される。
なお、6月1日発売の『デ☆ビュー』7月号に、鈴木身来のインタビューを掲載。