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2012/08/06 14:31
ジャンルや言葉を越えた男性ヴォーカルユニット・アルマカミニイトが初のワンマンライブ
ペルー国籍、日系三世のエリックと、日本舞踊の師範でもある宗彦のヴォーカルユニット・アルマカミニイト。2011年2月に開催された、アップフロントワークス主催のオーディション『第一回FOREST AWARD NEW FACE』で、共に特別賞を受賞し、今年4月にデビューした二人が8月5日、初のワンマンライブを渋谷Duo Music Exchangeにて開催した。
国籍も年齢も、育った環境も違う宗彦とエリックは、これまでストリートライブやイベント出演、U-Streamでのライヴ等を経て、試行錯誤しながら“アルマカミニイト”の音楽を作りあげてきた。5日に行われたワンマンライブは、そんな二人にとって集大成でもある特別な舞台。前日ギリギリまで準備を重ねることで不安をはね除けた彼らは、「楽しい気持ちでやろう!」を合い言葉にライブに臨んだという。
この日のライブは、4月にリリースしたデビューシングルの表題曲『茜』からスタート。結成当初はなかなか揃わず苦労したというハーモニーも、今ではすっかり一つになり、心地よい歌声を響かせる。続けて披露されたのは、二人のルーツミュージックだ。宗彦は、「新聞のアルバイトをやっていたとき、(心が)折れそうになると助けてくれていた曲」と、浜田省吾の『MONEY』をカバー。照明もギンギンに宗彦のハングリー精神を剥き出しにしたような熱い歌で観客を魅了した。
また、エリックがチョイスしたのは、細川たかしの『望郷じょんから』。エリックは父の影響で日本文化が好きになり、幼い頃から演歌に親しんできたという。元々、演歌歌手を目指し日本にやって来た彼にとって、演歌は十八番でもある。J-POPも学んだ今のエリックが唄う、ジャンルの枠を越えた『望郷じょんから』に観客は聴き入っていた。
途中、事務所の大先輩でもあり、エリック父も敬愛する堀内孝雄がゲストで登場。このサプライズで、会場は大きく盛り上がった。そして、前半ラストで披露されたのは、2010年6月に急逝したパク・ヨンハの楽曲『永遠』。同曲の演奏中には、観客のすすり泣く声も聞かれたという。
そして、フルバンドで行われた後半戦は、10月24日に発売となる今回初披露の2ndシングルからスタート。また、THE BOOMのカバー『風になりたい』で、場内は総立ちに。同じく初披露となる新曲では、タオル回しも行われ、場内は一つになった。その後も、アルマカミニイトのライブではお馴染みのカバー曲を披露。本編ラストは、デビューシングルにも収録されている彼らのオリジナル『青にのせて』。スペイン語でも英語の楽曲でも、日本語でも、言葉の違いを越え、純粋にその歌の根底にあるソウルを伝える二人のハーモニーは、これからも成長を続ける。
なお、アルマカミニイトが所属するアップフロントワークスでは、現在、ロック女子発掘プロジェクト『ROXY GIRLS AUDITION』、『OCEAN MUSIC AWARD 新人発掘オーディション2012』を開催中。各オーディションの応募要項等の詳細は、現在発売中の月刊デ☆ビュー9月号ほか、WEBデ☆ビュー、モバイルサイト「デビューしようよ」に掲載されている。