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2012/01/29 07:31
スーパー戦隊“変革”の36作目『特命戦隊ゴーバスターズ』新キャスト3名をお披露目
『スーパー戦隊シリーズ』第36作『特命戦隊ゴーバスターズ』記者発表が28日、東京ドームシティプリズムホールで行われ、レッドバスター/桜田ヒロム役・鈴木勝大、ブルーバスター/岩崎リュウジ役・馬場良馬、イエローバスター/宇佐見ヨーコ役・小宮有紗ら、新キャストが発表された。
35作目で『スーパー戦隊シリーズ』を「集大成」した『海賊戦隊ゴーカイジャー』に続く作品となる『特命戦隊ゴーバスターズ』。メイン監督を務める柴崎貴行が「これからの35年を見据えて、新シリーズを作るぐらいのリスタートの気持ちでチャレンジしております」と語るように、キャストにおいても年齢も出自も様々な、個性的で実力を備えた面々が抜擢された。
レッドバスター/桜田ヒロム役を演じるのは、09年『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』の準グランプリをきっかけに芸能界入りした鈴木勝大。「こんなにカメラがいるのは今までの人生で初めてで、最初はプレッシャーだったんですけど、こうやって多くの人が期待してくれているということに感謝して、プレッシャーを自分の力にしたいです。皆さんの期待に応えるじゃなくて、期待を超えるという気持ちで頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
ブルーバスター/岩崎リュウジ役を演じるのは、「ミュージカル『テニスの王子様』」の5代目・手塚国光役をはじめ舞台などで広く活躍してきた馬場良馬。「今年の12月で28歳になります。まさかアラサーで地球を守れるとは思いませんでしたが、ちっちゃいころからの夢を叶えられたことを嬉しいと思いますし、同時に28歳の役としてのヒーロー像だったり、年下2人を優しく見守るお兄さん的存在として1年間頑張っていけたらいいなと思います。そして3人で上を目指して、変革となる戦隊で結果を残せたらいいなと思います」
そしてイエローバスター/宇佐見ヨーコ役には、中2のときにスカウトされ、CMや舞台で着実に力を付けてきた17歳の小宮有紗が大抜擢。「私は幼いころから『戦隊』や変身して戦うことに憧れていて、今回選ばれてとても嬉しく思います。今年はプロデューサーが言っていたように、どんどんいろんな事にチャレンジして、アクションも演技も頑張って行きたいと思います」
現場では早くも3人のチームワークが出来ていているという。「現場に入る前は、自分が現場の良い雰囲気を作って引っ張って行こうとか変に意気込んでたんですけど、共演の皆さんがまじめで優しくて、常に現場を良い雰囲気で保っててくれて。僕もすごくやりやすいと感じているので、自分も誠意を持って取り組んでいこうと思えるような素敵な現場だなと思います」(鈴木)
馬場も「キャストは毎年入れ替わるんですけど、メインスタッフさんはずーっと変わらなくて、『スーパー戦隊愛』につつまれた現場で。最初に入った時は右も左も分からなかったんですけど、すごくあったかくてやさしく、そして間違っている時には厳しく教えてくれる、あったかい雰囲気がすごく僕は印象的で。このメンバーで1年間一緒にお仕事が出来るって光栄だなと思っていて、いまは毎日が楽しいですね」と現場の空気を絶賛。
3人の仲の良さは兄妹のようだそうで、紅一点の小宮も「現場は女の子が少なくて、馴染めるかなとか不安だったんですけど、スタッフさんや共演のみなさんが優しくしてくださって。私は経験も一番少ないので、分からないこともたくさんあるんですが、一つ一つ丁寧に教えてくださって有り難く思います。撮影のときも、楽屋でも“お兄ちゃん”って感じで、とても頼ってます」と明かした。
今回の作品で重視されるのはゴーバスターズが「実際に存在する組織」に見えるようなリアリティ。そのため、キャストもアクションシーンに果敢に挑戦している。「“オープニングで建物の壁を蹴りながら降りてもらうからね”って言われて、最初冗談で“いくらくれますか”とか笑ってたら、ホントだったんで。5階建ての建物から綱を付けて降りるんですけど、一番てっぺんで転んだりして、正直泣いて帰ろうかと思ったんですけど(笑)。やるしかないって、怖くて早くOK出してやろうって思って。それが自分でも一番頑張ったなっていうシーンですね」(鈴木)
今回メンバーは3人だが、3人の相棒となるメカ生命体『バディロイド』とのコンビも、今作品の売りとなりそうだ。レッドの相棒はチダ・ニック(声:藤原啓治)。「ニックは“エセアメリカ人”みたいな感じ。すぐワーオって言っちゃうような。バイクにも変型できて、バイクに乗りながら喋ってのお芝居もありました。カッコいいけど可愛い部分もあって、すごく子供に好かれるキャラクターじゃないかと思います」(鈴木)
ブルーの相棒はゴリサキ・バナナ(声:玄田哲章)。「おっきい図体で、ゴリラで怖そうに思えるんですけど、とても心配症で、僕が現場に行くと“大丈夫かなぁ”ってオドオドしてる感じなので、ギャップです。動きもとても愛くるしいし可愛いので愛してやってください」(馬場)
イエローの相棒はウサダ・レタス(声:鈴木達央)。「すごいカワイイんですよ。でも性別は“オス”です、男の子です。私もはじめ女の子かと思ったんですけど。性格はツンデレですね。やんちゃな感じもありつつ、ヨーコとすごく性格が似ているところもあって強気な自信家です。しょっちゅう喧嘩してすぐ仲直りしてます。13年間一緒に居て“彼氏みたいな存在”ということを言われました。でもお兄ちゃんに近いかもしれないです」(小宮)
『特命戦隊ゴーバスターズ』は2月26日朝7時30分からテレビ朝日で放送スタート。なおレッドバスター役の鈴木勝大が、発売中の月刊デ☆ビュー2月号と、2月1日発売の月刊デ☆ビュー3月号にインタビューで登場している。