宮本亜門演出『ウィズ』AKB48グループ・メンバーオーディション主役決定! 梅田彩佳&田野優花の「まさかの二人ドロシー」 | ニュース | Deview-デビュー

Deview LOGO

お知らせ

検索の条件設定はコチラ

Deview LOGO

ニュース

2014/10/21 23:21

デビュー

宮本亜門演出『ウィズ』AKB48グループ・メンバーオーディション主役決定! 梅田彩佳&田野優花の「まさかの二人ドロシー」

『ウィズ』AKB48グループ・メンバーオーディションで主演ドロシー役を勝ちとった田野優花(左)と梅田彩佳(右)。中央は演出の宮本亜門(C)De-View
『ウィズ』AKB48グループ・メンバーオーディションで主演ドロシー役を勝ちとった田野優花(左)と梅田彩佳(右)。中央は演出の宮本亜門(C)De-View

 2015年春に再演される宮本亜門演出の「超ど級・ソウルフルミュージカル『ウィズ〜オズの魔法使い〜』」。その主演をAKB48グループのメンバーから選出するオーディションが21日、都内で開催され、梅田彩佳(NMB48 チームB II)と田野優花(AKB48 チームK)がドロシー役をダブルキャストで演じることが決定した。

 同作の主演をAKB48グループから選出するオーディションは、2年ぶり2回目。今回は立候補制を採り108名がオーディションに参加した。そして二次に及ぶ審査を潜り抜けた6名が六本木ブルーシアターの最終選考のステージに立った。最終選考に参加したのは梅田彩佳、田野優花、横山由依(AKB48 チームK)、岡田奈々(AKB48 チーム4)、高柳明音(SKE48 チームKII)、仲川遥香(JKT48 チームJ)の6名。客席中央で審査を担当する宮本亜門が見守る中、課題曲(『Brand New Day』)でのダンス審査、女優・エリアンナを相手役に劇中の1シーンを演じる演技審査、劇中歌『Home』歌う歌唱審査の3つの審査が行なわれた。

 ダンス、演技審査までが終了した時点で、ここまでの審査にすべて立会い、メンバーの変化を見てきた宮本が思わず発したのは、「みんな上達しちゃってる…」という、喜びと悩ましさが混じったコメント。この時点ではまだ接戦、最後の歌審査が勝負の分かれ目となることを匂わせた。プロのミュージカル女優でも歌いこなすことが難しい、幅広い音域を持つ楽曲『Home』。しかし、物語上、最も重要な楽曲であるがゆえに、この高いハードルに挑んでこそ主役を演じる資格が与えられる。メンバー6人は、緊張に必死にあらがいながら、気持ちを込めてドロシーになりきって歌いきった。

 すべての審査終了後、宮本の口から発表された合格者の名前は「梅田彩佳」。梅田が喜びのあまり座り込んで泣き出すさなかに、宮本は「すいません! もう一人います。一人に決めなきゃいけないのはわかっているんだけど、どうやってもやらざるを得ない」と、もう一人「田野優花」の名前を読み上げた。宮本本人もスタッフも想定外のWキャスト。梅田と田野は「お互い切磋琢磨したい」と抱き合って喜びを分かち合った。

 「まさかの二人ドロシーですよ」。終了後の囲み取材で、宮本はその選択に至った想いを語った。「自分で自分にいい加減にしろ!って感じです(笑)。でも、どーーしても二人が落ちる理由が無い、というのが正直なところで。絶対一人にしなきゃいけないというのは分かってるんですけど、全く違う二人です。
 梅田さんは完成度をどんどん上げてきて、1回目と違って、今回はここまでいくのか!?  次はどこにいくんだ!?  って。もうこれは後は稽古場で磨いて磨いてピカピカにして、すごいドロシーを作りたいという気持ちでした。
 田野さんはどちらかというと、未完成で、今始まったばかりなんだけど、この声がこのミュージカルにぴったりなんですよ。ダンスは1回目と2回目のオーディションを通じたなかで最高、ピカイチなんで、このダンスから広がって、歌や演技がどこまでいけるかと。二人がバンバン化学反応を起こして、お互いに高みに行ってほしいという想いがあって、二人ドロシーになりました」

 前回のオーディションでも最終まで進んでいた梅田は、2年越しのリベンジを果たした。「前回はファンの皆さんにステージに立っている姿を見せることができなかったので、ファンの皆さんが一番喜んでくれると思います。2年前にこの舞台を観たんですけど、すごくきらびやかで、前回の主役だった(増田)有華もスゴく輝いてて、“ホントに楽しかったよ”って言うのを逐一聞いてたから。今度オーディションがあったら絶対受けなあかんと思ってましたけど、2年後に自分が立てるとは思ってもいませんでした。すっごくすっごく超嬉しい。昨日は寝付けなかったから、今日はすぐ眠る〜(笑)」

 一方の田野は、前回、劇場公演の後に行なわれた深夜に及ぶオーディションを、疲労のあまり辞退したという経緯がある。宮本もそのことを覚えていたが、この2年間に目を見張る成長を見せた田野と「一緒に仕事がしたい」と、Wキャストという掟破りを選択した。田野は「1回目に断った分も、“今回はマジでガチだぞ!”っていうやる気を見せないと、と思って毎日練習に挑んでたんですけど、その想いが伝わってよかったです」と、こちらもリベンジを果たせた喜びを語った。

 17歳の田野に対して、AKB48の2期生としてスタートしている梅田は現在25歳。演じるドロシーは15歳と、10歳若い女の子を演じることになる。不安そうに「キャピキャピしたつもりだったんですけど、どうでしたか、私」と恐る恐る聞くと、「キャピキャピしてたよ!14歳ぐらいにみえましたよ(笑)。舞台で『15歳』とか出ないもん。ドロシーって役だから、大丈夫です」という宮本の心強い言葉。「そうですよね! よかったよかった。岡田奈々ちゃんが“この中で一番若いので”って言ったとき、“ヤバイ私!”って焦ったんですけど。若々しくなるように頑張ります(笑)」と梅田も気を取り直して意気込んだ。

 田野と梅田、キャリアもキャラクターも異なる二人のドロシーを迎えた宮本。「二人に同じドロシーをやってもらおうとは思っていません。全く別々の、自分にしかできないドロシーがお互いどこまで広がるか、というのをやってみたい。最高に輝くと思います」と最後にアピールした。スーパー・ソウルフル・ミュージカル『ウィズ〜オズの魔法使い〜THE WIZ』は2015年3月8日の東京公演を皮切りに、全国4都市で上演。

 なお梅田彩佳の在籍するNMB48の連載『NMB48おぼえてカエッて!』が月刊デ☆ビューで掲載中。

関連写真

  • 『ウィズ』AKB48グループ・メンバーオーディションで主演ドロシー役を勝ちとった田野優花(左)と梅田彩佳(右)。中央は演出の宮本亜門(C)De-View

  • 「まさかの二人ドロシーですよ」と宮本亜門自身が驚く結果となった。(C)De-View

  • キレのあるダンスを見せる梅田と田野(C)De-View

  • 岡田奈々(AKB48 チーム4)(C)De-View

  • 高柳明音(SKE48 チームKII)(C)De-View

  • 田野優花(AKB48 チームK)(C)De-View

  • 仲川遥香(JKT48 チームJ)(C)De-View

  • 横山由依(AKB48 チームK)(C)De-View

  • 演技審査での田野優花(C)De-View

  • 合格の発表に涙する梅田(C)De-View

  

Pick up

オススメ

  
×