オーディション情報
映画『あぜ道のダンディ』キャスト募集
主催:
デビュー以来の主演作・光石 研×世界が認める新人監督・石井裕也映画「あぜ道のダンディ」キャスト募集
製作◆Breath、ビタ-ズ・エンド、ダブ、他
脚本・監督◆
石井裕也
制作◆ダブ
配給◆ビターズ・エンド
ストーリー★
男とは何か?男は男として生きる。「ただそれだけ」だ。生きにくくなった現代の中で、男は見栄を張り続ける。平成日本の新しきダンディズムと不器用な父子愛を描く。
北関東、地方都市。
妻に先立たれ早15年、配送業の淳一(50)には、大学浪人中の俊也(19)と高校三年生の桃子(18)の二人の子供がいる。自立心の強い二人の子供は父親とはほとんど口を聞かない。淳一は悲しんでいた。子供達のために一生懸命働いても、その金は俊也の携帯ゲーム機と桃子のプリクラ代に変わるだけ。何とか子供達とコミュニケーションを取るために話題を合わせようとするが、淳一には「何故そんな機械が面白いのか全く分からない」のであった。安月給。過労。だが、立ち止まる事は許されない。淳一は犬のように働き続けるだけだった。そして子供達には見栄を張る。「お父さんは金なら持っている」と背伸びをする。やがて淳一は体調を崩す。亡き妻がそうであったように、自分も癌なんだと思い悩む。それを友人の真田(50)にしか相談できない。
死ぬ前に、せめて子供達のために何かを残してやろうと思うが何もない。その上、浪人中の俊也が大学受験に合格した。そして桃子も合格した。よりによって、ふたりとも東京の私立大学だった。学費など、払えるものか。その上、仕送りなど…。