1985年結成、1987年から男優が女性役をも演じるという手法をとり、現在は男優35名、女性演出家・倉田淳1名のみで構成されている演劇集団「劇団スタジオライフ」が、2022年6月に上演する舞台『WHITE』の出演者オーディションを実施。

　同劇団は、その耽美な世界観と、演出家 倉田淳の独創的な脚色力と美しく繊細な舞台演出が話題を呼び、幅広い年齢層の女性を中心に圧倒的な支持を得ている。

◆作品について
『WHITE』は高校生男子達を中心人物とし、コミュニケーションの在り方を探ってゆくことをテーマとしている。
いつも図書室に籠り本だけを相手にしている「三角草太郎」が、暇つぶしで図書室に現れた「正ちゃん」「岩波」「坊」の仲良し三人組と出逢い、からかわれているうちに三人を巻き込んで愛読書の物語世界へと迷い込んでしまい、その中で追い詰められ、心を開いてゆくというストーリーだ。現実世界の高校教師達「校長」「教頭」「スパルタ体育教師」「堅物の現国女教師」は、妖怪・妖精となって彼らの迷い込んだ物語世界を掻き回してゆく。また男子生徒たちの憧れの的である女子高生「マドンナ」が三角草太郎の心の扉を開くきっかけを与えるキーパーソンとして物語世界に登場する。「走れメロス」「森は生きている」「銀河鉄道の夜」「星の王子さま」等、どこか懐かしい愛読書の世界を漂う中で三角草太郎は何を見つけてゆくのか…。

◆募集役柄
※募集人員4名
※選考の過程で募集役柄のうちからキャスティング
・「三角草太郎」…読書家、感情や感覚が細やかで微妙。現実逃避の傾向が強く、物語世界に逃げ込む事で自分を守り続けてきた。
・「マドンナ」…学園の女神、物語世界では救世主として登場する
・「正治」…典型的なガキ大将、竹をスパッと割ったような性格、反面涙もろくて愛すべきお節介
・「岩波」…読書家、デリケートな感受性・神経の持ち主、正治の愛すべきお節介に救われている一人
・「坊」…博愛主義者ののんびり屋
・「不良少女」…孤独な不良
・「埼玉のプレイボーイ」…究極のナルシスト
・「メロスの家来」…王様に振り回される従者
・「12月の精」…劇中劇「森は生きている」に登場する季節の精

【公演概要】
上演作品：『WHITE』
作・演出：倉田 淳
本番期間:2022年6日10日（金）〜19日（日）計12公演
公演会場：ウエストエンドスタジオ（東京都中野区新井5-1-1）
稽古期間：2022年5月初旬より開始予定。（稽古場：都内スタジオ）
※本稽古入り前にビジュアルスチール撮影へ参加の可能性有。