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2013/04/09 18:11
Lead中土居宏宜が卒業、ファンへの最後のメッセージ。「この3人と組めてよかった。Leadで学んだことを生かして精一杯生きていきます!」
4人組ボーカル&ダンスグループ・Lead が、イベントライブ『Leaders Party 10!〜ハピネス☆〜』の最終公演を、先月30日、東京・Zepp Tokyoで開催。この公演をもって、リーダーの中土居宏宜がLeadから卒業。そして芸能界を引退した。中土居は、ライブの最後、マイクを置き、Leaders(ファン)に対して「Leaders、本当にありがとう。これからもLeadをよろしくお願いします」と感謝を表し、ステージをあとにした。
先月22日の名古屋からスタートしたこの『Leaders Party 10!〜ハピネス☆〜』も、この日が最終公演。オープニングで4人のシルエットが現れた途端、場内は早くも大歓声につつまれた。1曲目の『High テンション Day』からヒートアップ。
今年1月、公式ブログにて、Leadからの卒業、そして芸能界からの卒業を発表した中土居にとって、これが最後のステージとなる。中土居が「全力でハピネスなステージになるように頑張るので、最後まで楽しんでいってください!」と呼びかけると、ファンは大きな歓声で応えた。
この日は、シングル曲以外にも、ファンからの支持が高いアルバム曲、カップリング曲もふんだんに盛り込まれたセットリストとなった。
またダンスコーナー、中土居と古屋敬多の対決を収録したコントふうの映像上映コーナーなど、バラエティ豊かな内容が用意され、文字通り、ファンと一緒に楽しむパーティーのような雰囲気で進行した。
ライブ後半、中土居のソロコーナーが始まると、客席は一面、イメージカラーである赤いサイリウムの海に。そんな中『君〜さくら〜』を歌い上げた。中土居は「この光景とみんなの声援は絶対に忘れません」と感激の表情で語った。
それに続いて、谷内伸也、古屋、鍵本輝の3人による新曲『Upturn』を初披露。歌詞は谷内と古屋によるもの。これからの新しい歴史を作っていく3人の歌は、Leadの未来を感じさせた。詞を手掛けた谷内は「形は変わっていくけど、想いは変わらない!」と今の想いを告げた。
そして『Summer Madness』で、明るい雰囲気の中、本編の幕を閉じた。この段階では、場内はまだ中土居の卒業をリアリティをもって感じられない様子だった。
ステージ暗転後、会場には「宏宜ありがとう!」のアンコールの声が徐々に大きくなる。それに応え登場した4人。立て続けに3曲を歌い上げたあと、ついに中土居からのファンへの最後のメッセージが。
「本当にたくさんの方々に支えられて、約11年間、Leadとして僕は全力で突っ走ることができました。
本当にいつもね、Leadersのみんなは、僕たちの味方でいてくれましたね。みんなのおかげでここまでやることができました。
17歳から27歳までのLeadとしての自分は、僕の青春です。この期間は、今の僕を一番作ってくれた時間だと思います。これから、いろんなことがあると思うんですけど、基本的な考え方は、変わらず進んでいくと思います。ほんとにね、Leadersと過ごした一つ一つは僕の宝物です。思い出は全部一生忘れません。
長い間、中土居宏宜を応援してくださって、本当にありがとうございました。そして、これからも変わらずに、伸也、輝、敬多の3人を応援してください。よろしくお願いします」
中土居が語り終えると、場内は歓声やすすり泣く声につつまれた。
そんな中土居の挨拶を受け、谷内伸也は「これから3人でやっていくけど、宏宜が抜けたからLeadがダメになったと言われないように、最後の最後までLeadやLeadersのことを考えてくれた宏宜のために、絶対に頑張って、もっといい景色を見ていきたい。そのためにはLeadersの力が必要で、ついてきてもらえるように、これから力を合わせて一人一人がリーダーと言えるくらい、頑張っていきたいと思います」と力強く誓った。
「いつか、今よりももっともっともっとこの3人が成長したときに、僕は宏宜に言いたい言葉があります」と話すのは鍵本輝。「昨年『タンブリングvol3』という舞台を経験させてもらった時に、僕が演じた日吉洪太という役の最後のセリフなんですけど、
『ざまぁみろ!一緒にやれなくて悔しいでしょ。だからずっと俺たちのこと、見とけよ!』って」。
この言葉に場内はさらに涙声に…。
そんなメンバーたちの言葉を受け、3人にメッセージを送る中土居。鍵本には「輝、もっと強くなれよ。昔から怒られたらすぐいじける。いじけるんやなくて、自分の思いをちゃんと伝えなさい。いつも自分の気持ちを押し殺してしまうけど、でもね、もっと周りには、たくさんの方がいるから、もっと頼れよ!」と激励した。
「輝は、振付だったり音の方でもLeadの軸となって作ってくれましたが、その中で僕はいろんな意見を言ったと思います。その意見に対応してくれて、たくさんのわがままを聞いてくれて。
なんかね、輝の作る振付、めちゃ、むずいんですよ。でも大好きでした!これからも長所を伸ばして頑張ってください」
また長らく中土居と同室で生活していた古屋には「敬多は昔からほんとに子供。洗濯ものをたたんだり、家事をしたり、朝起こしたり、たくさん僕はお世話をしました。ほんとにどうしようもないけど、だけど憎めないんだよね。すごく周りを和やかにする、そういう魅力を敬太は持ってる。そんなピュアな心をもった敬多でいてほしい」
そして最後は谷内へ。
「いっぱい話し合ったな。僕もいっぱい悩み事を聴いてもらったり、伸也の悩み事を聞いたり…。僕は伸也にいろいろと頼ってた部分があった。僕は感謝しています。昨年の年末ライブのあとに『Leadは俺に任せてくれ』という言葉を聞いて、本当に頼もしいなと思ったよ。伸也は最後まで僕のことを引き止めてくれた。本当にありがとう。
これから3人、もっともっと素敵な作品、素敵なパフォーマンスで、たくさんの景色をみなさんに見せてあげてください。僕もLeadersの一員として、応援しています。この3人でグループを組めて本当によかった。
これからはLeadで学んだことを生かして、精一杯生きて行きます。本当にありがとうございます」と力強く語りかけた。
ラストは『COLOR』で明るく締めた。が、まだ鳴り止まない歓声。最後の最後に「次の曲、俺の独断でこの曲を選ばせていただきました!」と中土居。“僕たちの始まりの曲、大切な曲”というデビュー曲『真夏のMagic』を歌い、会場が一つになった。
最後の一曲を歌い終え、マイクを置いた中土居。
「Leaders、本当にありがとう。これからもLeadをよろしくお願いします」と叫び、感涙の中、中土居宏宜リーダーの4人のLeadのステージは、幕をおろした。