ニュース
2021/07/21 19:01
つんく♂イチオシ14歳シンガー・桜田ミレイ、「TOKYO青春映画祭」でアイドル賞を受賞「これを自信に頑張っていきたい」
エンタメプロデューサーつんく♂が立ち上げた、「青春」をテーマにした映画祭「TOKYO青春映画祭」が開催され、ノミネート作品の上映、作品賞グランプリをはじめとする各賞の発表が行われた。昨年行われた第1回「中2映画」ヒロインオーディションに合格し、『従姉妹協奏曲〜いとこコンチェルト〜』で主演を果たした14歳、桜田ミレイが「アイドル賞」を受賞した。
つんく♂が総監修を務め、「中2に見えるヒロイン募集」からスタート、「中2」をテーマに青春映画を製作する「中2映画プロジェクト2022」から発展した「TOKYO青春映画祭」。テーマは「甘酸っぱい」「ほろ苦い」「思春期の笑顔・涙・汗」、時には「熱血」時には「社会問題」「友情問題」「家族関係」など、「青春」とカテゴライズできる映画なら誰でも参加できる、世界でもレアな映画祭となっている。
桜田は昨年行われた第1回「中2映画」ヒロインオーディションに合格し、中2映画プロジェクトの1作『従姉妹協奏曲〜いとこコンチェルト〜』で主人公・佐々木美里役を演じ、くるくる変わる表情と、その存在感が目を引いた。ゲスト審査員の吉田豪は「アイドル性は高いし、実は歌が上手かったりという部分で評価した」とコメント、青山倫子は「作品の中でどんどん綺麗になっていくのがとても楽しかった」と笑顔で祝福した。
桜田に受賞の感想を聞くと「本当に選んでいただけるとは思っていなかったので、完全に油断していて。呼ばれた瞬間心臓がドキドキしました。つんく♂さん、審査員の方々から大切なお言葉をいただけて、今後、本当に夢に向かって頑張ろうってもう一度思える機会になりました」と喜びを表した。
今回、「中2映画」ヒロインオーディションに応募したことが、映画出演のきっかけ。「お母さんが“こんなのあるよ”って教えてくれて、そのとき、同じ中学2年生だったので“自分にぴったりじゃない?”って思って応募しました。元々ドラマを観るのが好きで、女優に興味があったので、今回、ヒロインに選んでいただき、佐々木美里役を演じることができたことは私の一つの宝物です」。
いきなり短編映画のヒロインに抜擢されたが。今回は初めての演技。「演技は初めてだったので、目線やちょっとした仕草だったり、相手との距離感がはじめは全然つかめなくて撮影は大変でした。W主演の中野マリアちゃんと切磋琢磨して、スタッフや関係者の方と一緒に頑張って乗り越えられました」と、周囲への感謝を語った。
今回のオーディションに参加したことがきっかけにつんく♂と出会い、『THEカラオケ★バトル』(テレビ東京)へも“つんく♂イチオシシンガー”として登場。その魅力的な歌声でチャンスを切り拓いている。「カラオケバトルにも出させていただけるとは思ってもみなくて、実感が湧かなくて、ホントに桜田ミレイなのかなって思う部分もあるんです(笑)。でもこれからもつんく♂さんからのアドバイスを忘れずに頑張っていきたいと思います!“声が好き”って言っていただけることが多いんですけど、私、自分の声が好きじゃないんですよ…。でも今回の映画でも声を評価していただけたので、これからは自信を持っていこうと思います!」。
今回、映画祭で賞を受賞し、さらに活躍の場を拡げそうな桜田。「私は歌が本当に大好きなので、歌も頑張っていきたいんですけど、この中2映画を通して、どんどん演技だったり、モデルだったりと、たくさん活躍できるようになりたいです!」と意気込みを語ってくれた。
■作品部門
●グランプリ:『けしかすの花』(監督・小池匠)
●準グランプリ:『雨のまにまに』(監督・金澤勇貴)
●審査員特別賞:『SMILE』(監督・空下慎)
●最優秀青春賞(観客投票による):『SMILE』(監督・空下慎)
■個人部門
●最優秀シナリオ賞:笠原ちゃこ監督(『ブスの法則』)
●最優秀監督賞:内田英介監督(『雨でも晴れる』)
●最優秀男優賞:陣慶昭(『消しかすの花』)
●最優秀女優賞:光石桔梗(『雨でも晴れる』)・園田あいか(『SMILE』)
●最優秀助演賞:佐々木このみ(『ブスの法則』)・峰平朔良(『アカリとマキコ』)
●アイドル賞:園田あいか(『SMILE』)・桜田ミレイ(『従姉妹協奏曲〜いとこコンチェルト〜』)