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2018/11/04 15:09
乃木坂46・高山一実が小説家デビュー 「アイドルを目指す女の子の10年間」の物語を芥川賞作家絶賛
乃木坂46・高山一実が、28日発売の長編小説『トラペジウム』(KADOKAWA)で小説家デビューを果たす。乃木坂46メンバーの小説家デビューは高山が初めて。
本作は現役トップアイドルである著者・高山一実が、「アイドルを目指す、ある女の子の10年間」について綴った本格長編小説。雑誌『ダ・ヴィンチ』2016年5月号から2018年9月号まで、2年以上にわたって連載され、単行本化にあたって大幅な加筆修正を行っての上梓となった。
帯には「これは一つの青春の終わりから、 次の青春へ向かう物語」(中村文則)、 「時折あらわれる、鋭い“いじわる”表現が良い」(羽田圭介)と、二人の芥川賞作家からコメントが寄せられ、書き手としての高山の才能に期待が集まっている。
なお26日(月)には、八重洲ブックセンターにて刊行記念イベントを開催予定。
■高山一実コメント
長編執筆の決意をしてから2年半、バッグには常に原稿が入っていました。トラペジウムのことを考えなかった日は一度もありません。どんなメッセージを含ませたいか、その為にはどうやってストーリーを運んでいけば良いか、 アイドルはどうあるべきか、主にこの3つを繰り返し自分に問いかけ、なんとか一冊の本に纏めることができました。《アイドルの在り方》については主観というより統計かもしれません。ヒントをくれる人たちが常に近くにいましたので、環境と時間が答えへと導いてくれました。夢を与える職業と言われているアイドル。「小説」は、その夢の与え方がずっとわからなかった私が、やっと見つけた可能性です。どうか読んでくださった方の未来を照らす作品となりますように。
■『トラペジウム』あらすじ
高校1年生の東ゆうは、「絶対にアイドルになる」ため、己に4箇条を課して高校生活を送っていた。「SNSはやらない」「彼氏は作らない」「学校では目立たない」「東西南北の美少女を仲間にする」。努力の末、ついに東西南北の“輝く星たち”を仲間にした東が、己のすべてをかけて追いかけた夢の結末とは!?現役トップアイドルが、アイドルを目指す女の子の10年間を描いた、感動の青春小説。
■高山一実(たかやま・かずみ)プロフィール
1994年2月8日生まれ、千葉県南房総市出身。2011年8月、乃木坂46第1期メンバーオーディションに合格。16年4月より雑誌『ダ・ヴィンチ』にて小説『トラペジウム』の連載を開始。同年9月、ファースト写真集『高山一実写真集 恋かもしれない』を刊行。本書が小説デビュー作となる。