80年代に一世を風靡したコミック『まいっちんぐマチコ先生』が、原作のえびはら武司の画業45周年を記念し『初恋スケッチ〜まいっちんぐマチコ先生〜』として劇場用映画化。その公開初日舞台あいさつが8日、渋谷HUMAXシネマで行われ、麻衣マチコ役の大澤玲美をはじめとするキャストが登壇した。

　同作は中学校・あらま学園の生徒たちの卒業から10年後を描く物語。生徒たちのマドンナ・麻衣マチコ先生役を演じたのは、Popteenモデルからキャリアをスタートし、グラビアの活動を経て、今回映画初主演という大澤玲美。大澤は「今回はオーディションで決まったのですが、ずっと家で願っていたので、決まったときはとにかく嬉しかったです。そして、こんなにたくさんの人に作品を観てもらえたことが本当に幸せです」と喜びを語った。

　舞台挨拶の後半にはスペシャルゲストとして、原作者のえびはら武司が登場。「これまではちょっと茶化した作品になるんですが、今回のようにまじめに映画を作っていただくのは初めてだったので、感動しました。キチンとまとまっていて、すごくびっくりしました。お色気シーンは無くてもいいんじゃないかな。いい作品をありがとうございます」と監督、キャストに感謝した。

　来年1月9日にはDVDの発売が発表されると会場からは大きな拍手が起こった。大澤は「楽しかったですね、今日！こうして皆さんとお会いできてうれしかったです」と充実した表情を見せ、「ぜひ明日、隣の人に『よかったよ』とボヤいてみてください」と挨拶。ちょっとおかしな言葉のチョイスにツッコミが入り、会場爆笑のまま舞台挨拶は幕を閉じた。