キングレコードのホラーレーベル「ホラー秘宝」が主宰する映画祭「夏のホラー秘宝まつり2018」（東京・キネカ大森ほか）のイメージガール「ホラー秘宝ガール」に、“知名度ゼロ”の地下アイドル「月蝕GISELLe21」のメンバーであり、実は期待の若手女優である土許麻衣（つちもと・まい）が抜擢されている。

　前回2017年の「ホラー秘宝ガール」には、メジャーデビューを果たしているアイドルグループ「夢みるアドレセンス」に在籍し、メジャー誌のモデルでも活躍する荻野可鈴が選ばれているが、2018年の秘宝ガールは、無名のアイドル・土許麻衣に決定。

　土許が在籍する月蝕GISELLe21は、高取英主宰の劇団「月蝕歌劇団」の世界観をベースに結成された、新たなる時代を担う制作プロジェクトによって、2018年1月から活動を開始したアイドルユニット。知名度もほぼゼロの“絶滅寸前”地下アイドルからの抜擢となる。

　実は土許は、『暴力映画の新星』として映画界の注目を浴びる阪元裕吾監督の商業デビュー作『ファミリー・ウォーズ（仮）』の主演女優を務めている。22歳にしてカナザワ映画祭、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭といった数々の映画祭で賞を受賞。『夏のホラー秘宝まつり2018』でも阪元監督の特集上映は大きな目玉となっている。

　今回の大抜擢について「全くの無名の私がホラー秘宝まつりのイメージガールをやらせていただくのは本当に光栄で嬉しく思ってます！　そして阪元監督の最新作ですが、他の共演者の方たちに飲まれないよう、最高の作品にすべく全力でぶつかっていこうと思います」と意気込みを語っている。

　映画祭の顔「秘宝ガール」として、期待の若手監督・阪元裕吾監督の最新作『ファミリー・ウォーズ（仮）』のヒロインとして一気に注目を浴びることになる土許麻衣。今後の彼女を取り巻く状況がどのように変化していくのか興味深い。

　「夏のホラー秘宝まつり」は、東京・キネカ大森：8月25日（土）〜9月7日（金）、名古屋・シネマスコーレ：8月25日（土）〜、大阪・シアターセブン：8月25日（土）〜開催。

■土許麻衣（つちもと・まい）
1994年2月4日生まれ、東京都出身
特技：ダンス、車の顔真似
趣味：スーパー銭湯めぐり
主な出演作：｢いいにおいのする映画｣(2015年・酒井麻衣監督)