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2018/05/07 19:28
『レディ・プレイヤー1』出演の森崎ウィン所属、ダンスボーカルユニット・PrizmaX 「2ヵ月以上ぶり」ライブステージにエンジン全開
サイパン、フランス、ミャンマー、日本とさまざまな文化的ルーツを持つメンバーが集まった国際派ダンスボーカルユニット・PrizmaXが、5日幕張メッセにて行われた『ピーアーク presents bayfm フリマパラダイス』のライブステージに登場。2ヵ月以上ぶりというライブにメンバーは「2ヵ月以上ぶりのライブなんで、5 人ともエンジン全開でここに立ってます!」と、会場のファンを大いに盛り上げた。
メンバーの1人、森崎ウィンは、現在公開中のスティーブン・スピルバーグ監督の映画「レディ・プレイヤー1」のメインキャストの1人、ダイトウ役として出演。ワールドプレミアで世界各国を飛び回っていたため、今回久々のライフステージとなった。
ひときわ大きな歓声で迎えられ、爽やかなサウンドにのせて夏の恋を歌う「HUG&KISS」でステージはスタート。「レディ・プレイヤー1」では、男っぽさのにじみ出る役柄を演じていた森崎だが、この曲では満面の笑みで客席に投げキッス。ハイトーンの歌声を聴かせる森崎、中低音の落ち着いた歌声を聴かせるもう一人のボーカル・黒川ティムとのハーモニーを響かせた。
続いてイントロで大きな歓声が起こったのは、森崎が作曲、黒川とラッパーの清水大樹が作詞を手がけた、ファンにも人気の高い1曲「Three Things」。スムースなサウンドを聴かせる楽曲だが、久々のステージに気分が高揚しているのか、森崎、黒川が互いに気合いを入れあうようにソウルフルな歌声を聴かせていた。清水やパフォーマーの島田翼、福本有希も軽快なダンスで魅了する。
MCでは「2か月以上ぶりのライブなんで、5人ともエンジン全開でここに立ってます!」(清水)とこの日の心境を吐露。バラード「Someday」では、にぎやかなMCから一転、失恋の痛みを繊細かつ丁寧に表現。メンバー全員が役者としてのキャリアを持っているからこその“魅せ方”を披露した。
続くバラード「yours」では、冒頭で森崎が「愛してるだけじゃ、キミはたりない……」とアカペラで歌い上げ、会場全体がグッとひきこまれる。1月クールのドラマ『明日の君がもっと好き』(テレビ朝日)の主題歌で、英語バージョン「yours〜For an eternal time」は全世界で配信。彼らの楽曲の中でもバツグンの知名度を誇り、サウンド、ダンスともにシンプルな楽曲だけに、森崎と黒川の情感あふれる歌声はもちろん、全員の高い表現力が光る1曲でもある。
後半のMCでは、歯に衣着せないトークで“PrizmaXの特殊部隊”の異名を持つ福本が、森崎が先日出演した「しゃべくり 007」(日本テレビ)で連呼していた映画の決め台詞「First to the egg!(1番を獲りに行こう!という意味)」を無茶ぶり。急遽、番組で好評だった水中での「First to the egg!」を披露するというひと幕も。
ラストを飾ったのは、60年代テイストのロックンロールサウンドで盛り上げる「my girl」。いい意味で時代性を感じさせないエバーグリーンさを持つPrizmaXの楽曲は、大人世代からキッズまでが楽しめるのがポイント。ハイテンションなこの曲の勢いどおりに熱気をはらんだまま、この日のステージは幕を閉じた。