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2018/01/15 19:51
声優志望者が主人公のドラマ『声だけ天使』スタート レジェンド・野沢雅子は「声優界も声で恋に落ちることが多い」と証言
AbemaTV完全オリジナル連続ドラマ第1弾『AbemaTV オリジナルドラマ進出記念作品 #声だけ天使』の、15日(月)22時からの放送開始を控え、12日(金)に実際にドラマのロケ地として使用された池袋の重要文化財 自由学園明日館 講堂で約110名の観客を招待した完成披露発表会が行われた。約1000人が参加したオーディションで抜擢され、本作が初の主演作となる亀田侑樹、そしてその仲間となる佐久本宝、松本妃代、久ヶ沢徹、山口景子、連続ドラマで初のヒロインを演じる仁村紗和、監督を務めた尾形竜太さらに、第1話ゲスト声優の野沢雅子が登壇した。
『#声だけ天使』は、アニメの聖地、池袋を舞台に、声優に憧れ上京してきた主人公・ケンゾウ(亀田)と同じ志を持つ4人の仲間「イケボイメンバー」の、友情と純愛、挫折と希望を描く青春群像劇。劇作家・演出家で、劇団扉座の座長であり、「スーパー歌舞伎IIワンピース」など、数々の舞台やドラマを手掛ける横内謙介が、「AbemaTV」初のオリジナルドラマのために脚本を書きおろしている。
第1話の試写の後に出演者たちが登場。ドラマの撮影現場での試写会とあって、亀田は「自分たちの母校に帰ってきたってかんじがします」と思い入れたっぷりに語る。一方、久ヶ沢が「養成所の教室になった場所が狭くて、体の大きな人も多いチームだったので、密度高めで温度も高かったよね」というと、尾形監督が「実はあそこは倉庫だった」と、出演者も初めて知る事実を明かした。
まったくオーディションに通らない状況を打開するべく、ユーザーからのリクエストに応えて声を届ける「イケてるボイスサービス(仮)」を立ち上げる“イケボイメンバー”が話の中心となるが、5人のメンバーは「温度とタイミングがすごくよくて5人一緒にいるときに誰もしゃべらないこともあるけど、それも絶妙」と山口が語るように、いい関係性が築けたよう。それを受けて、松本も「自然と距離感がとれていて、よいチームワークでした」と語った。
主人公のケンゾウと声を通して心を通わせるヒロイン・さくら役の仁村は「イケボイメンバーの皆さんとは、声を通した関係なので、現場であまり会う機会がなかったので、今日は不思議な感じです」と、このドラマならではのエピソードを明かす。そして仁村は、続いて、ゲストとして登場した声優業界のレジェンド・野沢雅子に対して「声で恋に落ちていくストーリーですが、声優同士の恋愛って多いんでしょうか?」と大胆に質問。すると野沢は「多いですよー。恋人役やっているとね。錯覚に陥っちゃうのかしらね(笑)。私はもう全然ならないですけどね」と語ると、会場は盛り上がった。
そして声優を目指している人へのメッセージを聞かれた野沢は「今、声優を目指している人は多いと思います。でも好きだけでなれるわけじゃない。たくさんいろんな人の癖や動作をみて引き出しに入れておいて欲しいと思っています」と熱いメッセージを送った。
最後に尾形監督は「今の若い人たちは、自分でコミュ症だという人が多いんですが、自信を持ってほしい。このドラマでは若いメンバーたちがやっと社会に出ていくまでの成長が描かれているので、一歩を踏み出す勇気がもてるような作品になっていると思います。ぜひ10話までみてください」とメッセージを送った。『AbemaTV オリジナルドラマ#声だけ天使』第1話の放送は15日(月)22時時より放送。