『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド＆エグゼイド with レジェンドライダー』の初日舞台あいさつが9日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、W主演を務める犬飼貴丈と飯島寛騎、劇場版ゲストの大槻ケンヂらキャストと上堀内佳寿也監督の総勢18名が集結。

　昨年、レジェンドライダー復活というイベントをひっさげてレベルアップを遂げ、かつてない熱狂を生んだ『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』。待望の第二弾にして、“平成最終章”となる本作では、現在放送中の『仮面ライダービルド』に加え、ゲーム×ドクターという異色のバトルが話題を読んだエグゼイド、劇的な復活が多くのファンを狂喜乱舞させたゴースト、そして鎧武、フォーゼ、オーズら、レジェンドライダーが復活。

　この日の舞台挨拶には、『仮面ライダービルド』から、犬飼、赤楚衛二、高田夏帆、滝裕可里、水上剣星、『仮面ライダーエグゼイド』から、飯島、瀬戸利樹、松本享恭、岩永徹也、松田るか、小野塚勇人、黒崎レイナ、甲斐翔真、そして本作の劇場版ゲストの大槻ケンヂに加え、『仮面ライダーゴースト』から西銘駿、柳喬之、『仮面ライダーフォーゼ』から土屋シオンが参戦。

　まずは、『仮面ライダービルド』チームの犬飼が「夜は焼肉っしょー!!」と雄叫びをあげると、赤楚も「この映画は負ける気がしねー！」と続き、高田も「みんなのアイドル、みーたんだよ〜!!」と、それぞれ役さながらの挨拶で会場を盛り上げる。一方の『仮面ライダーエグゼイド』チームも、飯島が「ノーコンテニューで!!」と客席に呼びかけると、詰め掛けたファンが「クリアしてやるぜ!!」と大きな声で返し、松田るかの「ニチアサのときめきは!?」という問いかけに対しても、「ポッピーにお任せ!!」と、息ピッタリのコール＆レスポンスで大盛り上がり。

　本作で映画初主演を務める犬飼は、公開初日を迎え「これまでも映画は何本か出演させていただいたことはあるんですが、今回は初主演なので、思い入れもその分すごく強い。チープな言い方になってしまうけど、 嬉しいより嬉しいより嬉しい!!くらいの嬉しみです」と喜びをかみ締め、「最高だ〜！フォ〜〜〜!!」と絶叫。W主演の飯島も「僕も同じ意見になってしまけど、素直にすごく嬉しい」と語り、「エグゼイドチームとしては、最後の映画になってしまうので、ぜひ大勢のみなさんに観ていただきたいです」としみじみ。

　『仮面ライダーフォーゼ』で、天ノ川学園高校一の情報ツウで仮面ライダー部OBでもあるJK（ジェイク）を演じた土屋が、福士蒼汰が演じる如月弦太朗の決めセリフ「宇宙、キターッ!!」と叫ぶと、観客からは「おかえりー!!」と大きな声が飛ぶ。それを受けた土屋は「レジェンド“一般人”、JK役の土屋シオンです。今回、仮面ライダー部のほかの7人の気持ちも背負ってここに立たせていただいてます。今、ライダー部のみんなに一番言いたいことは『（フォーゼは）愛されているよ』と伝えたい」とコメント。

　アフロヘアにハット姿で登場した、『仮面ライダーゴースト』の大天空寺の元住職代理・御成役の柳喬之は「どうも。レジェンド御成です。お久しぶりです。元気にやってんの？」となぜかハードボイルドキャラで挨拶。キャスト陣からも「そんなキャラじゃないじゃないですか!!（笑）」と突っ込まれつつ、「まさか（ゴーストが）終わって1年経ってオファーを頂けるなんて。髪も伸びたんですが、けっこう癖がすごくて……」とアフロヘアをイジリながら語り、「なぜ、この髪型なのかというと、今年発売されました『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』というVシネマでね。これも上堀内監督が監督をしてくださって…」とちゃっかりVシネマの宣伝をぶち込む。しかし、上堀内監督から「ありがたいけど、長い（笑）」と注意され、笑いが起きていた。

　レジェンドライダーとして、本作で復活を遂げた『仮面ライダーゴースト』の西銘駿は、大歓声に迎えられながら登場し、自身の決めセリフ「命！」（西銘）、「燃やすぜ!!」（観客）と、ファンとのコール＆レスポンスでさらに会場を盛り上げる。そして「すごくないですか、僕のフレッシュ感。どうですか？レジェンドに出せます、コレ？」と自画自賛。しかし、飯島から「今の間は何だったの？若手芸人かと思った（笑）」と指摘されてしまい、「久々に仮面ライダーの衣装を着ての舞台挨拶だったから、すごい緊張しちゃって」と照れ笑い。

　さらに「またこの衣装が着れたこと、変身がまたできたことが本当に嬉しかった」と語り、「帰ってくることを期待してくれていたファンのみなさんにも感謝していますし、キャスティングしてくださった、プロデューサーさん、本当にありがとうございます！」と感謝の想いを伝える。さらに「自分にとっても思い出に残っているシーンがたくさんあって。そういうのが蘇ってきて楽しかった」と笑顔で撮影を振り返った。

　本作のゲストであり、凶悪な科学者役を演じている大槻ケンヂは「昭和の仮面ライダーの第1作をリアルタイムでみていた」と明かし、「40数年経って、いわゆるラスボスを演じさせていただけるなんて、感無量です」とコメント。また、「今回映画に出させていただいたので、その機会があるならば、いつか仮面ライダーに音楽で関わってみたい」と願望を打ち明けた。

　また「2018年にむけてチャレンジしたいこと」を聞かれると、小野塚は「ほかの現場でまたエグゼイドチームで共演することが一番の目標」と話すと、飯島や松田らほかのキャスト陣も「共演したい！」と賛同。瀬戸が「個人的には英語を頑張りたい」と意気込むと、すかさず小野塚が「まず日本語からじゃない？」と茶々を入れ、松本が「趣味がないので、趣味がほしい。募集するので、どんどんやってほしいことがあれば…」と呼びかけると、岩永が「自分で目薬させるようになるのが目標じゃない？『バーン』って言ってやればいいじゃん（笑）」と提案。息ピッタリの掛け合いに会場が笑いに包まれるなか、松本は「恥ずかしいから、本当に!!」と赤面するひと幕も。

　一方のビルドチームは、高田が「ちょっとロケに出るとすぐ筋肉痛になっちゃう。なので、体を柔らかくしたい」と明かすと、赤楚は「本編で2階から飛び降りたり、車の上で横転したりするので、来年もどんどん体を張って、5階から飛び降りれるくらいになりたい」とコメント。「最近、料理に凝っている」と語った犬飼は、「食材買ってきて、あまったものを冷蔵庫に入れたまま腐らしてしまうことがあるので、計画的に食材を使えるようにしていきたい」と料理男子な一面をのぞかせた。

　最後に、飯島は「僕らエグゼイドチームとしては最後ということで、一人でも多くの人に『この映画、面白かったよ』って伝えて拡散していただけたらなと思います」とファンに呼びかけ、犬飼は「初主演ということもあり、まず大ヒットはしてほしい」と胸の内を明かし、「2017年と2018年で最も愛された映画になってくれたらいいなと思います。僕らも頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします」と語り、舞台挨拶を締めた。