「新しい時代にふさわしいまだ見たことのない女の子」を探す、講談社主催のオーディション「ミスiD2018」のお披露目およびグランプリ発表イベントが3日、有明・TFTホールで開催された。数ある賞のなかで、『ミスiD2018 ぼっちが、世界を変える。賞』は、ドール着ぐるみ初のファッションモデル・橋本ルルが受賞した。

　「ぼっちが世界を変える。」は本年度のキャッチコピー。その受賞者の一人に輝いた橋本に対し、実行委員長の小林司は「橋本るるは、美しさや女の子に対するいろんなコンプレックスでこういう形で登場した。でも『ミスiD』がこれを認めなかったら認めてもらえる場所が無い。認めるというどころか、一番魅了してくれた。こんなに綺麗な女の子がいることを教えてくれた」と絶賛した。

　「受賞の感想を」と促され、マイクの前に立った橋本に会場の視線が集中。そこで彼女は「私は人間が入っていました！　私が人間だって分かってくれてありがとうございます」と初めて言葉を発した。搾り出すような魂のこもった言葉に、小林も「今、声を聴いてゾクッとしました。“いるんだ！”って」と、その存在証明を確かに受け取っていた。