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2017/06/06 17:01
人気高校生YouTuber「ねお」、ホリプロとVAZが共同マネジメントを開始
リップシンク動画で人気の高校生YouTuber「ねお」のマネジメントを、インフルエンサーマーケティング事業を行なう株式会社VAZと、芸能プロダクション・ホリプロが共同で行うことが発表された。
「ねお」は、VAZに所屬する人気高校生クリエイター。口や表情を音楽に合わせながら、上半身だけを映像に映して踊る『リップシンク』動画のスタイルを確立し、同世代を中心に絶大な支持を集めている。
YouTubeチャンネル登録者数は11万人にのぼり、動画総再生回数は1900万回を記録。「LINELIVE OF THE YEAR 2016」で最優秀グランプリを獲得している。一方、森永製菓のプロモーションキャストに起用され、5月3日に開催された「GirlsAward 2017 SPRING/ SUMMER」ではランウェイに登場するなど、ネットの世界だけでなく、モデル・タレントにも活動の幅を広げている。
「ねお」が所属する株式会社VAZは、長尺の動画を上げるYouTuberのみならず、VineやTwitterで短い動画をあげるショートムーバーを多く抱え、それぞれに複数のプラットホームでの活動を場を与えている事務所。特に若年層に人気のインフルエンサーが多数所属しているのが特徴だ。
10代〜20代前半のスマホ世代にとっての「有名人」は、これまでのテレビタレントや雑誌モデルのあり方とは異なっており、SNSなどで独特の感性を発揮し、草の根的に支持を得てきた発信者の中から誕生している。大手芸能プロダクションのホリプロも、近年は積極的にインターネット、スマートフォンの配信分野に力を入れており、スマホ世代に強いクリエイターを発掘することが急務だった。
そんななかでも「ねお」は、モデルやタレントの分野に活動の幅を広げたいという意向を持っており、VAZとホリプロとの共同マネジメントが実現することとなった。これまでTwitterやYouTubeというインターネットの世界で多くのファンを獲得して来た「ねお」が、その活躍の場をテレビや雑誌など既存のメディアにもより一層広げていくことになる。
若年層に人気のインフルエンサーたちの感性や価値観を損なうことなく、既存の芸能界の枠組みに活躍の場を広げるために芸能プロダクションがバックアップする。このような座組みがこれからのトレンドになっていくかもしれない。なお、『第42回 ホリプロタレントスカウトキャラバン「気になるあの子」〜女子も男子も応募OK!!〜』の応募要項が、オーディション情報サイト「デビュー」に掲載中だ。