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2017/06/04 00:39
田中れいな、モー娘。から『悪ノ娘』へ! 王女リリアンヌはハマリ役「『跪きなさい』の台詞も気持ちいい」
元モーニング娘。の田中れいなが主演するミュージカル『悪ノ娘』(4日開幕)の公開ゲネプロが3日、東京池袋・あうるすぽっとで行なわれ、囲み取材に田中をはじめ山本和臣、鈴木ふみ奈、高野祐衣、中村裕香里、多田愛佳、鎌苅健太、野久保直樹が出席した。
今回の舞台は「mothy_悪ノP」が音声合成ソフト、鏡音リン・レンを用いて発表した楽曲『悪ノ娘』を原作にミュージカル化したもの。自身が主宰するX-QUESTでも同作を上演したトクナガヒデカツが脚本・演出を手がける。
贅沢の限りを尽くし、国民に重税を課す王女「リリアンヌ」。彼女の「悪政」に民衆は苦しめられていた。やがて彼女の幼き嫉妬心が隣国を滅ぼすに至り、ついに民衆は武器を手に王宮を取り囲む。そのとき、いつも王女の傍らいにいた召使い「アレン」のとった恐るべき行動とは…。滅びゆく王国と運命に翻弄された姉弟の「絆」の物語。
“暴君”リリアンヌ王女を演じる田中は「今回この舞台が決まって、ボカロ曲の『悪ノ娘』『悪ノ召使』『リグレットメッセージ』を見たとき“何この話!”って泣いちゃって。そんな作品を自分が演じられるのがすごく嬉しい」と、今回の役に対する強い思い入れを覗かせる。
というのも「今まで私がやってきた役は元気で純粋な役が多くて。でも、今回初めてみんなから“ぴったりじゃん!”って言われて(笑)。リリアンヌは“殺しなさい”とか“跪きなさい”とかめっちゃ暴言を吐くんですけど、実際のところ…やりやすいです(笑)。田中れいながあまり出ないように。リリアンナとして台詞を投げたいと思っています」とシンパシーを感じている。召使いのアレンを演じる山本も「田中さん演じるリリアンヌに従順に。(田中さんが)とてもハマリ役なので、すぐに跪ける感覚になっております」と太鼓判を押す。
役作りについて「普段博多弁やし、ズバズバ言うタイプなのでやりやすいだろうと思っていたんですけど、どういうテンションで言おうかと意外と悩んでしまって。そういうときはいつも田中れいなに“変換”して、こういう場合れいなやったらどうやって言うかいなって。そう考えながらリリアンヌを作っていった」と明かす田中。「今回の役はスンとして『跪きなさい』みたいな感じなので、気持ちいいなと思いながら演じさせてもらっています」と笑った。
「モーニング娘。から“悪ノ娘”になった感想は?」と質問されると、“娘つながり”は「全然意識してなかった」と改めてビックリした田中。「モーニング娘。のときから『ヤンキーキャラ』と言われていて、どぎついキャラではあったんですけど。皆さんの前でキツイ言葉を言ったり、するどい顔をしたりすることは、ライブ中とかではなかなかないので、新たな田中れいなを見ていただけるんじゃないかなと思っています」とアピールした。
ミュージカル『悪ノ娘』は6月4日〜11日、東京池袋・あうるすぽっとにて上演。