日本初演のミュージカル『ビリー・エリオット』初代ビリー役の4名が初お披露目 | ニュース | Deview-デビュー

Deview LOGO

お知らせ

検索の条件設定はコチラ

Deview LOGO

ニュース

2016/12/19 19:11

デビュー

日本初演のミュージカル『ビリー・エリオット』初代ビリー役の4名が初お披露目

長期オーディションを経て、日本初代ビリー役に抜擢された(左から)加藤航世くん・13歳、木村咲哉くん・10歳、前田晴翔くん・12歳、未来和樹くん・14歳(C)Deview
長期オーディションを経て、日本初代ビリー役に抜擢された(左から)加藤航世くん・13歳、木村咲哉くん・10歳、前田晴翔くん・12歳、未来和樹くん・14歳(C)Deview

 2017年7月に日本初演を迎える、ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』のキャスト発表&ビリー役お披露目会見が、18日に都内で行われ、日本初代ビリー役に選ばれた4名が初お披露目された。

 本作は、2000年に公開された映画『BILLY ELLIOT』(邦題「リトル・ダンサー」)を、アカデミー賞ノミネート監督であるスティーヴン・ダルドリーが映画に引き続き演出、ポップス界の大スター、エルトン・ジョンが楽曲を手がけ、ミュージカル化した作品。2005年5月にロンドン・ウエストエンドで幕を開けて以降、10年以上のロングラン公演、2009年にはトニー賞で10部門受賞するなど、世界的に大ヒットしている作品が、2017年夏についに日本人キャストで上演される。

 今回、ビリー役を決めるにあたり、約1年間をかけて育成&オーディションを重ねていく、長期育成型オーディションを実施。2015年11月より応募が開始され、応募総数1346名の中から450名が一次(書類)審査を通過。その後、2016年4月に、2週間にわたるオーディションが実施され、10名が二次審査を通過。5月からはバレエ、アクロバット、タップ、ジャズなどのレッスンがスタートし、8月に再び2週間にわたるオーディションが実施され、7名が三次審査を通過。

 そして、9月にはバレエなどのこれまでのレッスンに加え、ヒップポップ、歌などのさらなるレッスンを経て、12月に最終オーディションが行われ、日本初代ビリー役の4名、加藤航世(かとう・こうせい)くん、木村咲哉(きむら・さくや)くん、前田晴翔(まえだ・はると)くん、未来和樹(みらい・かずき)くんが決定した。

 この日の会見には、ビリー役の4名のほか、エグゼクティヴ・プロデューサーのルイーズ・ウィザーズ、アソシエイト・ディレクターのサイモン・ポラード、アソシエイト・ミュージックスーパーバイザーのスティーヴン・アモス、アソシエイト・コレオグラファーのトム・ポッジソンの4名の海外クリエイティブスタッフ陣も出席。

 国内バレエコンクールにて多数の入賞経験を誇る、加藤航世くん(13歳・中学1年生)は「ビリー役になれてすごく嬉しいです。スタート地点に立つことができて、引き続き努力をして頑張りたいです」とコメント。兄とともに同オーディションを受けたという木村咲哉くん(10歳・小学4年生)は「アクロバットが得意」と明かし、「『ビリー役をお願いします』と言われたときは、ぜんぜん実感がなかったけれど、今こうやってビリーのTシャツを着ることができて、だんだんと実感が沸いてきました。一生懸命頑張ります」と喜びを噛み締める。

 5歳からヒップホップダンスを習っているという前田晴翔くん(13歳・小学6年生)は「僕が憧れている堂本光一さんのようなフライングを自分もやってみたいと思って応募しました」と応募動機を語り、「合格発表を聞いたときはすごく嬉しかったです。落ちた人たちの分もしっかり頑張っていきたい」と気を引き締めた。ビリー役で最年長となるの熊本出身・未来和樹くん(14歳・中学2年生)は「地震ともあったけど、それでも僕を応援してくれた熊本のお世話になった人たちに、合格の報告したら、自分のことのように喜んでくれて良かった」と笑顔でコメントし、「お客様に感動や幸せを与えられるようなビリーになるために、頑張っていきたいと思います」と力強く宣言した。

 ルイーズは「オーディションの過程はすごく複雑でした。1000人以上の子供たちを審査した上で、その子がどういう可能性を秘めているかを考え、様々なトレーニングを重ねました。その中で合格した4人は本当に特別な子たちです」と絶賛。サイモンも「4人とも全然違いますし、それぞれユニークな個性を持ったまったく違うビリーになると思う。ですので、みなさんぜひ公演を4回観に来てください!」と笑顔をみせる。

 長期のオーディションで印象に残っていることについて、加藤くんは「学校で朝礼があったときに、無意識でタップを踏んでしまって、先生に怒られちゃいました」と苦笑い。熊本出身の未来くんは、母親と一緒にレッスン場へ向かうため電車移動をしていた際のエピソードを語り、「お母さんが方向音痴なので、僕が路線地図片手に電車移動していて。ある日、急いで電車に乗って、なんとか乗れた!と思って振り返ったら、お母さんがいなくて。急いで窓の外を見たら、お母さんがホームでポツンと泣きそうな顔しながら立っていて。『次の電車に乗ればいいから』って連絡して、それでなんとか再会できたということがあった」と明かし、笑いを誘っていた。

「合格の報告を一番最初に誰にしたか?」という質問に対して、木村くんは一緒にオーディションを受けていた兄に連絡をしたそうで、「お兄ちゃんに電話したら『自分もゆったりしてられないな。ダンスで頑張らないと』って言っていました」と語り、海外に住んでいる父親に連絡したという前田くんは「電話で報告したらおめでとうって言われて、二人で大喜びしました。その後、LINEでスタンプがたくさん送られてきました(笑)」とニッコリ。

 また、憧れの人を聞かれると「将来は熊川哲也さんのような人になりたい」(加藤くん)、「カッコイイ演技も面白い演技も両方できる、山田涼介さん(Hey! Say! JUMP)」(木村くん)、「槇原敬之さん。僕も詞を書いたり、曲を書いたりするんですが、槇原さんの歌を聴くと心がジーンとなるので大好きです」(未来くん)とそれぞれ憧れの人について語る。憧れの人として堂本光一を挙げていた前田くんは「堂本光一さんは演技もできて、ダンスもできて、ミュージカルもやっていて憧れました。自分も同じようなミュージカルをやってみたいと思った自」とコメント。

 なお、ビリー役以外のキャストも発表され、ビリーの父親役に吉田鋼太郎と益岡徹、ウィルキンソン先生を柚希礼音と島田歌穂がそれぞれWキャストで務める。ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』は、2017年7月19日(水)〜23日(日)に、TBS赤坂ACTシアターにてプレビュー公演が行われ、7月25日(火)〜10月1日(日)まで同所にて東京公演が行われ、10月15日(日)〜11月4日(土)まで梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。

関連写真

  • 長期オーディションを経て、日本初代ビリー役に抜擢された(左から)加藤航世くん・13歳、木村咲哉くん・10歳、前田晴翔くん・12歳、未来和樹くん・14歳(C)Deview

  • 海外クリエイティブスタッフ陣も、ビリー役の4名とともに会見に出席(C)Deview

  • バレエが特技の加藤航世くん。東京都出身、13歳・中学1年生(C)Deview

  • アクロバットが得意と語る木村咲哉くん。東京都出身、10歳・小学4年生(C)Deview

  • 「堂本光一さんが憧れ」と語った前田晴翔くん。東京都出身(4月にアメリカより帰国)、12歳・小学6年生(C)Deview

  • 作詞・作曲が特技という未来和樹くん。熊本県出身、14歳・中学2年生(C)Deview

  • ルイーズ・ウィザーズ(エグゼクティヴ・プロデューサー)(C)Deview

  • サイモン・ポラード(アソシエイト・ディレクター)(C)Deview

  • スティーヴン・アモス(アソシエイト・ミュージックスーパーバイザー)(C)Deview

  • トム・ポッジソン(アソシエイト・コレオグラファー)(C)Deview

  

Pick up

オススメ

  
×