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2016/10/15 19:06
葵わかな、着物姿で『東京大茶会2016』のトークショー出演「お茶の魅力を分かち合いたい」
女優の葵わかなが15日、浜離宮恩賜庭園で開催された東京都主催のイベント『東京大茶会2016』のトークショーにゲスト出演。鮮やかな着物姿で登場し、最近習い始めたという茶道の魅力について語った。
『東京大茶会』は、茶道に馴染みのない人や外国人に、気軽に「お茶の文化」を楽しんでもらうために、2008年から毎年行なわれているイベント。様々な茶道の流派が一堂に会する大規模な茶会として、東京都の秋の風物詩となっている。
同イベントのメインステージに、「マイネオ」CMやNHK「スーパーハイビジョン」ナビゲーターでも知られ、今秋放送のドラマ『舞え!KAGURA姫』、2017年公開映画『サバイバルファミリー』(矢口史靖監督)が控える18歳の女優、葵わかなが登壇した。
「青色が好きなので」と青地に紅葉をあしらった鮮やかな着物で登場した葵。1年半前にファンイベントで「お茶会」を開催した際に、「茶道って楽しい」と思って本格的に習い始めたという。元々和の小物を集めるのが好きだったというが「茶道を習って、もっと京都が好きになりました。つい最近まで京都でロケをしていたんですが、祇園にある鍵善良房さんの『菊寿糖』というお干菓子がすごく美味しくて! いっぱい買ってきました」と熱く語った。
茶道の魅力について「まずはお抹茶とお菓子が美味しいというのが一つ(笑)。そして様々な茶器や季節についても知ることができること。あとは、普段人が多い中で生活していますけど、茶室は静かなので、ホッコリと落ち着けるところも魅力だと思います」という葵。そして「細かい作法にも、お茶を淹れてくれた方への感謝とか、他の人への気遣いとか全部理由があって。根元にあるのは日本人の“遠慮する”感じなので、それが分かったら誰でも始められると思います」と呼びかけた。
葵はフォト川柳にも挑戦し、『子供のための茶道教室』で小さい子供が茶を飲んでいる写真をお題に「右手横 左手下で はいどうぞ」と詠んだ。これは「“早く飲みたい”という気持ちがありつつ、作法をきちんとしないと先生からゴーサインが出ないので、今やっと飲めた瞬間なのかなと。自分もまだまだ習い始めたばかりなので、自分に当てはめたらすぐに浮かびました」と照れながらその意味を語った。
大茶会でのトークイベントを務めた葵は「このイベントを通して、茶道をちょっとやってみようかなって思う人が増えたらいいなって思います。お茶の魅力を分かち合いたいです」と観覧客にメッセージを送った。なお『東京大茶会2016』は16日(日)も浜離宮恩賜庭園で開催(葵のトークショーは15日のみ)。