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2016/09/28 20:31
プロレス総合学院1期卒業生・木村花「プロレスに少しでも興味があったら、一歩踏み出してみてください!」
プロレスラー・武藤敬司が校長を務め、プロレスに関するあらゆる技能を学ぶことの出来る学校『プロレス総合学院』。その1期卒業生として、卒業から半年の経験を経て2冠王となった木村花選手。彼女が学院について語り、プロレスに興味を持つ女性に向けてメッセージを送った。
――プロレス総合学院を卒業して約半年経ち、その間に様々な団体に参戦していますが振り返っていかがでしょうか?
木村花「早いなっていう、なんかあっという間でした。もう私はここまで、ここまでっていうほど何かできているわけじゃないですけど、ここまで来たんだなっていう感覚はあります」
――その半年間で印象に残っている試合はありますか?
木村「やっぱりずっと才木(玲佳)さんと試合をしている中で、初めて他の団体の選手と試合をすることになったアジャ様。アジャ様との試合が一番印象に残っています」
――プロレス総合学院で学んだ後は、『WRESTLE-1』で同期の才木さんと試合をし、他の団体で様々な選手と戦ってきましたが、学院で学んだことはどのように活きていると感じていますか?
木村「学校で自分は最初後ろ受け身が苦手だったんですけど、当時の講師のAKIRA選手に自分だけずっと何度も何度も繰り返し教えていただいて。後ろ受け身がちゃんとできるようになったのでミサイルキックもドロップキックも試合で出せるようになりました。本当に基礎的なことをしっかり教えていただいたことが、試合で活かせていると思います」
――18日には、第30代JWP認定ジュニア&第20代POPのベルトまで奪取されましたが、ベルトを獲った時はどのような心境でしたか?
木村「ベルトを獲った時は信じられなくて、うれしかったです。でもやっぱり半信半疑で。トーナメントで勝ち抜いた人が2冠になるというトーナメントだったんですけど、本当にうれしさと信じられないっていう気持ちでいっぱいでした」
――プロレス総合学院は、2期生以降の女性の応募がなかなか無い現状なのですが、学院の先輩として、特に女性に向けて学院の魅力などをお話しいただけますか?
木村「ぜひ女の子に通ってほしいですね。卒業試合では、自分も何か協力させていただければと思います。授業は講師の先生方が優しく丁寧に教えてくれるので、女の子もやりやすいと思います。基礎体はキツイですけど(笑)」
――入学した当初は今のようになると想像していましたか?
木村「いや、全く思っていなかったです。むしろ、6ヵ月間頑張ってもちゃんと卒業できるのか本当に不安でした」
――女性だと体力的に不安という方もいっぱいいらっしゃると思います。
木村「でも、最初の基礎的なマット運動から教えていただけるんです。例えば倒立前転なんかも、まず倒立が出来ない人はその補助をしてくれます。自分も最初倒立ができなかったんですが、イチから教えてもらってだんだん恐怖心もなくなりました。分からないことは講師の選手にその都度聞けば、本当にわかりやすく教えてくれるので、自分の頭で噛み砕いて理解してから動けるようになります。運動経験ないしな〜とか、自信ないな〜っていう子でも、自分からドンドン積極的に行けばできるようになるはずです」
――今後、選手として今の目標を教えてください。
木村「JWPの名古屋大会でタッグのベルトに挑戦した時、相手の選手がすごくたくさんのベルトを持っていたんです。それがすごくかっこよくて、その光景が自分の中で忘れられなくて。自分もいつかベルトをたくさん持つような、強くて格好いい選手になりたいと思っています」
――最後にプロレスや、プロレス総合学院に興味がある女性に向けてメッセージをお願いします。
木村「プロレスに興味があっても、観るのは好きだけど、やるのはちょっと……っていう子が多いと思います。私は今までずっと観てきて、実際やってみたら観るよりやった方が楽しいな、プロレスってすごいなって体感できました。少しでも“私が選手だったら…”とか“この技、私がやったら…”とか思ったことがある人は、一歩踏み出してみて欲しいです」
プロレス総合学院は半年ごとに生徒を募集中(3期生は9月で募集締切)。16歳以上の心身ともに健康な男女であれば入学可能(詳細は公式サイト参照)。1期生の女子からは、インタビューに登場した木村花のほか、「筋肉アイドル」としても活躍中の才木玲佳が輩出している。