日本デビューを2月に発表して以来、その美少女ぶりが話題を集めた15歳のチェリスト 、Nana(ナナ)。彼女の日本デビューリサイタルが6月29日に決定した。

　Nanaは台湾の台北市生まれ、10歳で台湾18都市で40以上のコンサートを成功させ、12歳で台湾のチェロ・コンテストで1位を獲得。13歳で、大指揮者バーンスタインを送り出した米・フィラデルフィアの超名門音楽学校「カーティス音楽院」に史上最年少の全額奨学生として入学するなど、輝かしい経歴をもつ才能に溢れたチェリストだ。

　加えてその清楚なルックスで台湾・中国で大変な人気を誇り、女優としても活動。台湾では「国民の妹（国民に一番愛される存在）」とも呼ばれ親しまれている。日本人にとっては、彼女の叔母が名曲『雨の御堂筋』や『ラヴ・イズ・オーヴァー』で知られる歌手、欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)であるという事実も、より彼女を近くに感じる重要なファクターとなっている。

　Nanaのデビュー・リサイタルは6月29日（水）、東京・千代田区の紀尾井ホールにて開催。長年活動を共にしているピアニスト、ティエンリン・チャンとのデュオで、アルバム『Nana15』収録曲「ポッパー：コンチェルト・ポロネーズ作品14」、「メンデルスゾーン：歌の翼に 作品34-2」、「ラヴ・イズ・オーヴァー」他を演奏する予定。

　日本での初めてNanaのフル・コンサートは大きな話題となることは間違いない。詳細は公式サイトで後日発表となるが、現在同サイトにはNanaのインタビュー映像、2月に日本で行われたショーケースライブ映像などがアップされているので、これらをチェックしながら来日を期待したい。

■Nana（ナナ）プロフィール

本名：オーヤン・ナナ（欧陽娜娜）

2000年6月15日、台湾台北市生まれの15歳。身長167cm。幼い頃より天才チェロ奏者として注目され、5歳でピアノを、6歳でチェロを始め、10歳のときには18都市、40以上のコンサートを行う。12歳で台湾チェロコンテスト1位を獲得。バーンスタインやラン・ランなどが卒業したことで知られる米・フィラデルフィアの超名門音楽学校「カーティス音楽院」に最年少13歳で入学、しかも全額奨学金を取得する超エリート。14歳のとき中国映画『北京愛情故事』に出演。ウェーボ（中国版ツイッター）のフォロワーは450万人。中国の様々なソーシャル・メディアを合計すると550万人のフォロワー数にのぼり、動画総再生回数は100万回以上に上る。Beats（ヘッドフォン会社）の2016中国キャンペーン “Inspired Hear It All” campaignの広告モデルが決まっている。2015年12月18日にユニバーサル ミュージック中国・台湾・香港で、アルバム『Nana　15』をリリースしCDデビュー。クラシックチャート1位のみならず、中国の総合チャートで12位を記録した。