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2015/10/23 22:27
広瀬アリス「ハマちゃんは旦那さんには絶対したくない」『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』製作発表会見
10月23日よりテレビ東京系列にて放送がスタートする金曜8時のドラマ『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』の製作発表記者会見が、22日に都内行われ、主演を務める濱田岳、ヒロインの広瀬アリス、さらに吹越満、西田敏行、監督の朝原雄三が登壇。ドラマの雰囲気そのまま、楽しげで温かい空気での会見となった。
『釣りバカ日誌』といえば、同名原作コミックは累計2600万部を突破し、日本のお正月映画の定番として1988年から2009年までの間老若男女に親しまれてきた国民的映画『釣りバカ日誌』のイメージも強い作品。“映画版”では、釣りバカな浜崎伝助=通称ハマちゃんを西田敏行が、浜崎の釣りの弟子であり務める鈴木建設社長の鈴木一之助=通称スーさんを三國連太郎(故)が演じ、2009年12月公開の『釣りバカ日誌20 ファイナル』をもっと惜しまれつつも完結。連続ドラマ化となった今回は、2015年の東京都舞台に、映画版で万年平社員だった釣りバカの中年サラリーマン・ハマちゃんの新入社員時代を描き出す。
本作で“ハマちゃん”を演じる濱田岳は「日本の正月を飾ってきた国民的映画という作品の大きさ、重圧はもちろんありますが、時代も新たにメンバーも新たにやらせていただく。こんな素敵なチャンスはないと思っておりますので、どうせやるなら映画の素敵な部分を欲張りに入れて、新しいメンバーで楽しいドラマをお届けてできたらと思って毎日撮影に臨んでいます」と語り、さらに「僕の映画のファンだったので、こうして今回『釣りバカ日誌』の作品に混ざることができてとっても嬉しい。それと同時に、西田さんの前でハマちゃんをやるという重圧というかプレッシャーを感じていたんです。でも西田さんも『私も三國さんの後をやるというのはとっても緊張します』と、とっても優しい言葉をかけていただいて、今は晴れやかな気持ちで臨んでいます」と挨拶。
ヒロイン・小林みち子を演じる広瀬も人気コミック、国民的映画のドラマ版への出演にプレッシャーもあるようだが「『釣りバカ日誌』という、自分が子供の頃から知ってる作品に出させていただくという、ホントに光栄なことだなと今もずっと思いながら日々撮影しております。(みち子は)映画版では、ハマちゃんの奥さんですけれども、今回はハマちゃんと出会う前からの“みち子さん"なので、私も西田さんに『新しい作品として作っていきましょうね』って言っていただけて、自分でしっかり作った“みち子さん”を演じるようにしています」と自分なりのみち子像ができたらと意気込んだ。
そんなドラマ版では、ちょっと生意気だけど憎めない、ハマちゃんなりの一生懸命な新入社員ぶりや、ハマちゃんとスーさんの出会いが見られるが、みち子とハマちゃんの出会いと恋物語も見どころのひとつだ。そんなふたりの恋の展開に絡めて、記者から「女性視点から見た浜崎伝助の魅力とは?」という質問が飛ぶと広瀬は「仕事もしないで釣りばっかりしてる……『旦那さんとしてどうですか?』といろんな取材で聞かれたんですが『あ、無理です』って(笑)」と一刀両断。続けて「でもなんでそんなハマちゃんに人が集まるんだろうって考えたときに、たぶんそれが一番の魅力なんだろうなと。優しさがホントにあって、一緒にいるだけで心がやすらぐ、たぶんそういうところが魅力ですね。ただ、旦那さんには絶対したくないな」と、再度語尾を強めた。
またドラマ内では“料理上手”なみち子による魚料理の作り方紹介も盛りこまれる。それに合わせて演じる広瀬も料理の勉強中。練習の成果もあり魚を三枚に卸せるようになったそうだが、司会者から「得意になりました?」という質問には「あの〜……」と言葉を濁した。すると「この詰まり方が可愛い」と西田からはハートマークつきの笑顔が向けられ、「まだまだだなとホントに思っています。みち子さんってすごいなってドラマで自分が演じながら尊敬しています(広瀬)」と照れた表情を見せていた。さらに「家で料理の練習を?」という質問でも、「クランクインする前はずっとしたたんですけど、クランクインしてからは、まったくやれてないんですよね。ごめんなさい」と謝る広瀬に、「仕方がないよ〜」と西田がフォロー。終始、仲の良さを見せていた。
テレビ東京系列 金曜よる8時のドラマ『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』は、10月23日(初回は2時間スペシャル)より毎週金曜、20時〜放送。なお、オーディション&エンタメ情報サイト『Deview/デビュー』では、広瀬アリスのインタビューを掲載中。