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2015/09/16 13:54
SKE48卒業メンバーをファンが呼び戻すプロジェクト始動! 小木曽汐莉と矢神久美が期間限定でのソロ活動を発表
元SKE48の桑原みずきを発起人として、SKE48を卒業したメンバーとの再開を願うファンの想いを叶える企画『幻の再会PROJECT』が15日に始動。渋谷TSUTAYA O-EASTで行われた発表記者会見&トークショーには、小木曽汐莉と矢神久美が登場。2年半ぶりに期間限定の芸能活動を再開することを発表した。
『幻の再会PROJECT』は桑原が、ファンの願いに応え引退したアイドルをステージに呼び戻すという企画。7月に桑原が「再会したいメンバー」をファンから募集すると、全国からリクエストが殺到。圧倒的に票数が多かった矢神、小木曽がファンの前に登場することとなった。
矢神と桑原は08年7月に行われたSKE48オープニングメンバーオーディションで加入した1期生、小木曽は09年11月のオーディションで加入した3期生。3人は13年5月6日に同時に卒業。桑原は舞台を中心に女優として活動中だが、矢神と小木曽は芸能界を引退している。桑原はふとSKE48のドキュメンタリー映画を観に行ったこと、そして映画を観たあるスタッフから「すごく胸に刺さりました」という連絡を受けたことで、卒業生との再会を構想したという。
まず最初に、待ち続けたファンへの感謝とプロジェクトへの期待を伝える手書きのメッセージがスクリーンに映し出され、ピンスポットライトの中に登場したのは小木曽。現在は一社会人として接客業で働いている小木曽。久しぶりのステージに緊張しつつも「たくさんのリクエストをいただき、この機会をいただくことが出来ました。凄く緊張しているのですが、楽しんでいけたらと思います」と挨拶すると、大歓声で迎えられた。
トークがスタートすると、小木曽は「みいちゃん(桑原の愛称)は、ずっと“丸い中(ピンスポの立ち位置)に入れるかどうか”って心配してました」と、実は裏でド緊張していた桑原の姿を暴露。「久しぶりに会ったら、女優っぽいことしてるって聞いて…」(小木曽)、「っぽいじゃない! 女優やき!!」(桑原)と先輩をイジる余裕も出てきて、SKE48在籍時の空気感を取り戻していく。
今も連絡を取り合う2人だが、ファンの前で会うのはほぼ卒業以来で、「へんな感じですね」と小木曽。ただし桑原の「“カツオー!”ってヤジとか!(※高知出身の桑原への声援)アンチがいっぱいおるき。9割アンチかな」という現役時代を思い出させるファンとのやりとりを見て、「私は本当に“カツオ”っていうのを聞いた瞬間、“あ、大丈夫だ”と思った」と、温かいファンに迎えられたことで2年半のギャップが埋められていったようだ。
そしてもう一人の卒業メンバーの来場が告げられる。しかし、スポットの下に明るい茶色のロングヘアーのメンバーが照らされても、一瞬ファンは声を上げるのをためらう。「皆さんお久しぶりです。矢神久美です」という挨拶を聞いてはじめて、堰を切ったように「くーみん!!」の大歓声。それほどまでに現役時代とイメージが変わって、大人の女性の風貌となっていたのだ。
矢神は「楽しみと緊張で酸素が足りなくて…」とやや声を上ずらせつつも、「最初気付かれてなくた、ビックリした…(笑)。本当にありがとう、みずきちゃん」と笑顔。温かい歓迎に目を潤ませる瞬間もあったが、「コンタクトが痛いのもあるんですけどね」と強がった。桑原は「見た目は変わってますけどね、中身は全然変わってない」といい、「ちょっとピリッとした打ち合わせのときに急に“フヒヒヒッ”って笑いだしたり」と、現役時代と変わらない楽屋裏の姿に2人も安心したそうだ。
矢神と小木曽が会うのは卒業以来。小木曽が「楽屋で二度見しました。綺麗なスタッフさんがいるなって」というほど風貌は変わったが、話し始めるとやはりSKE48時代の深い絆が蘇る。矢神が「あいかわらず小さい! 顔が!」と小木曽に言うと、「くーちゃんはいい女度が増して…」と返す。そこへ「褒め合うのやめて!」とツッコむ桑原に「女優っぽいぞっ!」(小木曽)、「ぽいじゃない!女優やき!」(桑原)とお約束。こんな他愛もないやりとりが再び観られるだけでも、集まったファンは幸せそうな表情になる。
今回は本プロジェクトの公開発表記者会見ということで、「期間限定のモバイルファンサイトオープン」「自伝的エッセイ発売」「10月5日・地元名古屋のZepp Nagoyaでイベント開催」という3つの大きな企画がメンバーの口から発表された。
エッセイについては「それぞれの人生、過去・現在・未来をつづった本になると思います。写真も入りつつだけど、文字で一冊ってあまりなかったよね!」(桑原)と新しい挑戦に期待を膨らませる3人。「文章は得意?」とMCに聞かれた矢神が「理系か文系かって言われたら…どっちでもないですね。音楽系? 踊っちゃう系? 恥ずかしいから踊りませんよ!」ととぼけると、現役時代“おバカキャラ”で名を馳せた矢神を思い出し、ファンも沸いた。
矢神、小木曽の芸能活動は期間限定で「卒業するときに伝えきれなかったことを伝えるために参加しました。この先はまだわからない」(矢神)とし、「ファンの方も知らなかったことを詰め込んだ、素敵な本を届けたいという気持ちで今はいっぱい」(小木曽)と話した。発起人の桑原は「暴露本は出したらダメな契約なんで」と笑わせつつ、「最初で最後のプロジェクトとして始めたので、2015年が貴重な年になったら思います」と『幻の再会PROJECT』への強い気持ちを見せた。