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2015/07/13 15:43
木村了主演舞台、『帝一の國』第二章が開幕!「マイムマイム」で大盛り上がり!?
木村了主演の舞台「【第二章】學蘭歌劇『帝一の國』-決戦のマイムマイム-」が、12日にAiiA 2.5 Theater Tokyoにて開幕。初日前日の11日に公開ゲネプロが行われた。
本作は、古屋兎丸によるマンガ『帝一の國』を舞台化したもので、昨年春にPARCO劇場にて第一章を上演。幾多の人材を政財界に輩出してきた超名門・海帝高校を舞台に、生徒会長の座を巡る権力闘争が描かれる、ダークかつ濃い学園ストーリー。芝居はもちろん歌や踊りも満載で、艶やかでユーモラスな演出で繰り広げられる。
前作に続き、”首相となって理想の国を作る”という野望を抱え、その一歩として生徒会長を就任を目指す主人公・赤場帝一役を木村了が演じ、赤場のライバルであり、明るく爽やかで人望のあるナチュラルボーン好青年・大鷹 弾役に入江甚儀、帝一の親友であり、公私ともに帝一を支える名参謀・榊原光明役にD-BOYSの三津谷亮、そして帝一の恋人・白鳥美美子役には、乃木坂46の井上小百合と樋口日奈がWキャストで出演(ゲネプロでは井上が出演)。さらに本作から新たに、新一年生として、市川知宏と佐藤永典、佐藤流司がオールラウンダーと兼任という形で参戦。
オープニングでは、主要キャスト以外のモブキャラを演じたり、メインキャストの後ろで全力バックダンサーを務めたりする、作品における全背景を担う役であり、最も過酷な役である“オールラウンダーズ”が、パペットを使った芝居で第一章のおさらい。オープニングで、前回の第一章で描かれたことを復習できるため、第二章から初めて『帝一の國』を観る人でもわかりやすい演出が施されている。
第二章では、次期生徒会長候補の氷室ローランド(冨森ジャスティン)と、森園億人(大河元気)の学園政権闘争が描かれる。前作で、いずれ生徒会長の座の禅譲を期待すべく、最有力候補・氷室の“犬”として忠誠を誓った赤場だったが、今回とある衝撃の事実が発覚し、氷室と森園の間で揺れ動くこととなる。そして生徒会長選挙という、決戦の日を迎える――。
“學蘭歌劇”というタイトル通り、劇中では11曲ものオリジナル楽曲をキャストたちが歌って踊り、舞台を彩る。主演の木村をはじめ、入江はギター弾き語りを披露し、井上もソロ曲を可憐に歌い上げるなど、それぞれのキャラクターの心情を歌とダンスで表現。途中に披露される『マイムマイム』では、キャストたちが客席に降り立ち、会場全体を一気に楽しい空間へと誘う。新一年生による『新入生メドレー』は、個性的な新一年生のそれぞれのキャラクターにピッタリな楽曲&演出になっており、登場人物のキャラをより濃いものにしていた。
また、帝一と弾、美美子の3人デートの動物園シーンでは、キャストたちが動物に扮し、飼育員のムチャブリに応えるという、日替わりネタが用意されており、この日のゲネプロでは、ライオン(吉川純広)とカバ(ぎたろー)に「1つになってぐるぐる回って」という難問が突きつけられた。動揺を隠しきれない2人は、こそこそと耳打ちをしつつ、手探りながらも実践してみると、まさかの大成功! 客席からは拍手が起こり、見守っていたキャスト陣もその度胸と本気度に大盛り上がりだった。
「【第二章】學蘭歌劇『帝一の國』-決戦のマイムマイム-」は、東京公演:7月12日(日)〜7月20日(月・祝)までAiiA 2.5 Theater Tokyoにて、大阪公演:7月25日(土)、26日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。さらに、【第三章】學蘭歌劇『帝一の國』が2016年3月に上演されることも決定した。
(C)古屋兎丸/集英社