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2015/06/15 13:57

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仮面女子・神谷えりな、目の手術成功からの復帰初ライブ「見え過ぎて怖いくらい! 生まれ変わった感じです」

内斜視の手術が成功、復帰ライブを行った仮面女子:スチームガールズの神谷えりな(C)De-View
内斜視の手術が成功、復帰ライブを行った仮面女子:スチームガールズの神谷えりな(C)De-View

 仮面女子:スチームガールズの神谷えりなが13日、目の手術成功からの復帰後初、2週間ぶりに常設劇場P.A.R.M.Sのライブステージに上った。ライブハウスで強い光を浴びるなど、目を酷使すると症状が出る内斜視の手術に成功していた神谷は、術後初ステージに「見えるの! 見え過ぎるの!」と歓喜。ファンも「おかえり」のボードと輝くサイリウムで温かく迎えた。

 午前中からの開演ながら、神谷の復帰を待ちかねたファンで劇場は一杯に。盛大なえりなコールとロケット風船、そして「おかえり」と書かれた大きなボードに迎えられ、4周年を迎えたユニット「チェリーブロッサム」のメンバーとして登場した神谷。「目の手術をして、治して新しい神谷えりなとして帰ってきました!メッチャ楽しみにして来たんですけど、ステージ袖に立ったら心臓がドキドキで。楽しみながらも緊張して、デビューを思い出しました」と笑顔で心境を語った。

 その後、仮面女子のユニット・スチームガールズとしてもステージへ。メンバーは「おかえり〜っ!」「もう大変でしたよ、(ツッコミ役の神谷が不在で)ボケ・ボケ・ボケ・ボケで」、「待ちくたびれました〜」と待望の復帰を祝福。神谷は「以前はメンバーも二重に見えてたけど、見えすぎて逆こわいぐらい! 見えるの! 見え過ぎるの! だからライブ中も笑顔というよりずっとニヤニヤしてました」と喜びを表現。両ユニットを合わせて7曲の復帰ステージを終えた。

 ライブ後の囲み取材で、ライブの感想について「久々のライブだけあって、汗も尋常じゃなくて、デビュー以来の感じです。でも疲れも無くて、ひたすら楽しかった! ファンの皆さんの顔をちゃんと見られて、目を合わせられて。目が合うと笑ってくれるので、あ、分かったんだ!って思えて嬉しかった。新しい意味でライブの楽しさを知ったというか。みんなはライブをこういうふうに感じてたんだって。また新しい気持ちでやっていけるなって思いました」と充実感たっぷりに語った。

 以前のような陰のある表情は一切なく、常に笑顔で取材に応じた神谷。手術の成功で性格まで明るくなったのだという。「前までは“(目を)見ないで”という感じで顔もうつむき加減で、なるべく人と目を合わせないようにしていたんですが、ライブ前の握手会でもちゃんと目を見て話せるようになりました。そうすると気持ちも自然と上がるので、本当に“気持ち次第”なんだなって思いました。ハイテンションな自分にビックリしてます。気持ちが下を向いている人は、上を見たほうがいいよって、これは自信を持ってアドバイスできます。顔を上げるだけで全然違います。身体が元気になると心も元気になるなって。大げさかも知れないんですけど、生まれ変わった感じです」とあくまで前向きだ。

 高校2年の時に後天的な内斜視を発症。ライブや写真撮影の強い光などで症状は悪化し、目の焦点が合わなくなり、頭痛やめまいが起きるため、活動もままならない日々が続いた。20件以上の病院を回って「原因不明」とされていたが、故郷静岡の眼科で初めて「開散まひ」と診断され、5月28日に手術を受け、ついに復帰を果たした。その眼科医についても「いい先生に巡り合えた」と全幅の信頼を置く。「とっても気さくで、先生っぽくないというか。半分以上面白い話をして和ませてくれるんです。今回は顔周りの手術なので“当日は胸元のあいた服で来てください”って言われていたので着て行ったら、胸の谷間が出て、先生がそのことをずっと言って来るんですよ(笑)。“何カップなの?”“Gカップです”“G!? ABCDEFGだってよ!”って。それが本当に面白くて(笑)。今日のライブのこともすごく心配してくれて、やっぱり先生なので“あまり激しいことはしないでね”って。きっかり2週間でライブ復帰というのも“本当に大丈夫か? お前”って言ってくださっていて。心配させないためにも、検査に行くときに今日のことを報告します」。

 目が治ったことで、やりたいことも大きく広がっている。「これまでテレビもろくにみれなかったので、映画館に行って映画を観たいなと思っています。今は『ビリギャル』がみたい。そして大きなステージからの景色も観たいです。以前、日本武道館に立ったときにも斜視が出ちゃって、11月23日のさいたまスーパーアリーナのワンマンライブを控えて正直すごく不安が大きかったんです。でも、さいたまスーパーアリーナという大きなステージでも、遠くにいるファンの方をすぐに見つけられると思ったら、楽しみがさらに増えましたし、もっと大きなステージに向かっていきたいと思いました。あとは夏が始まるので、夏フェスとかに出させていただけるのであれば、楽しみたいです」。

 そして自身の経験から、同じように病気に苦しんでいる人たちへ「手術ってすごく勇気がいることだと思うんです。でも今現在苦しんだり、悲しい思いをしていることがあれば、一歩踏み出すことが大事だなと、自分で実感しました。この数年間悩んでいた自分があって今の自分があるので、それは有難いことなんですけど、でも悩んでいた頃の自分よりも楽しいことや新しいことに巡り会うことができると思います。だから皆さん、諦めることはしないでほしいです!」と力強くメッセージを贈った。

 神谷えりなの所属する仮面女子の『仮面女子かんさつ記』がオーディション情報サイト「デビュー」に連載中。神谷えりなの復活記念インタビューも近日公開される。なお仮面女子の所属するアリスプロジェクトはアイドルを募集中。応募要項はデビューに掲載。

関連写真

  • 内斜視の手術が成功、復帰ライブを行った仮面女子:スチームガールズの神谷えりな(C)De-View

  • 自身の経験を踏まえ「諦めないでほしい」と同じような病気に苦しむ人たちにエールを送った神谷えりな(C)De-View

  • スチームガールズのメンバーとして2週間ぶりのステージに立った神谷えりな(C)De-View

  • ライブ前の物販(握手会)では、ファンと目をあわせられることが嬉しく「ファンの方が引くくらい見つめました」(C)De-View

  • トップバッターのユニット、チェリーブロッサムで出演するとロケット風船による祝福が(C)De-View

  • 立花あんな(左)、桜雪と一緒に4周年を迎えたチェリーブロッサムとして出演した神谷(中央)(C)De-View

  • 仮面女子のときとは打って変わってキュートな衣装の神谷(C)De-View

  • メンバーから「おかえり〜」と祝福を受ける神谷(C)De-View

  • ガスマスクアイドル・スチームガールズのステージでは4曲を披露(C)De-View

  • サイリウムが神谷を迎える(C)De-View

  • 「新メンバーたちが帰る場所を守ってくれたと」感謝(C)De-View

  • きっかり2週間待ってのライブ復帰。パワフルなステージをこなす(C)De-View

  • ライブでも下を向きがちだったという神谷「新しい気持ちで臨める」(C)De-View

  • 「ずっとニヤニヤしていた」と復帰の喜びを隠せない神谷(C)De-View

  • 多くのファンが神谷の復帰待っていた(C)De-View

  • 「ライブってこんなに楽しかったんだ」と改めて実感したという(C)De-View

  

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