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2015/05/30 19:44
PASSPO☆卒業の奥仲麻琴、ホラー映画の『1.5秒の間』に苦戦
PASSPO☆を卒業した奥仲麻琴の映画初主演作『心霊写真部 劇場版』の初日舞台挨拶が30日、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、主演の奥仲麻琴をはじめ、伊藤陽佑、上野優華、谷内里早らキャストと主題歌を担当した摩天楼オペラの苑と彩雨、原作・脚本の福谷修、監督の永江二朗が登壇した。
『心霊写真部 劇場版』は、DVDで発売されたものの売り上げ不振で打ち切りになっていたホラーシリーズが、口コミで人気を集め、ニコニコ生放送のホラー企画でアンケート1位を獲得したことを受けて復活。クラウドファウンディングなどで製作費を集めて完成した新作劇場用映画だ。
舞台挨拶でのトークは撮影時の苦労話に。『心霊写真部』の主人公・佳夕はどこに行くにも制服・ミニスカートを着ていくという設定のため、一番の敵は寒さ。「寒さが死ぬほど苦手」という奥仲は「撮影以外はずっとストーブに貼り付いていました…。ホラーの怖さより寒さが怖かったです、正直」とぶっちゃけた。
撮影ではホラー独特の演出に苦労した場面も。「お化けに背中を“トントン”ってやられてから振り向くまでの理想のタイミングの『1.5秒の間』というのがすごく難しくて」と振り返った奥仲は、「私がお化け役をやるので、私役をやってもらえますか?」と部長役の伊藤を巻き込んでそのこだわりの演出を再現した。
さらに『心霊写真部』では伝統と言える「痙攣」演技もなかなか大変なのだそうで、痙攣初体験の上野は「(前作から出ている)部長が痙攣のプロ過ぎて、隣でやるのが緊張しました」と告白。伊藤は「上野をスパルタで厳しく指導しました。(痙攣の)S級ライセンス持っているので」と得意顔。
謎の少女・玲花を演じた谷内は「血だらけになるシーンがあったんですけど、頭から血糊をかぶった状態のまま何時間も待機しなくちゃいけなくて。皆さんが撮影に行っている間も私一人血まみれで控え室で待っていて。誰かが入ってきたら絶対怖いだろうなって思いながら」と語った。
最後に奥仲は「壱限目、弐限目と愛されてきた『心霊写真部』の劇場版が出来ることに感謝していて、私もそこに携われていることに感謝しています。一番の見どころは佳夕の謎解きだと思うので、2回、3回と見て深く知っていただければと思います」とアピールした。
『心霊写真部 劇場版』はヒューマントラストシネマ渋谷・シアター2で上映中。なお主演の奥仲麻琴のロングインタビューが、オーディション情報サイト「デビュー」に掲載中。