AKB48岩田華怜が5月15日から銀座博品館劇場で開幕するミュージカル『広い宇宙の中で』に出演する。20周年を迎えるスイセイミュージカルの代表作の再演で、川島なお美、黒田アーサーらのキャストと共演を果たす。

　創立20周年を迎えたスイセイ・ミュージカルは、様々なオリジナル・ミュージカルや、海外作品のアレンジ版を全国各地で上演してきた老舗のミュージカル劇団。今回上演する『広い宇宙の中で』は2005年に初演され、全国各地で上演してきた当劇団の代表作。今回、創立20周年記念企画として、再演希望の声が最も多かった同作を6年ぶりに再演する。

　人と人との絆が薄れかけている時代だからこそ伝えたい、家族の愛、人と人との絆の大切さ、生命の尊さを描く作品。今回岩田は、父親の再婚騒動に揺れる家族の中でもマイペースな三女・朋美を演じる。幼い頃から舞台に立ち、昨年『ブロードウェイミュージカル　フットルース』に出演、今年公開の映画『ソロモンの偽証』にも出演している岩田の演技にも期待したい。

　公演は銀座博品館劇場にて、5月15日（プレビュー公演）、16日、17日上演。　

＜ストーリー＞
　舞台は横浜。末娘を産むのと引き替えに、命を落としてしまった富士家の母・和子。
ところが彼女は、夫・正太と子ども達の事が心配で、幽霊となってこの世にとどまる事を選ぶ。
それから12年後、ある日、正太が突然「再婚する」と言い出した。誰よりもショックを受けたのは、幽霊の和子だった。再婚相手は、小料理屋を営む赤城照代という女性。悲しい過去を背負いつつも、明るい笑顔を絶やさない照代。しかし、母の面影を今も慕い続ける長女の陽子をはじめ、子ども達は複雑な思いを抱く。特に、厳格な祖母に育てられ、家柄を重んじる次女の彩恵子は、照代を拒絶する。マイペースな三女・朋美、おとなしい長男・昌也、心に影を持つ四女・ひかる。陽子の恋人・靖。そして正太の大親友・源次郎とその母・ハナ、さらにイギリスからやって来た霊能力を持つ従兄弟・樹実生を巻き込んだ大騒動が幕を開けた