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2014/10/17 16:11
モーニング娘。 '14、道重最後のリリースイベントでも見せた、メンバーの強い絆
モーニング娘。 '14が新曲『TIKI BUN/シャバダバ ドゥ〜/見返り美人』の発売記念イベントを、15日、都内で開催した。これが、リーダー・道重さゆみが参加する最後のシングル。イベント前の記者会見は、後輩たちの“道重愛”、そして10人の“モーニング娘。愛”が溢れるものになった。
この日のイベントでは新曲『TIKI BUN』をはじめ全4曲を披露。
『TIKI BUN』について道重は「この10人のモーニング娘。の集大成」と紹介。「“自分を信じて突き進めば良い”という歌詞が特に好き。モーニング娘。の活動で、楽しいことはもちろん、大変なこともいっぱいあったんですけど、12年間やってきた自分のすべてを信じて突き進めば良いと思えて……。この曲を聴いて、みなさんにもポジティブな気持ちになってもらえればと思います」と語った。
11月26日の横浜アリーナでのツアーファイナルをもって、モーニング娘。'14を卒業する道重。卒業後はしばらく休養することを先日発表したばかりだが……。「先のことは何も考えてなくて。12年間、モーニング娘。としてやりきったと思っているし、残り1ヵ月ちょっとですけど、最後にモーニング娘。としてできることを、リーダーとしてできることを、すべて出し切ろうと思います。今は卒業後のことよりも、目の前のことを必死でやってます」と今の気持ちを明かした。
残りの期間で何を伝えたいかとの問いには「モーニング娘。愛を伝えたいです!」と語る道重。今のタイミングで卒業することで、モーニング娘。は大丈夫か?と問われると、「大丈夫だから卒業するんです!」と、後輩への信頼の気持ちを表した。
先日は初のニューヨーク公演を成功させたモーニング娘。 '14。鞘師里保は「私は大きなステージに立たせていただく時に、プレッシャーを感じて『いつもの鞘師が出てないね』と言われることもあるんです。でもニューヨークでコンサートをさせていただいたときに予想以上の大きな声援をいただいて、それが自分の自信なったんですね。それでニューヨークから帰ってきてコンサートをした時に、ダンスの先生から『表情がよくなった』とか『声の出し方が変わった』って褒めていただけたのがうれしくて、やっぱり自信って大事だと思ったし、結果が出てよかったです」と、その成果を報告した。
このNY公演、メンバーにとっては、今の時期に開催できたことも大きかったようで……。譜久村聖は「道重さんが卒業するこのタイミングで10人でニューヨークに行けたことがうれしかったです」と喜びを表した。石田亜佑美も「ライブが楽しかったという思い出ももちろんあるんですけど、道重さんと長い時間一緒にいられたのもすごく幸せで、ごはんの時、道重さんの隣の席を毎日みんな奪い合いでした!」と舞台裏を明かした。
道重の卒業まであと1ヶ月あまり。譜久村は「道重さんが卒業すると聞いたときは不安な気持ちでいっぱいだったんですけど、今はしっかりと受け止めて、前に前に進んでいこうという気持ちです。12期含めて13人で作っていく“モーニング娘。 '15”は今までのモーニング娘。とは違う、新しいモーニング娘。を作り出していけるように頑張っていきたいと思います」と力強く語った。
今年はNHK『紅白歌合戦』への出場も期待されるモー娘。。だが、もし出場が叶っても、道重の卒業後のこと。その場合、道重は「出演しません」というが、譜久村は「もし紅白に出ることができれば、道重さんの魂を一緒に持っていって、一緒に歌っている気持ちで出たいなと思います!」と思いを込めて語った。
先日は、オフの日にメンバー10人全員が集まって、たこ焼きパーティーを開いたという。10人としてのいい思い出になったようだが、道重によると、12年間の活動を通して、わざわざオフの日に全員が集まるということはなかったという。これは道重の人徳によるところが大きいのだろう。
この日の会見でも、後輩たちの道重への強い思いがよく伝わってきた。今の10人のモーニング娘。は、結成以来最もまとまりがある状態かもしれない。決してぐいぐいと引っ張っていくタイプのリーダーではないが、その圧倒的な存在感に、娘や妹のような後輩9人が憧れてついていく感じだ。その道重が卒業したあとは、当然グループのまとまり方はまた変わってくるだろうが、前出の譜久村のコメントのように、道重から受け継いだ“モーニング娘。愛”を忘れず、前向きな気持ちを持った13人のメンバーたちが、さらに強い絆のグループを作っていくことだろう。
なお、11月1日発売の月刊デ☆ビュー12月号にて、モーニング娘。 '14の譜久村聖、石田亜佑美、小田さくらのインタビューを掲載予定だ。