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2014/08/04 20:01
菊地亜美、アイドリング!!!卒業を発表「アイドリング期間を終了して、新たなステージに飛び出します」
アイドリング!!!16号・菊地亜美が3日、お台場・青海エリアで開催された『東京アイドルフェスティバル2014』のメインステージで、アイドリング!!!からの卒業を発表した。菊地は11月24日にNHKホールで行われる『アイドリング!!!14thライブ』をもってグループを卒業する。
2日間にわたって行なわれた『TIF2014』の中で、最後のアイドリング!!!の出番ということもあり、お台場新大陸の屋外ステージ『HOT STAGE』は、多数のファンで埋め尽くされた。夏の野外を意識した選曲で盛り上がったライブの終盤、『アイドリング!!!』の番組でMCを務めているフジテレビ・森本さやかアナウンサーがステージに現れた。彼女がライブのステージに現れるときには、何か大きな発表があるのが定番だ。ざわつくファンと、緊張の面持ちで待つメンバーたち。
重大発表の内容が、『アイドリング!!!14thライブ』が11月24日にNHKホールで開催されることだと分かると、メンバーは喜びの声を上げ、ファンも大きな歓声で応える。しかし発表はそれだけで終わらなかった。モニターに映し出されたもう一つの発表の内容は、「『14thライブ』でメンバー一人が卒業」することだった。
まったく知らされていなかったメンバーは「嘘だー」「ホントに?」「誰?」とパニック状態に。そして明かされた卒業メンバーの名は「菊地亜美」だった。動揺し、あ然とするメンバーたち。続いて本人の口から「すいません! ちょっとメンバーにも言ってなかったので。11月24日のライブを持ちまして、私はアイドリング!!!を卒業します」と発表されると、改めて驚きの声が上がった。
菊地は、意を決してその想いを語り始めた。「私、17歳のときにアイドリング!!!に入って、約6年間居させていただいたんですけれども。本当にアイドリング!!!ではいろんな経験をして、マナーも学んで、スタッフさんにもメンバーにもファンの皆さんにもお世話になりました。皆さんがいなかったら今の私はいなかったと思う」。そこまで話したところで、たまらず2期生で同期の朝日奈央が、未だ状況が飲み込めない様子で、「ウソでしょ?」と声をかける。しかし菊地は「ここで嘘だったらホントにヤバいから(笑)」とツッコミを入れる。
続けて菊地は「6年間居たアイドリング!!!の卒業を決めるのは大変で。でもやっぱり私は、アイドリング!!!に入った当初からバラエティ番組で活躍できるタレントさんになりたいって言う目標をずっと掲げてきて、それをファンの方も知ってると思うんですけど、今でも一瞬たりともその気持ちは変わってなくて。なのでアイドリング!!!で学んだことをこのまま活かせるように、約6年間のアイドリング期間を終了して、これから新たなステージに飛び出したいと思います! 皆さん、急な報告で申し訳ないんですけど、背中を温かく押していただけたら嬉しいです」と、途中声を詰まらせながらも、前を向いて笑顔で言い切った。
そんな中、森本アナは「まだ泣くのは早いですよ。まだ3ヵ月ありますので」と冷静に指摘。卒業まで約3ヵ月あるにもかかわらず、このタイミングで発表した理由について「東京アイドルフェスティバルは5年目で、ずっと出させていただいて、夏に皆がハッピーで盛り上がってる状態で、言いたいなって思っていたんです」と明かした。湿っぽい感じが似合わない菊地らしい理由だが、メンバーの同様は相当なもの。2期生で仲の良い三宅ひとみはうつむいて涙し、長野せりなも目を潤ませる。酒井瞳と河村唯は、ついに来てしまった「卒業」という事実を受け止めるようにキュッと唇を結んでいた。
1期生の横山ルリカが「全然そんな空気をかもし出さないし、こんなことを言うのに緊張しただろうし…」と驚きを隠さずに言うと、「緊張した! 私口軽いし。内緒にするの大変だったの!」と笑わせる。一番下の世代の「NEO期」メンバー・佐藤麗奈は、早くから涙でぐしゃぐしゃで、「あみみさんが卒業するのイヤなんで、卒業しないでいいです…」と言うのが精一杯。そしてこのステージを一番楽しみにしていたという末っ子の橋本瑠果は「どーゆーことですか! ほんとにもう怒りますよ! (楽しみにしていたのに)それなのに、あみみさんがそんなこと言うなんて思ってなかったのでー」と駄々っ子のように抗議(?)した。
このステージで最後に用意されていた曲は『Shine On』。新しい一歩を踏み出す仲間を送る『卒業ソング』とも言える曲で、パフォーマンス後には菊地も「いやー、いい曲だねコレ!(笑)」と照れ笑い。「卒業まであと3ヵ月あるから、できれば、明日にはちょっと忘れて欲しい」と冗談めかしたが、酒井は「亜美ちゃんといられるこの時間を大切に」と、これから卒業ライブまでの3ヵ月間の活動を、より濃いものにすることを呼びかけた。