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2014/03/25 16:41
“中高生の声の祭典”最優秀賞は「アムロ」さん。「第二回全日本声優コンテスト『声優魂』」開催
一般社団法人 国際声優育成協会が主催する『第二回全日本声優コンテスト「声優魂」』の表彰式及び、声優部門最終審査が22日、ニッポン放送 imagineスタジオにて開催された。声優部門の最優秀賞には、福島県の高校3年生・宗像安室さんが輝いた。
「声優魂」は全国の高校生・中学生と、世界中の “声優”を目指す若者たちが集う、『声の祭典』として、昨年からスタートしたコンテスト。今回は、1242通の応募者から選ばれた19名が最終審査に臨んだ。アニメ『Wake Up, Girls!』の映像を使用し、ステージ上で模擬アフレコを行なう『アフレコ審査』(2種類)、そして2人一組になっての台詞演技を行なう『掛け合い台詞審査』を経て、現役音響監督らが審査を行なった。
審査員を務めた一人、俳優・声優で音響監督の千葉繁は「マイクを2〜3本壊してもいいから、それぐらい元気に!」とユーモアを交えて出場者を応援。個人個人に的確なアドバイスを贈りながらも、「皆上手い!私田舎に帰っちゃいましょうか」とハイレベルな出場者たちを賞賛した。
審査の結果、声優部門では、国内カテゴリーの最優秀賞に宗像安室さん(高校3年・福島県)、優秀賞に川井田 夏海さん(高校3年・愛知県)、西畑 嵐さん(高校3年・福岡県)が選出。インターナショナルカテゴリーの優秀賞には、周 伯易さん(シユウ・ハクイ)(中国)、李 允貞さん(イ・ユンジョン)(韓国)、ソニア・リュウさん(カナダ)が選出。なお周さんは国内カテゴリーと同等以上の日本語の能力を評価され、カテゴリーを越えた特別賞を受賞した。
最優秀賞を受賞した宗像安室さんは、以前『Wake Up, Girls!』のオーディションに落選しており、「帰りの新幹線で大泣きしちゃいました」という経験を告白。その悔しさをバネに出場した今回、「審査で『Wake,Up Girls!』の映像を使うということで、ちょっと自分の中でリベンジという気持ちはあって、そこで最優秀賞を獲れたことによってちょっと自信はつきました」と笑顔を見せた。
宗像さんの名前が「アムロ」ということには取材陣も注目。「中学に入ったばかりの頃は、男子に“アムロ行きまーす!”ってからかわれたりしたんですが、それは思春期の男の子のやることなので(笑)。アニメが大好きで、声優を目指している今は、“アムロ”って名前ですごく良かったと思ってます」と語った。宗像さんは4月から上京して、声優系事務所の養成所に通い、プロデビューを目指す。
なお、各賞の受賞結果は以下のとおり。
国内カテゴリー〈資格:中学3年生〜高校3年生〉
■声優部門
□国内カテゴリー
☆最優秀賞/宗像安室 (高校3年・福島県)
☆ 優秀賞/川井田 夏海 (高校3年・愛知県)
☆ 優秀賞/西畑 嵐 (高校3年・福岡県)
☆ 入選
荒井智世(高校3年・千葉県)/伊藤知優里(高校2年・北海道)/香川みなみ (高校3年・島根県)/亀井剛志(高校1年・千葉県 )/北山志帆 (東京都)/小亀未空(高校3年・香川県)/小山 礼(高校2年・石川県)/首藤志奈(高校2年・大分県)/武田 悠 (高校3年・広島県)/春本直輝(高校1年・千葉県)/福西勝也(高校3年・奈良県)/矢田丹保 (高校3年・三重県)/山下ゆめみ(高校3年・福岡県)/山本美沙(高校3年・熊本県)/山本弥生(高校3年・大阪府)/若林由乃(高校3年・高知県)
□インターナショナルカテゴリー
☆ 優秀賞/周 伯易[シユウ・ハクイ](中国)(中国)
☆ 優秀賞/李 允貞[イ・ユンジョン](韓国)( 韓国)
☆ 優秀賞/ソニア・リュウ(カナダ)
□声優部門特別賞
・周 伯易 [シユウ・ハクイ](中国)
■シナリオ・原作部門 入賞者
□ ストーリーカテゴリー
☆最優秀賞 深谷梨乃(高校2年・東京都)『ソクラテスと三日間の嘘』
☆奨励賞 河野唯里(高校3年・東京都)『あの頃の僕等』
☆奨励賞 金丸昂平(高校2年・山梨県)『机上の恋論』
☆審査員応援賞 木田凪咲(高校3年・石川県)『時が止まった』
☆審査員応援賞 手嶋みずき(高校3年・大分県)『vivi』
□ 絵本カテゴリー
☆奨励賞 宮嶋優衣(神奈川県)『おにいちゃんのけしごむ』