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2013/12/28 18:31
ベイビーレイズ、紅白あまちゃん企画出演決定「来年は初出場目指す」
NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の挿入歌『暦の上ではディセンバー』に歌唱参加し、大晦日のNHK紅白歌合戦の企画コーナー『あまちゃん』特別編への出演が決定した5人組アイドル・ベイビーレイズが28日、東京ドームシティ プリズムホールで開催中のイベント『お正月だよ! ウルトラマン全員集合!!』(1月5日まで開催)で乗っ取りライブを敢行した。ウルトラマン目当ての子供たちが相手というアウェイのステージで、『暦の上ではディセンバー』、1月29日発売のシングル『恋はパニック』など3曲をパフォーマンスした。
所属レーベル・ポニーキャニオンのある虎ノ門がホームであることから、虎をモチーフに取り入れているベイビーレイズ。今回は「トラ」つながりでウルトラマンのイベントへの乗っ取りが計画された。乗り込み前のコメントでは、「スペシャルなトラのウルトラマンと共演することができて、とってもうれしいです」と無邪気な渡邊璃生(りおトン)に、「私たちは2014年以内に武道館でライブを行なわないと解散という公約があるんですけど、ウルトラマンも限られた時間の中で戦うっていう力強さがあるので、そのメンタルを今日は学びたいと思い、乗り込ませていただきました」と真面目な林愛夏(まなつ)。
傳谷英里香(でんちゃん)は「私はお兄ちゃんがいて、一緒にテレビの前で見ていたウルトラマンのイベントに出られるなんて夢にも思わなかったので嬉しいです」と喜び、高見奈央(なおすけ)は「以前、東武動物公園のイベントで、ウルトラマンさんのイベントの前の時間を務めさせていただいたこともあるので、もう仲間。仲良しです!」と豪語。大矢梨華子(リコピン)は「ウルトラマンさんのボディって紅白じゃないですか? 年末なので縁があるなあと感じました。でも乗り込んだら、多分子供たちからしたら怪獣的存在になっちゃうと思うんですよ。どれだけその“怪獣”を愛していただけるかというのが勝負ですね」と気を引き締めた。
乗り込むのは『大怪獣バトル』で人気のレイ隊員(南翔太)のステージ。突然の乱入者に親子連れがあっけにとられるなか、「レイさんの人気がすごいということで、乗っ取りに来ました!ここで歌わせてください!!」と懇願し、無理やりライブを敢行しようとするベイビーレイズ。レイ隊員が「じゃんけんでボクに勝ったらライブをしてもいいですよ」という条件を出すも、子供たちはもちろんレイ隊員の応援に回り、完全にアウェイ状態。しかしじゃんけんの結果、ベイビーレイズが5対0で完全勝利。乗っ取りライブの権利を得た。
まずはおなじみ『暦の上ではディセンバー』を歌うと、朝ドラを観ていた親御さんたちが徐々に反応。新曲の『恋はパニック』を可愛く決めると、トラが飛び掛るような振り付けで「ガオガオ」と踊る『ゲート・オブ・ザ・タイガー』で、やっと子供たちのなかにも振り真似をしてくれる子が現れた。非常にやりにくい状況のなかでも乗っ取りを完遂した5人は、一緒に子供たちと「ウルトラマンみこし」を担いで交流を深めた。
デビューから2年での日本武道館というリミットまで時間のない彼女たちは、年の瀬も知名度アップに余念がない。そんななかでの『NHK紅白歌合戦』出場は大きなアドバンテージだ。最初に出場を聞かされたときは、「口あんぐりでした」というでんちゃんだが、すかさずリコピンが「ホントに“じぇじぇ!”って言いました(笑)」とフォロー。意気込みについても「観てくれていた方々への『おもてなし』です(笑)」と流行語を詰め込み、「『あまちゃん』には声だけで出演させていただいていましたが、今回は身体自体が出るので、感謝でいっぱいで、がんばらなくちゃいけないなと思います」(リコピン)と語った。
出演するのは紅白の中の『あまちゃん』企画コーナーになるとのことで、「私たちは紅白出場を虎視眈々と狙っていたので、爪あとを残していきたいなと思います。イチ『あまちゃん』ファンで憧れでもあったので嬉しい気持ちですし、(キャストと)初めての共演なので、“このコラボが見たかったんだ”“望みが叶った”と感じていただける素敵なライブが出来るようにしたいです」(なおすけ)と想いを語る。そしてメンバーは「来年は“初出場”を目指して、今年は全力でアピールしたいと思います」(でんちゃん)とさらに先を見据えていた。