アイドリング!!!16号・菊地亜美が初の書籍『菊地亜美オフィシャルBOOK　※写真はイメージです』の発売記念イベントを2日、福屋書店新宿サブナード店で開催した。

　『※写真はイメージです』は、菊地がオーディションに落ち続けた末にぎりぎりで事務所に所属し、その後TV出演本数年間300本とバラエティで大活躍するに至るまでをぶっちゃけた告白本。「ずっと芸能界に入りたかった私が、テレビに映るためにやっていることを全部書きました。50社受けたうちの1社に受かって今ここにいるので、芸能界目指してオーディションを受けて、苦戦している子に読んでもらいたいと思っています」

　本著では、テレビで活躍するためにグイグイと前に出ていく独自のテクニックも惜しげなく公開している。「いろいろ書きすぎちゃったのでもう第2弾はないかも。いつもは内緒でやっていたことなんですけど、真似されたらイヤなんですよね。芸能界にいる方には見せないようにしてます（笑）」

　菊地が現在バラエティに欠かせない存在となれたのは、本著に書かれているようなたゆまぬ努力と工夫のたまもの。それもアイドルとしてデビューして、現実に直面したことがきっかけになっている。「地元北海道の地域ではソコソコ可愛いと思っていたんです。アイドリング!!!に入った時点でも、周りはそれほどカワイイと思わなかったんですけど（笑）、だんだんジャケット写真で端になっていくことで現実を見まして。でも結果として可愛いで売ってくるより、誰の目にも触れずに来たほうが私に合ってたんですね。だから今、テレビに出させていただいて、チヤホヤしてくださるが逆にイヤですね。絶対にドッキリだとか思っちゃうんです（笑）」

　「自分が生きられるのは芸能界しかないと思っていて、必死にしがみついているんです。後輩の仕事を見ても"やりたいな”って思っちゃいますもん」という菊地。ちなみに事務所の後輩には『あまちゃん』で大ブレイクした能年玲奈がいるが、「能年さんはブレイクする前から知っていたので、こんなにもすぐに抜かされるとは。今は能年さんに乗っかることしか考えてないです（笑）。紅白に私とどちらが近いかって言ったら能年さんですよね。どうやって近づこうかって思ってます」

　そんな菊地も本業（？）のアイドリング!!!の新曲『シャウト!!!』（11月13日）ではついに初センターの座を掴んだ。「シングルの19人のなかで、6年目にしてやっとセンターになれたんです。そこで紅白に出たいですよねえ。アイドリング!!!で出られれば一番ですけど、最悪…最悪ですよ？　ピンでもでたいかなって思ってます（笑）」

　最後に『※写真はイメージです』について「何部売れたらいいとか相場は分からないんですけど、アイドリング!!!のファンの方は男性が多いので、女の子にも読んでもらいたいですね。ガヤガヤしてるとか言われているので、ちゃんと考えてるんだぞというのを見てほしい。一人10冊ぐらい買ってほしいですね（笑）」

　なお現在発売中の月刊デ☆ビュー12月号では、菊地亜美が芸能界志望の読者に対して本書をテキストに講義を行っている。アイドリングNEOのインタビューも掲載。