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2013/09/30 18:52
舞台『CLOCK ZERO 〜終焉の一秒〜 A live Moment』ゲネレポート
舞台『CLOCK ZERO 〜終焉の一秒〜 A live Moment』が、27日より全労済ホール/スペース・ゼロ(新宿)にて上演がスタート。初日を前にゲネプロが公開され、その後キャストによる囲み取材が行われた。
本作は、2010年にプレーステーション2、2011年にPSP版が発売された女性向け恋愛ゲーム『CLOCK ZERO 〜終焉の一秒〜』を原作とした舞台。制作をするのは、数々のアニメライブを手掛けてきた映劇で、乙女ゲームを舞台化させるプロジェクト“オトメライブ”第2弾として今回の“泣ける”乙女ゲームとして人気を博したゲームが舞台化となった。
物語は都内の私立学校初等部に通う、小学6年生の九楼撫子を中心に描かれる。撫子は幼馴染の加納理一郎と共に、比較的穏やかな学生生活を過ごしていたが、ある日新任教師・神賀 旭の呼び出しで「特別授業」を受けることに。その課題を通じて、撫子は転校生の海棠鷹斗と交流を深めていくことになるが……。たった一人の願いのために、世界は変わり、運命の歯車が廻りだす――というSFラブストーリー。
毎夜見る不思議な「夢の世界」に関わることで、次第に過酷な運命に巻き込まれていく九楼撫子を演じるのは井越有彩。今回の舞台ではミュージカル調となっており、劇中華麗な歌声を響かせた井越は「たくさんラブシーンがあるので、キュン死してほしいです(笑)。13公演あるので、全力で突っ走って1公演1公演を大切に、カッコよく決めていこうと思います」と意気込みを見せた。
ラブシーンはもちろん、ほかにも見どころが。「お客様を泣かせて帰らせれると思います!」と堂々たるコメントをくれたビショップ役の吉田隆佑は「僕も(劇中)歌うので、ぜひそこを観てください」と。吉田の劇場によく通る低音ヴォイスにぜひ注目! また、「見どころは全部と言いたいところですが、殺陣! 殺陣が見どころです!」と反逆者役・横浜流星が語った通り、横浜の跳躍力が活きる迫力ある殺陣シーンもオススメポイントだ。
ほか、「2.5次元舞台ということで難しいですが、メイク、衣装、音響、照明すべて合わせて、再現されていればいいなと思っています(花沢将人・情報屋役)」とセットや衣装もこだわり抜かれている。その分苦労している面もあるらしく「ヒールの靴ですごく歩きにくいです(植田)」や「ひたすら、ひたすら暑い!(横山真史・長役)」と。さらに左手にパペット、右手はポケットが基本姿勢のルーク役・櫻井圭登は「僕基本両手不自由なんで、転ばないように気を付けています。舞台袖で一回転んだことがあって、顔直撃でやばかったです(笑)」と笑いを誘った。
最後ファンへのメッセージでは、横浜が自己紹介で噛むと「え? 何? 横須賀?」と周りからちゃちゃが入り、「違うわ! 横浜だわ。それ隣だわ!」とツッコミを返すも猪野から「隣でもないけどね。隣、川崎だし」と冷ややかな返し。めげずに「まぁまぁまぁ。原作がある作品で忠実に再現されて、クオリティが高くなっているので、泣けるし、楽しめると思っています。楽しみに泣いてください!」と熱く語るも、「楽しみに泣いてください??」と井越からも失笑される場面もあり、キャストの仲の良さが垣間見えた。
「素敵な作品、素敵な演出、素敵なキャラクターと全部そろっているので、2回3回、4回5回、もしくは毎公演来ていただきたいと思っています!(鷲尾修斗・楓役)」、「今回、舞台装置が時計とかがモチーフにしているものが多く、場面転換も多いんですが、違和感なく表現できていて、どっぷり『CLOCK ZERO』の世界観に浸かれるんじゃないかと。『CLOCK ZERO』です、これは!(日和佑貴・放浪者役)」とファンへメッセージ。最後は猪野が「伝えられるテーマがいっぱいあって、それをあえて言うことはしないので、ぜひ劇場に来て、それを全部感じていただければいいなと思っています。毎公演全力で頑張っていきます。よろしくお願いいたします」と呼びかけた。
舞台『CLOCK ZERO 〜終焉の一秒〜 A live Moment』は全労済ホール/スペース・ゼロにて10月6日まで全13公演を上演。今回は現代ENDバージョンと未来ENDバージョン2つのエンディングが用意。ちなみに、本公演の稽古場潜入取材&キャストの猪野広樹、櫻井圭登、吉田隆佑インタビューが10/1発売の『デ☆ビュー』に掲載。また、本公演で時田終夜役を演じる悠斗が所属するスターダストEBiDAN研究生の新規メンバー募集情報も掲載。