女優の北川景子が27歳の誕生日を迎えた8月22日に初写真集『27』を発売した。その発売を記念して、デビュー10年目にして初めて握手会を開催し、大阪と東京で二日にわたり総勢4400人と握手。2日目の東京の会場では北川へのバースデー・サプライズが用意されていた。

　両会場では、握手会をするブースの隣で横断幕にファンからのお祝いの寄せ書きが集められ、東京会場では、イベント終了後に北川の誕生日を祝おうと約500人がスタッフと入念にリハーサル。どちらも本人にバレないよう、こっそりと進行されていた企画で、「け・い・こ」コールで始まったサプライズは約500人による♪ハッピーバースデーソングが送られ、ファンのメッセージが書き込まれた横断幕もプレゼントされた。これには北川も「もう〜ホントこんな嬉しいドッキリ、感動しちゃって涙出ちゃいました」と感激、企画は大成功となった。

「私、最後のご挨拶を皆さんにするって聞いてたんですよ。『今日はありがとうございました』って。『その挨拶のために着替えて待っててください』って言われて。そしたら、なんとこんな嬉しいサプライズで！ 胸がいっぱいです。ありがとうございます！ 500人もの方に誕生日を祝ってもらったの初めてです」と感激。横断幕についても「いつのまに？」と驚き、スタッフから「ずっと隣でこっそりと」と明かされると「うっそ〜！ 全然気づかなかった！」とこちらも大成功。集まったファンから「（寄せ書きには）大好きって書いた」と声がかかると、「私も大好き〜?」と可愛い笑顔を見せてくれた。

　そんな4400人のファンとの握手会について「4400という数字を聞くとすーごく多いようですけど、実際楽しくてあっという間で、すぐ終わっちゃったというか夢みたいでした。今日はファンの皆さんに恩返ししなきゃと思ってきたつもりが握手しながらも、皆さんのたくさんの笑顔や涙を見せてくださった方もいらっしゃいましたし、『頑張ってください』、『応援してます』という言葉を直接聞きながら、恩返しどころか、私が今日また元気もらったんだって感じて。不思議なことに、終わりに近づけば近づくほどいろんな方から元気をもらっているから、最後ホントに楽しかったんですよね。一人一人の時間は短かったですけど、たくさんの人の顔を直接見られてすごく嬉しかったです」と振り返った。

　芸能活動10年目にして、初の写真集に初のファンと直接触れ合う機会を作った北川。この経緯については「本当は写真集を出してみたいという思いは何年か前からあったんですけど、なかなか映像のお仕事の方が詰まっていたりと、撮影の期間を設けることができないうちに延び延びになっていて。本当に出したいと思ったときとスケジュールが合致したときが10周年とうまくタイミング重なったので今になったんです。今日のイベントもファンの方に日ごろの感謝とお礼をと思って」と。

　そんな奇跡的な偶然が重なった初の写真集はパリと東京で撮影。「本当に街がきれいなので、変に道具やセットを用意しなくてもその街にいるだけで絵になる場所」と振り返るロケーションでの作品となり、「私のファンの皆さんに対する感謝の気持ちは120％込められたと思います。そしてファンの皆さんのために作ったという目的としては100点ですね」と大満足の仕上がりのようだ。

　さらに、「メイクをばっちりしている写真はファッション誌とかでも普段やらせていただいていることが多いので、全体的にあまりメイクをしていない東京編がすごく気に入ってます」とすっぴん顔の表紙写真をはじめ、これまで見せてきた表情とは異なる姿が収められている。

　また、この10年について「あっという間で、ホントにファンとスタッフさんなど周りに支えられてきた10年でした」と語った北川。次の10年については「“まだ10年”と思っていて、やったことがある役の方が少ないと思うので、やったことのない役、作品をどんどん挑戦していきたい。共演した役者さんも『舞台を経験すると一皮むける』と言っていたので、まだそんな段階じゃないので、舞台出演のオファーがいただけるよう頑張ります」と抱負を語った。

　北川景子1st写真集『27』（SDP／2835円（税込））は絶賛発売中。写真集内容については、現在発売中の『デ☆ビュー』10月号「BOOK」コーナーでチェック。また、『1st Photo-Book「27」Maiking Documentary 27＋』DVD／Blu-rayが11月13日にリリースされる。