映画『不安の種』の完成披露上映会が、10日、東京・シネマート六本木で開催され、 主演の石橋杏奈、長江俊和監督らが登壇、作品の見どころなどを語った。また本日12日に21歳の誕生日を迎えた石橋のために、2日早いバースデーケーキが用意されたほか、サプライズで、作品中のキャラクター“オチョナンさん”が登場。“キモ可愛い”雰囲気で誕生日を祝った。

　カルト的人気があったホラー漫画を実写映画化した同作品。ふとしたきっかけで、日常に潜む怪異的な出来事に遭遇してしまったら…そんな恐怖を描いたホラームービーだ。

「絶叫するのではなく、じわじわと怖さがくるホラーになっています」と紹介する石橋。最初台本をもらった時は「ホラーというよりも、なんだかよくわからない物語という印象でした」と打ち明けた。「時間軸がめちゃくちゃで、ちんぷんかんぷん。その印象を、初めて監督やプロデューサーにお会いした時に正直に話したら『そういうふうに書いたから、それが正しい感想』と言われました。それで、理解しようとするのではなく、感じるようにして演じました」

　長江監督も「感覚で不安がっていただく作品。陽子(石橋)が次にどんな行動を起こすのかという不安感など…。見終わったあとに心地いい不安感を感じていただきたい」と話した。

　石橋は、本日12日で21歳の誕生日を迎えた。2日前に行われた同イベントでは、サプライズでバースデーケーキが登場。監督、そしてゲストの、主題歌を担当したバンド「ムック」のメンバーから祝福された。さらに場内が真っ暗になりWサプライズ。作品に登場する不気味なキャラクター“オチョナンさん”が登場。「おたんじょうびおめでとう」と書かれた紙を掲げ、キモ可愛く、場内を盛り上げた。そんな中、21歳の抱負を問われた石橋は「今年は免許をとりたいです！」と微笑んだ。

　イベントの最後に石橋は「時間軸を理解しようとしないで、感じながら観てほしいです。ホラー初心者の方も楽しめる作品になっています！」とアピールした。映画『不安の種』は20日より、東京・シネクイント、大阪・テアトル梅田ほか全国順次公開。

　なお石橋は、本日深夜24時52分からスタートのドラマ『たべるダケ』(テレビ東京)にもレギュラー出演している。