福岡発のロック系アイドルユニット・青SHUN学園が5日、ワンマンライヴ『青SHUN学園1000人で織り成すオーエーオー！ワンマンライブ』をZeppダイバーシティ東京で開催した。メンバー39人が出演し、アンコールを含めて5時間にも及ぶ熱いステージを繰り広げた。

　地方アイドルによる単独公演は初めてというZeppダイバーシティ東京に乗り込んだ青SHUN学園。1曲目の『タスキリレー』から元気担当の石田彩が「うぉい！うぉい！」と煽っていき、生徒会長の山川りなが「1曲目から泣けてきた」と振り返る熱い現場がそこに現れた。

　ライブで人気の高い「君がくれた想い」を序盤から繰り出し、次々とアガる曲を惜しみなく披露。幼稚園部、小等部、中等部が持ち歌で対決する『青春ガチバトル』や、メンバーによる『青女バンド』の演奏披露、そしてSHUN氏が楽曲提供している他のアイドルグループ（10COLOR'S、Doll☆Elements、愛乙女★DOLL）の曲を青SHUNメンバーがユニットでカバーするなど、ワンマンならではの企画でファンを楽しませた。

　そして愛乙女★DOLLの『ビターチョコバレンタイン』のカバーが終わると、メンバーにも知らせていなかったシークレットゲストとして、本家の愛乙女★DOLL（らぶどる）がステージに登場。このサプライズには、らぶどるを姉貴分として慕い、握手会にも並んでしまう青SHUNメンバーは狂喜。らぶどるもそれに応えて『ビターチョコバレンタイン』『GO!!MY WISH!!』『流れ星』、新曲『Paradise in the summer』を気合を込めて披露。会場のファンも大きな声援を送った。

　らぶどるがステージを去った後にはメンバー全員が水着で登場。『SUN☆VACATION』『Sha la la la LA!!』で夏のカーニバルムードで盛り上げる。続いてSHUN氏がメインボーカルを取るパートでは緊張感のあるロックバンドのライブに突入。今回のライブのタイトルにもなっている代表曲『開放』では、約1000人のファンとメンバーが一体となって、肩を組み、身体を大きく前後に振りすべてを開放して「オーエーオー！」と叫んだ。

　ここまででも、すでに余力を残さないほどの全力で突っ走ったライブであるにも関わらず、ファンからは熱いアンコールが起こり、さらに１時間ものステージが続けられた。メンバーの母子のインタビューやステージでの朗読を交えた『終わらない歌』、『生れてくれてありがとう』でジーンとさせたあとは、新ユニット「エンジェルソース」が新曲『星屑☆DISTANCE』をお披露目。山川りな（高３）、石田彩（中２）、ひなた歩夢（中２）、田村伊万理（中１）、風野りか（小６）、間渕莉緒（中２）の6名で結成された、純白ワンピースの清楚系ユニットは、青SHUN学園に新たなファンを連れてくることになるかもしれない。

　そして再びの『君がくれた想い』で客席にメンバーが降りていき盛り上がりは最高潮に。そして『開放』ではゲストアイドルも一緒にステージに上り会場中が一体となったところで、SHUN氏の「最後の力を振り絞るぞ！」の掛け声で『力の限り!!』を熱唱。最後の曲『夢のカケラ』で締めると、「皆さんのおかげで最高の日になったんじゃないですか。自分自身に拍手を！」（SHUN氏）と、大きな夢を会場の皆でつかんだことを全員で祝福した。

　生徒会長の山川りなは「こんなにたくさんの人と“オーエーオー！”が出来たことが幸せです。でもこれからもっとたくさんの人に知ってもらって、もっとたくさんの人と“オーエーオー！”がしたいというのが、青SHUN学園みんなの夢なので、これからも応援よろしくお願いします」と挨拶し、会場全員が目指した「日本一熱い現場」は幕を閉じた。