アイドルユニットDoll☆Elementsと愛乙女★DOLLが6日、関内大ホールにて『Doll☆Elements VS 愛乙女★DOLL〜THE MOVIE 「D」横浜・関内大戦争』と題した対バンライブイベントを開催。両グループがドッキングした総勢10名でのステージや、シャッフルユニットでのパフォーマンスで火花を散らした。　

　ドリーミュージックから7月3日「君のハートに解き放つ！」でメジャーデビューすることを発表し、秋葉原UDXシアターでの9日間連続公演でも満員御礼を記録したDoll☆Elements（通称：どるえれ）。勢いに乗る4人組ユニットに「調子に乗ってる」とかみついたのは先輩ユニットの愛乙女★DOLL（通称：らぶどる）。それに対しどるえれも「先輩のくせに心が狭い」と応戦。互いの不満が爆発し、関内大ホールにて己のユニットの意地とプライドをかけた大戦争が勃発……というのが、このライブに至るまでのストーリー。

　開幕早々総勢10人がステージに並び、1万枚を完売したどるえれのシングル曲「ギュッとSTAR!!」、そして「☆U☆」をパフォーマンスすると客席は一気にヒートアップ。しかし自己紹介が終わるや、らぶどるメンバーの岩崎夢生が「なんだか最近Doll☆Elementsがガチで調子に乗ってるようなので、今日は格の違いを見せつけたいと思います！！」と先制パンチ。どるえれの綾森あおいは「下剋上って知ってますかぁ？　嫉妬ですか？」と切り返す。バチバチと一触即発のムードの中、ステージパフォーマンスでの決戦に突入した。

　両軍メンバーが入り乱れるシャッフルユニットで「Dolly Kiss」「Wake up girls!」「空の向こうへ」「告白体操」を披露すると、レアなステージを目撃した「えれめんたー（Doll☆Elementsのファン）」も「どーらー（愛乙女★DOLLのファン）」も大喜び。しかし相変わらず「やっぱりどーらーのほうがスゴイ」「いやいやえれめんたーも負けてないよね」と火花散らす両ユニット。妹キャラのどるえれ・小島瑠那は、最年少13歳のハルナ（らぶどる）に向かって「このステージに妹は二人いりません！　妹って年齢とかキャラじゃなくて“素質”だと思います！」と“妹”の座を巡っての戦いに宣戦布告。

　そしてステージ上での“汗の量”がハンパなく「キラキラした汗」がキャッチフレーズの佐野友里子（らぶどる）に対し、綾森は「あおいのように汗かいてんのか！　あおいのいる場所、全部水浸しなんですけど！」と挑発する。言われた佐野から外崎梨香（どるえれ）へ「早くキャラを探したほうがいいんじゃないですか？」と飛び火。外崎も「中途半端な汗かきにいわれたくねえよ！」と言い返すが、佐野は「中途半端なアイドル好きに言われたくないです！」とカウンター。

　これにはどるえれメンバーも「外崎さん、帰ってから本気で泣く羽目になるので、そこは止めてもらえますか！」「実はメンタル弱いんだから！」とあわててかばいだす。「どうせネタだろ」とタカをくくっていたファンも、ちょっと心配になる口げんかの応酬が盛り上がったところで、暗転とともに「こうしてお互い良きライバルとしてお互い切磋琢磨して成長していくのでした。めでたし、めでたし」と研究生のナレーション。

　ほっとした表情の綾森から「『THE MOVIE 「D」横浜・関内大戦争』というタイトルで“MOVIE”をテーマにガチで大げんかをするという“演技”でしたー」とタネ明かし。ライブを盛り上げるための言い合いで、ツイッターが炎上しかかったというエピソードも明かし、実際は「超仲良し」なので「本当は大人の方には“目も合わせるな”って言われてたんですけど、言うこと聞けませんでした」（岩崎）と、ケンカの演技の大変さを振り返った。最後には両ユニット揃い踏みで「これからも応援をよろしくお願いします」と挨拶。ダブルアンコールにまで応える大サービスで、関内でのライブを成功させた。

　なお、現在発売中の月刊デ☆ビュー6月号には、Doll☆Elementsの3rdワンマンライブのレポートと、Doll☆Elements、愛乙女★DOLLが所属するアイドルレーベル「ArcJewel」の「新人メジャーアイドル育成オーディション2013」が掲載されている。