7人組アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)が、1日、渋谷パルコで行われたライブイベント『2.5D頂上決戦！一戦目:アップアップガールズ(仮)×michitomo×UKYO Inaba』に出演。このイベントの中で、10日発売の新曲『Next Stage』を初披露した。が、この日ステージで初披露することは、メンバーは誰も聞かされていなかったという、メンバーにとって大きなサプライズだったが、見事にパフォーマンスをやり遂げた。

　『2.5D頂上決戦！』は、michitomo、fu_mou、PandaBoYなど、主にアップアップガールズ(仮)(以下アプガ)の楽曲を手掛けるトラックメーカー&DJと、新進気鋭の映像作家との、コラボライブイベント。ライブの模様はUstreamでも配信。アプガは5日まで連日出演している。

　初回となったこの日、michitomoのDJプレイのあと、ステージに登場したアプガ。『UPPERROCK』『リスペクトーキョー』といったライブでの盛り上がりナンバーから、『バレバレI LOVE YOU』『Rainbow』など初期オリジナル曲までmichitomo作品を披露。最近の彼女たちが出演している会場より、さらに狭い場所ということもあり、序盤から大きくヒートアップした。

　michitomoは、アプガの曲制作、レコーディングを、オリジナル曲を歌い始めた昨年始めから手掛けている。MCではメンバーたちがmichitomoとのエピソードも披露した。

　おかしな話やモノマネで笑わせて、リラックスした状態でレコーディングに臨ませてもらえることを口々に感謝するメンバーたち。森 咲樹は「作曲家として尊敬しています」と。また佐保明梨は、michitomoが作る曲に必ず入る、2番サビ終わりのブリッジの部分のメロディが大好きとのことで「その部分だけのメドレーを作りたい！」と笑顔で語る。

　そしてオリジナルデビュー曲『Going my ↑』を歌い終えたあと、再びステージに登場したmichitomo。何やらサプライズがありそうな匂いにソワソワし始めるメンバーたち。アプガのステージといえば、これまでステージ上でサプライズの発表が行われ、その都度、スタッフからの無茶ぶりの数々をこなしてきた。

　「アプガといえばサプライズですね」というmichitomoの口から「今(オリジナルデビュー曲の)『Going my ↑』を歌い終えて、そろそろ“次のステージ”に行ってもらいましょう！」と出されたミッションは、“次のステージ”こと、新曲の『Next Stage』を初披露するというものだった。

　もちろんレッスンでは合わせているだろうが、この日のステージで披露することになるとは思いもよらなかったメンバーたちは、驚きのあまりステージにへたり込んだり、挙動不審な動きになったり…。だが、気をとりなおし、ステージ上で緊急打ち合わせ、そして気合の円陣を組んでパフォーマンスに臨んだ。

　これまでの感謝とこれからへの強い思いを込めた、組曲テイストのナンバーに場内は大歓声。サプライズの初披露となったが見事にパフォーマンスをやり切った。歌い終えた古川小夏が「アプガがNext Stageに行けるように、これからも応援してください！」と叫ぶと場内はさらに大きく湧いた。

　そしてアンコールに登場したメンバーたちは「今日は台本にないことが多すぎる！」(古川)と半分ボヤキも入った口調で話すも、でも、これが、アプガとmichitomoさんのステージらしい」(佐藤綾乃)と妙に納得のエンディングとなった。

　この日初披露された『Next Stage』は10日のCDリリースに先がけて、1日からiTunesにて150円で先行配信スタートしている。

　またアプガは、6日(土)にはBiSとのジョイントライブを、そして13日には、3rd単独ライブを横浜BLITZで開催する。